エクセルの一覧からフォルダを作成したいときがあります。
たとえば、フォルダをまとめて作りたい場合です。
しかしフォルダを一つずつ作成していると、フォルダ名を入力ミスしたり整合性のない名前を付けてしまったりします。
とくに作成するフォルダ数が増えるほど、面倒な作業になってしまいます。
このときVBAを使うと、エクセルの一覧からフォルダを自動で作成することができます。
そこでExcel×フォルダ操作のVBAサンプルを紹介します。
・エクセルファイル(サンプル)を無料ダウンロード
それでは以下で詳しく紹介していきます。
目次
エクセルのデータからフォルダ自動作成するVBAプログラムの概要
このページでは、エクセルのデータからフォルダ自動作成するVBAプログラムを紹介します。
ただし自動作成と言っても、事前作業が2つあります。
VBA実行前の作業
2. エクセルのセルB5以下でフォルダ名を入力しておく
1. エクセルのセルB2にフォルダパスを入力しておく
まずエクセルファイルのセルB2にフォルダパス(フォルダ作成先)を入力します。
ここはフォルダを開いて[Alt] + [D]のショートカットキーで選択できるので、[Ctrl]+[C]でフォルダパスをコピーし、[Ctrl]+[V]でエクセルに貼り付けます。
セルB2にフォルダパスを入力しておかないと、本プログラムを実行しても強制終了されます。
2. エクセルのセルB5以下でフォルダ名を入力しておく
エクセルファイルのセルB5以下にフォルダ名を入力しておきます。
これがフォルダ名になります。そのため、同じフォルダ名を入力しておくと、プログラム実行時にエラーになります。
またフォルダ名として使用できない文字がありますので(以下)、注意が必要です。
「”(2重引用符)、<(小なり不等号)、>(大なり不等号)、|(縦棒、バー)」
もし上記の記号をエクセルに入力しておくと、プログラム実行時にエラーになります。
上記を踏まえた上で、プログラム名をエクセルに入力しておく必要があります。
VBA実行
事前作業が完了したら、フォルダ作成のVBA(マクロ)を実行します。
今回は以下の作業をVBAで自動化します。
これでVBAを実行すると、エクセルの一覧情報をもとにフォルダを自動作成します。
本記事ではVBAプログラムをボタンに登録しています。
ボタンにVBAプログラムを登録することで、ボタンを押下しプログラムを実行することができます。
ボタンをVBAプログラムを設定したい場合は、以下で動画も交えて設定方法を紹介しているので、そちらをご覧ください。
それでは、以下でプログラムについて詳細を説明します。
VBA入りのエクセルファイルをダウンロード
以下で紹介しているVBAプログラムをそのまま使いたい人は、以下のフォームからダウンロードできます。
登録したメールアドレスへ「VBAプログラムが含まれたエクセル」を送信します。
本プログラムの内容をそのまま使用可能です。ぜひお仕事にお役立てください。
VBA作成前の2つの事前準備
ExcelでVBAを使うためにはいくつかの準備が必要です。
具体的には以下です。
2. VBAでフォルダを扱うための事前準備
上記の2つに関して、以下で説明します。
1. ExcelでVBAを使うための事前準備
Excelで、以下の2つの準備をします。
2. 開発タブを追加
保存ファイルの拡張子変更、Excelの基本設定変更の2つです。
2つともで難しい作業はなく、それぞれ1分もあれば設定変更可能です。
上記に関しては、以下の記事で解説をしています。
もしVBAを使うための準備段階に不安がある人は上記をご覧ください。
この内容は以下の動画で紹介しています。
入門エクセルマクロの使い方|マクロ作成から実行までを徹底解説
文字や画像だけで分かりづらい人は上記の動画をご覧ください。
2. フォルダとファイルを扱うための事前準備
VBAでフォルダやファイルを操作するためのプログラミングに入る前に、VBAの設定を変更しておく必要があります。
実はVBAのデフォルト設定の場合、フォルダやファイル操作はできません。
なぜなら、参照設定が変更だからです。参照設定とは、機能拡張させることです。
参照設定を変更することで、フォルダとファイルを操作できるようになります。
この記事で紹介するプログラムを使えるようにするには、以下の参照設定を変更します。
「Microsoft Scripting Runtime」にチェックを入れることで、添付ファイルを保存するフォルダを作成することができるようになります。
VBAの参照設定の方法
以下、具体的な設定方法を紹介します。
手順2.Microsoft Scripting Runtimeのライブラリにチェックを入れて、OKをクリック
詳細はこちらの画像の通りです。
手順1.VBEを開いて頂いて、「ツール」→「参照設定」
手順2.Microsoft Scripting Runtimeのライブラリにチェックを入れて、OKをクリック
上記の設定をしていないと、本事例で紹介しているプログラムは動作しません。
必ずチェックを入れるようにします。
それでは、以下でプログラムについて詳細を説明します。
VBAのプログラムソース解説
今回紹介するプログラムの概要は以下です。
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'プログラム0|変数宣言の指定 Option Explicit 'プログラム1|プログラム開始 Sub Createfolders() 'プログラム2|対象シートを設定 Dim ws1 As Worksheet Set ws1 = Worksheets("フォルダ作成") 'プログラム3|FileSystemObjectを設定 Dim fs As FileSystemObject Set fs = New Scripting.FileSystemObject 'プログラム4|セルB2の値を取得 Dim folderpath As String folderpath = ws1.Range("B2").Value 'プログラム5|セルB2で指定するフォルダがあるかチェックする If fs.FolderExists(folderspec:=folderpath) = False Then MsgBox "セルB2に「作成先のフォルダURL」を入力して下さい" Exit Sub End If 'プログラム6|最終行の取得 Dim cmax As Long cmax = ws1.Range("B65536").End(xlUp).Row 'プログラム7|B列の入力チェックし、空欄があればメッセージ出力 Dim i As Long For i = 5 To cmax If ws1.Range("B" & i).Value = "" Then MsgBox "B列のフォルダ名の入力情報を見直してください" Exit Sub End If Next 'プログラム8|フォルダ作成 Dim newfolderpath As String For i = 5 To cmax newfolderpath = folderpath & "\" & ws1.Range("B" & i).Value fs.Createfolder newfolderpath Next 'プログラム9|オブジェクト解放 Set fs = Nothing 'プログラム10|プログラム終了 End Sub |
以下で詳しく説明しています。
プログラム0|変数宣言の指定
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Option Explicit |
「Option Explicit」とは、変数宣言を強制するためのものです。
これを入れておくと、変数を定義していない場合、エラーが出ます。
つまり、「Option Explicit」を入力しておくことで、たとえば「Dim i」をあらかじめ入力しないと、「i」という変数を使えません。
もし「Option Explicit」を入力しているのに、「Dim i」を書かずに「i = 1」と書くと、エラーメッセージが表示されます。
実は、この機能はあくまでオプションです。「Option Explicit」を入力しなくても、プログラムは動きます。
しかし、これを入れておくことで、変数の誤記によるエラーを防止することができます。
結果的に、プログラム作成速度が上がるので、「Option Explicit」を入力することを習慣化することをオススメします。
プログラム1|プログラム開始
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Sub Createfolders() |
「Sub Createfolders()」のプログラムを開始することを意味します。
VBAではプロシージャという単位でプログラムを呼び出します。
プロシージャの構文は下記となっています。
‘実行プログラム
End Sub
「Sub」で始まり「End Sub」で終わります。
「Sub XXXX」の「XXXX」の部分がプロシージャ名です。
このプロシージャ名はあらゆる文字(アルファベット、ひらがな、漢字、数字など)が使用可能です。
ただし、プロシージャ名の先頭は数字を入れるとエラーとなります。
あとで見たときに、「何のプログラムだったのか?」とならないようにするためです。
なお、「()」の中には何も記入されていません。これは引数なしという意味です。
初心者の内は、引数ということが分からなくてもVBAプログラムを書くことは可能です。
興味があれば、「VBA 引数」で検索して調べてみてください。
プログラム2|対象シートを設定
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Dim ws1 As Worksheet Set ws1 = Worksheets("フォルダ作成") |
変数ws1をWorksheet(ワークシート)型で設定します。
変数ws1にExcelのシート「フォルダ作成」を設定します。
以降、ws1で「フォルダ作成」のシートを操作します。
プログラム3|FileSystemObjectの設定
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Dim fs As Scripting.FileSystemObject Set fs = New Scripting.FileSystemObject |
FileSystemObjectは、ファイルやフォルダを操作するときに使うオブジェクトです。
本事例ではFileSystemObjectをfsという変数として扱います。
変数fsは定義するだけではなく、「Set fs = New Scripting.FileSystemObject」と記入して使えるようになります。
これを忘れてしまうことが多いので、注意が必要です。
FileSystemObjectに関する注意点
なお参照設定にて、Microsoft Scripitng Runtimeを設定に入れておく必要があります。
設定を忘れると動作しませんので、事前に設定を変更しておく必要があります。
なお、FileSystemObject以外にもフォルダを操作する方法はあります。しかしFileSystemObjectを使えば、ファイルとフォルダを両方操作できるので、覚えることが少なくて済みます。
細かいことを覚えるのが面倒な人は、ファイルやフォルダを操作するときはFileSystemObjectを使うと覚えておくといいです。
プログラム4|セルB2の値を取得
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Dim folderpath As String folderpath = ws1.Range("B2").Value |
変数folderpathをString(文字列)型で設定します。
セルB2の値を変数folderpathとして扱います。
セルB2には、フォルダ作成先のフォルダパスを入力しておきます。
そのため、「folderpath = フォルダ作成先」となります。
プログラム5|セルB2で指定するフォルダがあるかチェックする
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If fs.FolderExists(folderspec:=folderpath) = False Then MsgBox "セルB2に「作成先のフォルダURL」を入力して下さい" Exit Sub End If |
上記の画像ではセルB2の値は空欄になっているので、フォルダが存在する可能性はあり得ないため、メッセージ表示されています。
なお、セルB2で指定したフォルダパスが「D:\Website_パソコンスキルの教科書\305_VBA_フォルダ\04_フォルダ自動作成」のようにフォルダパスのような値であって、本当にフォルダが存在しなければ、エラーメッセージが表示されます。
このメッセージ表示後に、セルB2に入力したフォルダパスが存在しない場合、プログラムを強制終了させます。
1 |
If fs.FolderExists(folderspec:=folderpath) = False Then |
「fs.FolderExists(folderspec:=フォルダパス)」でフォルダの存在有無をチェックできます。
フォルダが存在する場合はTrue、存在しない場合はFalseをそれぞれ返します。
ここではフォルダが存在しない場合であれば、以下のプログラムが実行されるようにしています。
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MsgBox "セルB2に「作成先のフォルダURL」を入力して下さい" Exit Sub |
上記の画像のとおり、メッセージ表示します。
メッセージの内容は、「セルB2に「作成先のフォルダURL」を入力して下さい」です。
このプログラムを入れている理由は、他の人が使用することを想定しているからです。
メッセージを表示させることで、プログラムが上手く実行されていないことを使用者に伝える形にしています。
このメッセージ表示後に、「Exit Sub」でプログラムを強制終了させます。
「Exit Sub」はSubプロシージャをExitさせることを意味していますので、プログラム10に移行し、プログラムが終了します。
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End If |
1行目の「If fs.FolderExists(folderspec:=folderpath) = False Then」のIf文の終了を示しています。
プログラム6|最終行の取得
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Dim cmax As Long cmax = ws1.Range("B65536").End(xlUp).Row |
変数cmaxをLong(整数)型で定義します。
そして「cmax = ws1.Range(“B65536”).End(xlUp).Row」とすることで、Excelの最終行を取得することができます。要素に分解すると、以下のようになります。
Range(“B65536”).:セルB65536の
End(xlUp).:上のセルをチェックして最初に値が入っているセルの
Row:行番号
「cmax = Ws.Range(“A65536”).End(xlUp).Row」は、ws(「フォルダ作成」シート)のセルB65536, B65535, B65534,・・・,B9と上のセルをチェックしていき、値が入っている最初のセルを取得するという意味です。
セルB65536から数えて、セルB9が値が入っている最初のセルなので、「cmax=9」となります。
cmaxと値は「Debug.Print()」で検証できます。(以下のとおり)
Debug.Print(“cmax:” & cmax)
>>>cmax:9
よって、本事例ではcmax=9です。
ちなみにセルB12まで文字が記入されていれば、cmax=12となります。
プログラム7|B列の入力チェックし、空欄があればメッセージ出力
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Dim i As Long For i = 5 To cmax If ws1.Range("B" & i).Value = "" Then MsgBox "B列のフォルダ名の入力情報を見直してください" Exit Sub End If Next |
セルB5からセルBcmax(セルB9)までにフォルダ名が記載されているかどうかをチェックします。
もし記入漏れがあれば、エラーメッセージを表示し、プログラムを途中終了させます。
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Dim i As Long |
変数iをLong(整数)型で定義します。
以下のプログラムのForNext文の数値カウンターとして使用します。
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For i = 5 To cmax If ws1.Range("B" & i).Value = "" Then MsgBox "B列のフォルダ名の入力情報を見直してください" Exit Sub End If Next |
5行目からcmax行目まで処理を行います。この事例ではcmax=9なので、B5,B6,B7,B8,B9に入力されているかどうかをチェックします。
もしB5~B9に未記入のセルがあれば、メッセージボックス「B列のフォルダ名の入力情報を見直してください」が出力されます。
メッセージ表示後に、「Exit Sub」でVBAプログラムを強制終了させます。
このプログラムはB列に記載漏れがあった場合、プログラム8でフォルダ作成を実行する前にチェックとしてメッセージを表示するようにしています。
プログラム8|フォルダ作成
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Dim newfolderpath As String For i = 5 To cmax newfolderpath = folderpath & "\" & ws1.Range("B" & i).Value fs.Createfolder newfolderpath Next |
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Dim newfolderpath As String |
変数newfolderpathをString(文字列)型で定義します。
以下のプログラムでフォルダ作成するときの変数として使用します。
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For i = 5 To cmax newfolderpath = folderpath & "\" & ws1.Range("B" & i).Value fs.Createfolder newfolderpath Next |
5行目からcmax行目まで処理を行います。この事例ではcmax=9なので、B5,B6,B7,B8,B9に入力されているかどうかをチェックします。
「newfolderpath = folderpath & “\” & ws1.Range(“B” & i).Value」で「folderpath」と「セルBi(B5~B9)のフォルダ名」を結合します。結合には「\」を入れます。windowsでは¥マークです。
フォルダパスでフォルダ階層が変わると、「\」が必要になります。
「fs.Createfolder newfolderpath」でnewfolderpathで指定したパスにフォルダを作成します。
プログラム9|オブジェクト解放
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Set fs = Nothing |
FileSystemObjectのオブジェクトを解放します。(プログラム3で設定)
なおVBAの場合、このプログラムがなくてもエラーは表示されません。
しかし今後、他のプログラミング言語を学んでいくと、この解放作業が求められることは少なくありません。
そのため、ここでお作法として身に着けておくことをお勧めします。
プログラム10|プログラム終了
1 |
End Sub |
プログラム1と対になるプログラムで、プログラム終了させるための記述です。
「End Sub」を読み込むと、プログラムが終了します。
プログラムの解説はここまでです。
Excel VBAについて詳しく理解したいなら
VBAを活用すると、仕事を効率化できる幅を広げることができます。
たとえば私が実際にVBAを活用して効率化してきた作業は以下の記事で紹介しています。
興味がある人は以下の記事もご覧ください。
動画でも解説しています。
エクセルマクロVBAで出来ることを15の事例で紹介|日常業務をラクにするヒントを見つけよう!
(音声が小さいので、ボリュームを上げてご覧いただければと思います)
VBAの勉強方法
私はプログラミング初心者からVBAを勉強を始めて少しずつレベルアップしていきました。
成長の過程は以下で紹介しています。
学習の過程では、意識すべきポイントがあります。
特に独学の場合だと、勉強を優先してしまい、肝心な実践を疎かにしがちです。
私の経験では、実践から逆算した勉強が必要だと考えています。
目指すべきは会社でお金をもらいながら勉強することです。
要はVBAを仕事の一つとして上司に認めてもらうのです。
そうすればわざわざ高いお金を払って勉強をする必要がなくなります。
しかも作業を自動化して、会社やチームに貢献しつつ、自らのスキルアップできます。
そのために必要な考え方を以下で紹介しています。
とはいえ、プログラミング初心者でVBAについて知識ゼロの人もいるはずです。
いきなり会社でVBAで使うことさえ、とてつもなくハードルが高く見えてしまうものです。
その場合は、VBAの基本について学ぶ必要があります。
たとえば車の運転も慣れてしまえば、たいしたことではありません。
しかし教習所で運転の基本を学び、免許を取得することで、公道で運転できるようになります。
VBAも同じです。VBAに免許はありませんが、まずは基本を学ばないことには会社で使えるレベルにはなりません。
実際に私もプログラミング初心者のときは、動画を見たり書籍を読んだりして勉強しました。
今はオンラインの教材で無料で学習できるものも多いです。
上記のリンクでは、私の経験から勉強にオススメの教材を紹介しています。
興味がある人はご覧ください。
VBAを自分で書けるようになる
さて、本記事で紹介したマクロを利用すれば、作業の自動化が可能になります。
しかしデメリットもあります。それはカスタムできないことです。
なぜなら、色々な要望が増えるからです。
この動画を見たとき、「もっと○○ができるのでは?」や「ここはなんとかならないのか」と感じる人は少なくないはずです。
例えば、「他の条件を付け加えたい」や「日付毎に条件を変えたい」といった要望が出るかもしれません。
このような要望を満たすには、マクロを勉強して自力でマクロを編集できるようになる必要があります。
もし、自力でマクロを編集できるようになれば、今より仕事の効率はグッと上がります。
実際、私も自力でマクロを書けるようになってからは、仕事の生産性が一気に上がりました。
他の人が30分~1時間かけて行う仕事が、ボタン一つで終わらせることができるようになったのです。
その結果、周囲からの信頼も増し、仕事で高い評価を得られるようになりました。
ただ、要望に応えるようになるためには、マクロを学ぶ必要があります。
まずは無料でマクロを勉強してみる
ウェブや書籍で勉強すれば、マクロを習得できると考えている人は少なくありません。
しかし、仕事で使えるマクロを習得したいなら、仕事で使える部分に特化した教材で学ぶことをお勧めします。
なぜなら、ウェブや書籍には仕事に関係しない部分まで提供していることが多いからです。
例えば、マクロ初心者なのに配列を学ぼうとする人がいます。実は配列なしでも仕事で使えるマクロを書くことは可能です。
しかし、マクロ初心者ほど「全ての知識が必要だ」と考えて、無駄な学習に時間を使ってしまうのです。詳しくは、こちらの記事で紹介しています。
そこで、私がお勧めするのは仕事に直結するマクロ教材です。とくにお勧めするのは、こちらの無料オンライン動画です。
なぜなら、仕事に直結する部分に絞って、エクセルマクロを学ぶことができるからです。
マクロの作り方・考え方から解説しているので、教材をしっかり学べばここで紹介したマクロをゼロから書けるようになります。
マクロ初心者が、仕事に直結したいマクロを学ぶなら、まずはこちらの無料オンライン動画を試すのがいいです。
興味がある人は、まずは無料でエクセルマクロの勉強を始めてみてください。
もっと学びたいと感じたら、さらに深く勉強をしてみることをお勧めします。