フォルダ内のすべてエクセルファイルに処理するVBAプログラムを紹介します。
このページでは、以下のフォルダ内のエクセルファイルに同じ処理を実行します。
フォルダ内の「Book1.xlsx~Book3.xlsx」の各エクセルのセルA1~セルA5に数値を入れます。
さて、このような作業は手作業でも可能です。
しかし、数が多くなればマクロを使った方がラクに仕事を終わらすことができます。
実際マクロを使えば、エクセルファイルが10コでも100コでも自動で処理を行うことができます。
そこで、マクロを使って処理する方法を紹介します。
目次
フォルダ内のExcelファイル全てに処理をするマクロの解説
2. VBAプログラム実行後
上記について紹介します。
1. VBAプログラム実行前
「.xlsx」のエクセルファイルのみに処理を実行
Book2.xlsx
Book3.xlsx
Do_allExcel_in_folder.xlsm (処理対象外)←このページで紹介するVBAが含まれたエクセル
対象フォルダには、上記の4つのエクセルファイルが保管してあります。この内、「Book1.xlsx」、「Book2.xlsx」、「Book3.xlsx」を開いて処理を行います。
「Do_allExcel_in_folder.xlsm」はxlsmなので、処理の対象にはしません。
エクセルファイルのセルA1~セルA5には何も記載されていない
また「Book1.xlsx」、「Book2.xlsx」、「Book3.xlsx」にはデータが何も記載されていません。
実際の業務では何かしらのデータが入ったものを使うことが多いです。
しかしこのページではサンプル紹介のため、何も入力されていないエクセルを対象とします。
VBAプログラムを実行すると、以下のように処理を行います。
2. VBAプログラム実行後
VBAプログラム実行後は上記のように、新しいファイル名でエクセルに数値を出力します。
新しいエクセルとして保存
2021-05-10_更新_Book2.xlsx
2021-05-10_更新_Book3.xlsx
Book1.xlsx
Book2.xlsx
Book3.xlsx
Do_allExcel_in_folder.xlsm (←このページで紹介するVBAが含まれたエクセル)
上記の3つの新しいエクセルファイルとして保存します。
・「Book1.xlsx」を2021-05-10_更新_Book1.xlsx
・「Book2.xlsx」を2021-05-10_更新_Book2.xlsx
・「Book3.xlsx」を2021-05-10_更新_Book3.xlsx
として新しい名前のエクセルとして保存します。
名前の設定は「yyyy-mm-dd_更新_元のファイル名」とします。
新しいエクセルファイルはセルA1~セルA5に数値を出力
>>>A2:2
>>>A3:3
>>>A4:4
>>>A5:5
それぞれのエクセルファイルのセルA1~セルA5に数字1~5が出力します。
VBA入りのエクセルファイルをダウンロード
以下で紹介しているVBAプログラムをそのまま使いたい人は、以下のフォームからダウンロードできます。
登録したメールアドレスへ「VBAプログラムが含まれたエクセル」を送信します。
本プログラムの内容をそのまま使用可能です。ぜひお仕事にお役立てください。
VBA作成前の2つの事前準備
ExcelでVBAを使うためにはいくつかの準備が必要です。
具体的には以下です。
2. フォルダとファイルを扱うための事前準備
上記の2つに関して、以下で説明します。
1. ExcelでVBAを使うための事前準備
Excelで、以下の2つの準備をします。
2. 開発タブを追加
保存ファイルの拡張子変更、Excelの基本設定変更の2つです。
2つともで難しい作業はなく、それぞれ1分もあれば設定変更可能です。
上記に関しては、以下の記事で解説をしています。
もしVBAを使うための準備段階に不安がある人は上記をご覧ください。
この内容は以下の動画で紹介しています。
入門エクセルマクロの使い方|マクロ作成から実行までを徹底解説
文字や画像だけで分かりづらい人は上記の動画をご覧ください。
2. フォルダとファイルを扱うための事前準備
VBAでフォルダやファイルを操作するためのプログラミングに入る前に、VBAの設定を変更しておく必要があります。
実はVBAのデフォルト設定の場合、フォルダやファイル操作はできません。
なぜなら、参照設定が変更だからです。参照設定とは、機能拡張させることです。
参照設定を変更することで、フォルダとファイルを操作できるようになります。
この記事で紹介するプログラムを使えるようにするには、以下の参照設定を変更します。
「Microsoft Scripting Runtime」にチェックを入れることで、添付ファイルを保存するフォルダを作成することができるようになります。
VBAの参照設定の方法
以下、具体的な設定方法を紹介します。
手順2.Microsoft Scripting Runtimeのライブラリにチェックを入れて、OKをクリック
詳細はこちらの画像の通りです。
手順1.VBEを開いて頂いて、「ツール」→「参照設定」
手順2.Microsoft Scripting Runtimeのライブラリにチェックを入れて、OKをクリック
上記の設定をしていないと、本事例で紹介しているプログラムは動作しません。
必ずチェックを入れるようにします。
VBAのプログラムソース解説
今回紹介するプログラムの概要は以下です。
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'プログラム0|変数設定の指定 Option Explicit 'プログラム1|プログラム開始 Sub ProcessAllExcelInFolder() 'プログラム2|変数設定 Dim wb As Workbook Dim ws As Worksheet Dim newfilename As String, str As String, hiduke As String 'プログラム3|FileSystemObjectの設定 Dim fs As FileSystemObject Set fs = New Scripting.FileSystemObject 'プログラム4|フォルダ取得 Dim basefolder As Scripting.Folder Set basefolder = fs.GetFolder(ThisWorkbook.Path) 'プログラム5|プログラム4で指定したフォルダ内のファイルを処理 Dim myfiles As Scripting.Files Set myfiles = basefolder.Files Dim myfile As Scripting.File For Each myfile In myfiles 'プログラム6|拡張子が「xlsx」のファイルのみ処理 If fs.GetExtensionName(Path:=myfile) = "xlsx" Then 'プログラム7|各シートの「Sheet1」のセルA1~A5に数値を入力 Set wb = Workbooks.Open(myfile.Path) Set ws = wb.Worksheets("Sheet1") With ws .Range("A1").Value = 1 .Range("A2").Value = 2 .Range("A3").Value = 3 .Range("A4").Value = 4 .Range("A5").Value = 5 End With 'プログラム8|ファイル名を設定 str = wb.Name hiduke = Format(Date, "yyyy-mm-dd") newfilename = hiduke & "_更新_" & str 'プログラム9|新しいファイル名として保存し閉じる wb.SaveAs ThisWorkbook.Path & "\" & newfilename wb.Close 'プログラム10|オブジェクト解放 Set ws = Nothing Set wb = Nothing End If Next 'プログラム11|プログラム終了 End Sub |
プログラム0|変数宣言の指定
1 |
Option Explicit |
「Option Explicit」とは、変数宣言を強制するためのものです。
これを入れておくと、変数を定義していない場合、エラーが出ます。
つまり、「Option Explicit」を入力しておくことで、たとえば「Dim i」をあらかじめ入力しないと、「i」という変数を使えません。
もし「Option Explicit」を入力しているのに、「Dim i」を書かずに「i = 1」と書くと、エラーメッセージが表示されます。
実は、この機能はあくまでオプションです。「Option Explicit」を入力しなくても、プログラムは動きます。
しかし、これを入れておくことで、変数の誤記によるエラーを防止することができます。
結果的に、プログラム作成速度が上がるので、「Option Explicit」を入力することを習慣化することをオススメします。
プログラム1|プログラム開始
1 |
Sub ProcessAllExcelInFolder() |
「Sub ProcessAllExcelInFolder()」のプログラムを開始することを意味します。
VBAではプロシージャという単位でプログラムを呼び出します。
プロシージャの構文は下記となっています。
1 2 3 |
Sub プロシージャ名() '実行プログラム End Sub |
「Sub」で始まり「End Sub」で終わります。
「Sub XXXX」の「XXXX」の部分がプロシージャ名です。
このプロシージャ名はあらゆる文字(アルファベット、ひらがな、漢字、数字など)が使用可能です。
ただし、プロシージャ名の先頭は数字を入れるとエラーとなります。
あとで見たときに、「何のプログラムだったのか?」とならないようにするためです。
なお、「()」の中には何も記入されていません。これは引数なしという意味です。なお、プログラム2-1では引数を受け取ってプログラムを実行します。
初心者の内は、引数ということが分からなくてもVBAプログラムを書くことは可能です。
興味があれば、「VBA 引数」で検索して調べてみてください。
プログラム2|変数設定
1 2 3 |
Dim wb As Workbook Dim ws As Worksheet Dim newfilename As String, str As String, hiduke As String |
変数を設定します。
wb(ワークブック型)、ws(ワークシート型)はプログラム7で使用します。
newfilename, str, hiduke(それぞれ文字列型)はプログラム8で使用します。
プログラム3|FileSystemObjectの設定
1 2 |
Dim fs As FileSystemObject Set fs = New Scripting.FileSystemObject |
FileSystemObjectは、ファイルやフォルダを操作するときに使うオブジェクトです。
本事例ではFileSystemObjectをfsという変数として扱います。
変数fsは定義するだけではなく、「Set fs = New Scripting.FileSystemObject」と記入して使えるようになります。
これを忘れてしまうことが多いので、注意が必要です。
FileSystemObjectに関する注意点
FileSystemObjectを使用するためには、参照設定でMicrosoft Scripting Runtimeを設定に入れておく必要があります。
設定を忘れると動作しませんので、事前に設定を変更しておく必要があります。
なお、FileSystemObject以外にもフォルダを操作する方法はあります。しかしFileSystemObjectを使えば、ファイルとフォルダを両方操作できるので、覚えることが少なくて済みます。
細かいことを覚えるのが面倒な人は、ファイルやフォルダを操作するときはFileSystemObjectを使うと覚えておくといいです。
プログラム4|フォルダ取得
1 2 |
Dim basefolder As Scripting.Folder Set basefolder = fs.GetFolder(ThisWorkbook.Path) |
変数basefolderをScripting.Folderとして扱います。
「Set basefolder = fs.GetFolder(ThisWorkbook.Path)」で、ThisWorkbook.Pathをbasefolderとします。
ThisWorkbook.Pathで取得できるをbasefolderとします。
Thisworkbook.Pathとは
Thisworkbook.pathを使うと、VBA入りのエクセルファイルを保管しているフォルダを取得します。
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Dim basefolder As Scripting.Folder Set basefolder = fs.GetFolder(ThisWorkbook.Path) Debug.Print "basefolder:" & basefolder Debug.Print "ThisWorkbook.Path:" & ThisWorkbook.Path >>>basefolder:D:\Website_パソコンスキルの教科書\305_VBA_フォルダ\10_フォルダ内のエクセルをすべて処理\VBA >>>ThisWorkbook.Path:D:\Website_パソコンスキルの教科書\305_VBA_フォルダ\10_フォルダ内のエクセルをすべて処理\VBA |
上記では、Debug.Printでは同じフォルダ名が出力されていますが、FileSystemObjectで操作するにはbasefolderでフォルダを設定する必要があります。
これでThisWorkbook.Path(VBA入りのエクセルファイルを保管しているフォルダ)内のファイルを取得できるようになります。
プログラム5|プログラム4で指定したフォルダ内のファイルを処理
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Dim myfiles As Scripting.Files Set myfiles = basefolder.Files Dim myfile As Scripting.File For Each myfile In myfiles |
ThisWorkbook.Pathで指定したフォルダに保管されているファイルを全て開きます。
実際にDebug.Printを使うと以下のようになります。
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Dim myfiles As Scripting.Files Set myfiles = basefolder.Files Dim myfile As Scripting.File For Each myfile In myfiles Debug.Print "ファイル名:" & myfile.Name Next >>>ファイル名:Book1.xlsx >>>ファイル名:Book2.xlsx >>>ファイル名:Book3.xlsx >>>ファイル名:Do_allExcel_in_folder.xlsm |
上記のようにフォルダ内の全てのファイルを処理することができます。
プログラム6|拡張子が「xlsx」のファイルのみ処理
1 |
If fs.GetExtensionName(Path:=myfile) = "xlsx" Then |
対象ファイルの拡張子が「xlsx」のみ処理を実行するようにします。
実際にDebug.Printで調べてみます。
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For Each myfile In myfiles If fs.GetExtensionName(Path:=myfile) = "xlsx" Then Debug.Print "ファイル名:" & myfile.Name End If Next >>>ファイル名:Book1.xlsx >>>ファイル名:Book2.xlsx >>>ファイル名:Book3.xlsx |
上記のように「Do_allExcel_in_folder.xlsm」が対象から除外されていることが分かります。
プログラム7|各シートの「Sheet1」のセルA1~A5に数値を入力
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Set wb = Workbooks.Open(myfile.Path) Set ws = wb.Worksheets("Sheet1") With ws .Range("A1").Value = 1 .Range("A2").Value = 2 .Range("A3").Value = 3 .Range("A4").Value = 4 .Range("A5").Value = 5 End With |
フォルダ内の「xlsx」が拡張子のエクセルファイルを開きます。
これでmyfile.Path(各エクセルのファイルパス)で指定したエクセルを開くことができます。ここで開いたエクセルをwbとして設定します。
(処理)
End With
With~End Withで囲んだ中で、wsの記載を省略することができます。
各エクセルのSheet1(ws)のセルA1~A5に1~5の数値を出力します。
プログラム8|ファイル名を設定
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str = wb.Name hiduke = Format(Date, "yyyy-mm-dd") newfilename = hiduke & "_更新_" & str |
プログラム9で新しいファイル名でエクセルを保存しますが、その名前を設定します。
エクセルのファイル名を取得します。
プログラム実行時の日付を「yyyy-mm-dd」型で取得します。
それぞれの値をDebug.Printでチェックしてみます。
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For Each myfile In myfiles If fs.GetExtensionName(Path:=myfile) = "xlsx" Then str = wb.Name hiduke = Format(Date, "yyyy-mm-dd") newfilename = hiduke & "_更新_" & str Debug.Print "------------" Debug.Print "str:" & str Debug.Print "hiduke:" & hiduke Debug.Print "newfilename:" & newfilename End If Next >>>------------ >>>str:Book1.xlsx >>>hiduke:2021-05-10 >>>newfilename:2021-05-10_更新_Book1.xlsx >>>------------ >>>str:Book2.xlsx >>>hiduke:2021-05-10 >>>newfilename:2021-05-10_更新_Book2.xlsx >>>------------ >>>str:Book3.xlsx >>>hiduke:2021-05-10 >>>newfilename:2021-05-10_更新_Book3.xlsx |
上記のようにそれぞれの名前を取得できるので、これらで設定した名前でエクセルファイルを保存します。
プログラム9|新しいファイル名として保存し閉じる
1 2 |
wb.SaveAs ThisWorkbook.Path & "\" & newfilename wb.Close |
上記の記載で、新しい名前でエクセルファイルを保存することができます。wbはプログラム7で対象エクセルを設定します。
これでファイルを閉じます
プログラム10|オブジェクト解放
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Set ws = Nothing Set wb = Nothing End If Next |
フォルダとファイルに関するオブジェクトを解放します。
VBAの場合、このプログラムがなくてもエラーは表示されません。
しかし今後、他のプログラミング言語を学んでいくと、この解放作業が求められることは少なくありません。
そのため、お作法として身に着けておくことをお勧めします。
プログラム11|プログラム終了
1 |
End Sub |
プログラム1と対になるプログラムで、プログラム終了させるための記述です。
「End Sub」を読み込むと、プログラムが終了します。
プログラムの解説はここまでです。
Excel VBAについて詳しく理解したいなら
VBAを活用すると、仕事を効率化できる幅を広げることができます。
たとえば私が実際にVBAを活用して効率化してきた作業は以下の記事で紹介しています。
興味がある人は以下の記事もご覧ください。
動画でも解説しています。
エクセルマクロVBAで出来ることを15の事例で紹介|日常業務をラクにするヒントを見つけよう!
(音声が小さいので、ボリュームを上げてご覧いただければと思います)
VBAの勉強方法
私はプログラミング初心者からVBAを勉強を始めて少しずつレベルアップしていきました。
成長の過程は以下で紹介しています。
学習の過程では、意識すべきポイントがあります。
特に独学の場合だと、勉強を優先してしまい、肝心な実践を疎かにしがちです。
私の経験では、実践から逆算した勉強が必要だと考えています。
目指すべきは会社でお金をもらいながら勉強することです。
要はVBAを仕事の一つとして上司に認めてもらうのです。
そうすればわざわざ高いお金を払って勉強をする必要がなくなります。
しかも作業を自動化して、会社やチームに貢献しつつ、自らのスキルアップできます。
そのために必要な考え方を以下で紹介しています。
とはいえ、プログラミング初心者でVBAについて知識ゼロの人もいるはずです。
いきなり会社でVBAで使うことさえ、とてつもなくハードルが高く見えてしまうものです。
その場合は、VBAの基本について学ぶ必要があります。
たとえば車の運転も慣れてしまえば、たいしたことではありません。
しかし教習所で運転の基本を学び、免許を取得することで、公道で運転できるようになります。
VBAも同じです。VBAに免許はありませんが、まずは基本を学ばないことには会社で使えるレベルにはなりません。
実際に私もプログラミング初心者のときは、動画を見たり書籍を読んだりして勉強しました。
今はオンラインの教材で無料で学習できるものも多いです。
上記のリンクでは、私の経験から勉強にオススメの教材を紹介しています。
興味がある人はご覧ください。
VBAを自分で書けるようになる
さて、本記事で紹介したマクロを利用すれば、作業の自動化が可能になります。
しかしデメリットもあります。それはカスタムできないことです。
なぜなら、色々な要望が増えるからです。
この動画を見たとき、「もっと○○ができるのでは?」や「ここはなんとかならないのか」と感じる人は少なくないはずです。
例えば、「他の条件を付け加えたい」や「日付毎に条件を変えたい」といった要望が出るかもしれません。
このような要望を満たすには、マクロを勉強して自力でマクロを編集できるようになる必要があります。
もし、自力でマクロを編集できるようになれば、今より仕事の効率はグッと上がります。
実際、私も自力でマクロを書けるようになってからは、仕事の生産性が一気に上がりました。
他の人が30分~1時間かけて行う仕事が、ボタン一つで終わらせることができるようになったのです。
その結果、周囲からの信頼も増し、仕事で高い評価を得られるようになりました。
ただ、要望に応えるようになるためには、マクロを学ぶ必要があります。
まずは無料でマクロを勉強してみる
ウェブや書籍で勉強すれば、マクロを習得できると考えている人は少なくありません。
しかし、仕事で使えるマクロを習得したいなら、仕事で使える部分に特化した教材で学ぶことをお勧めします。
なぜなら、ウェブや書籍には仕事に関係しない部分まで提供していることが多いからです。
例えば、マクロ初心者なのに配列を学ぼうとする人がいます。実は配列なしでも仕事で使えるマクロを書くことは可能です。
しかし、マクロ初心者ほど「全ての知識が必要だ」と考えて、無駄な学習に時間を使ってしまうのです。詳しくは、こちらの記事で紹介しています。
そこで、私がお勧めするのは仕事に直結するマクロ教材です。とくにお勧めするのは、こちらの無料オンライン動画です。
なぜなら、仕事に直結する部分に絞って、エクセルマクロを学ぶことができるからです。
マクロの作り方・考え方から解説しているので、教材をしっかり学べばここで紹介したマクロをゼロから書けるようになります。
マクロ初心者が、仕事に直結したいマクロを学ぶなら、まずはこちらの無料オンライン動画を試すのがいいです。
興味がある人は、まずは無料でエクセルマクロの勉強を始めてみてください。
もっと学びたいと感じたら、さらに深く勉強をしてみることをお勧めします。