これまで私はGAS学習をする中で、GAS関連の書籍をいくつも購入してきました。
中にはKindleのサンプルだけのものもあります。
その経験を通じて、「購入してよかった書籍」もあれば、「衝動買いをして失敗した本」もありました。
そこで、これまで購入してきた書籍を私なりの視点でご紹介していきます。
また記事後半では、私なりのオススメの学習方法もお伝えします。
・GAS関連のKindle Unlimitedはオススメしない!
・GASの学習方法はコレ!
注意してほしいのですが、これらは私の独断であり、決して正しい内容ではありません。
人によって合う書籍と合わない書籍があると思いますので、一つの考え方として読んでいただきたいです。
なおサンプルだけで読んだ書籍については、評価をしておりません。(実際にお金を支払った書籍のみを対象にします)
目次
書籍を選ぶ基準
今回は、書籍を良し悪しをお伝えするために以下の基準を使います。
これは、書籍で学ぶときに私が大切にしている視点です。
できるだけ客観的に評価するために、この5つの視点で書籍を紹介していきます。
No | 基準 | 内容 |
---|---|---|
1 | 体系的 | ・基礎から応用まで解説があること ・読み進める過程で成長できること ・全体を学べること |
2 | 実務的 | ・実践的であること ・仕事ですぐに使えること |
3 | 読みやすさ | ・丁寧な説明があること ・画像の解説があること ・難しい単語で書かれていないこと |
4 | ボリューム | ・内容が充実していること |
5 | 価格 | ・内容に見合った価格であること ・リーズナブルな価格であること |
5段階で評価
上記の5つに対して、以下の評価基準で判断していきます。
感動的:★★★★★
すごい:★★★★☆
ふつう:★★★☆☆
うーん:★★☆☆☆
厳しい:★☆☆☆☆
なお、繰り返しになりますが、あくまで私の視点で紹介する内容です。
独断のため、書籍はご自身の判断で選択いただくようお願いいたします。
オススメの本・書籍を独断で評価してみる
本記事で紹介する書籍は以下の5つです。
2. サーバーレスでお手軽自動化!Google Apps Script活用入門
3. Google Apps Script実践プログラミング
4. Google Apps Script Webアプリ開発超入門
5. Googleクラウドスクリプティング
いづれも実際に私が購入して読んだ本です。
サンプルだけで読んだ書籍については、評価をしておりません。(実際にお金を支払った書籍のみを対象にします)
書籍1|Google Apps Script完全入門
1.体系的:★★★★★(感動的)
2.実務的:★★★★☆(すごい)
3.読みやすさ:★★★★★(感動的)
4.ボリューム:★★★★★(感動的)
5.価格:★★★★★(感動的)
上記はAmazonのレビューですが、非常に評価が高いです。
私の感想は、書籍作成の苦労も伺える力作ということです。作者の熱意には感服します。
1.体系的:★★★★★(感動的)
本書では以下の内容を学習できます。
基礎から学び各論に発展していきます。その気になれば、本書だけでGAS初心者ではなくなるはずです。
2.基本構文や制御構文
3.オブジェクトの仕組み
4.基礎(スプレッドシート、ドキュメント、Gmailなど)
5.応用(翻訳、外部サイトへのアクセス、ユーザーインターフェースなど)
6.補足(プロパティサービス、ライブラリ)
初心者が学ぶ内容としては、網羅性が非常に高いです。
実際、私も拝見して有効な情報も多かったです。
上は、実際の目次とは異なりますので、ご注意ください。
2.実務的:★★★★☆(すごい)
本書のすごいところは、実務性も兼ね備えていることにあります。
たとえば、以下の章は事例をもとに
・Gmailの送信の自動化やメール一覧化
・Googleドライブへのファイル自動保管
・Googleカレンダーとの連携
・Googleドキュメントを自動操作
・イベントとトリガーで自動処理
・ユーザーインターフェースでカスタマイズ
・翻訳で作業を効率化
・ファイルとデータの操作
・外部サイトへのアクセス(ウェブスクレイピングなど)
ただ欲を言えば、実務ではもう少し複雑な事例を扱うこともあります。
本書の内容をもとに、実務でGASを活用するには、読者の応用力が試されることになると感じています。
3.読みやすさ:★★★★★(感動的)
本書の読みやすさを「★★★★★」にしているのは、Kindleで読書可能、画像をたくさん使っていることです。
とくに私の場合は、書籍を読みながらプログラムを書くことが多いです。
そのため、Kindleで出版されているのは非常に都合がいい。
また画像を使っているので、さくさく読めることも助かりました。
4.ボリューム:★★★★★(感動的)
465ページあり、ボリュームがすごいです。
また体系立てて学べるため、本書だけで数ヶ月勉強できるくらい厚みがあります。
5.価格:★★★★★(感動的)
Kindleでは2000円~2500円の価格帯で購入可能です。
この書籍だけで数ヶ月勉強できる量があることを考えると、リーズナブルな価格と考えます。
もちろん、ウェブですでに公開している情報は数多く記載されています。
しかし、それらを再構成してGAS初心者が読書しやすいように編集している労力を考えると当然の価格です。
まとめ
本書はGAS初心者で基礎がまだまだという人に非常にオススメです。
GASの基本知識から応用まで充実した内容で、私も今でも参考にさせていただくこともあります。
特にGASの基本知識の部分は、丁寧に解説されていて、とても役立っています。
書籍2|サーバーレスでお手軽自動化!Google Apps Script活用入門
1.体系的:★★★★☆(すごい)
2.実務的:★★★☆☆(ふつう)
3.読みやすさ:★★★☆☆(ふつう)
4.ボリューム:★★★☆☆(ふつう)
5.価格:★★★☆☆(ふつう)
本書の基礎部分は、「書籍1|Google Apps Script完全入門」で網羅されています。
したがって、基礎を十分に学びたい人は「書籍1|Google Apps Script完全入門」をオススメします。
1.体系的:★★★★☆(すごい)
本書では以下の内容を学習できます。
基礎から実務的な内容に発展していきます。
2.GAS特有の機能を覚えよう
3.よく使う処理を試してみよう←基礎内容
4.様々な方法で自動化してみよう←実務内容
基礎内容の部分は、GASでよく使う部分が記載されています。
Googleスプレッドシート、Gmail、Googleドキュメント、Googleフォームなどの内容が網羅されているので、一通り学ぶことができます。
2.実務的:★★★☆☆(ふつう)
本書では実務の事例を紹介していますが、実務で使える内容とは言えない内容がいくつかあります。
たとえば、書籍で紹介している事例として以下があります。
2.画像の一括処理
3.Twitterのタイムラインの監視
上記の内容は、そこまで実務に即した内容とは言えないように感じます。
当然、実務で上記の内容を使う人は参考になる箇所は多いでしょう。
ただ、実務の事例が人を選ぶ印象がある感じは否めません。
欲を言えば、より実務が網羅されていると良くなると思いました。
おそらく、本書を読んでから実務でGASを活用するには、読者の応用力が試されることになるはずです。
3.読みやすさ:★★★☆☆(ふつう)
本書は、Kindleで読書可能、プログラムソースが記載されている点が好印象です。
しかし、事例が多くないこと、その事例も画像が少なくイメージが掴みにくいのが難点です。
欲を言えば、プログラムで情報をどのように取得して、どのようなメリットを享受できるかが画像で分かると良くなると思いました。
4.ボリューム:★★★☆☆(ふつう)
総ページは119です。初心者が学ぶにはちょうど良い本です。
ボリュームが100ページ強であるが故に、読書のハードルは低いというメリットもあります。
しかし、「書籍1|Google Apps Script完全入門」と比較すると、どうしても内容が乏しいように感じてしまいます。
5.価格:★★★☆☆(ふつう)
Kindleでは1300円~1700円の価格帯で購入可能です。
内容的には「書籍1|Google Apps Script完全入門」の2500円と比較すると、やや割高な印象です。
しかし、本書でも十分に基礎を学べるため、決して高い値段とは言えないと考えます。
まとめ
本書の基礎の内容は、「書籍1|Google Apps Script完全入門」でカバーされています。
したがって、基礎だけを学びたいなら、「書籍1|Google Apps Script完全入門」で十分です。
本書の使い所は、実務のコードが記載されている点です。
「天気予報、議事録作成、画像一括処理、Twitterのタイムラインなど」の事例が紹介されています。
実務で上記の内容を使ってみたい人にはぜひオススメです。
書籍3|GoogleAppsScript実践プログラミング
1.体系的:★★☆☆☆(うーん)
2.実務的:★★★★★(感動的)
3.読みやすさ:★★★★☆(すごい)
4.ボリューム:★★★☆☆(ふつう)
5.価格:★★★☆☆(ふつう)
おそらく低評価が付く要因としては、「GAS初心者にとっては実務よりも基礎を学びたい」、「GAS中級者にとっては実務内容はウェブで情報収集可能」だからかと考えています。
評価は厳しい内容が多いですが、本書は決して低評価ばかりが付く内容とは感じません。
以下で詳しく私なりの考えを紹介します。
1.体系的:★★☆☆☆(うーん)
本書では、GASの基礎的なことを学ぶことを想定していません。
事例がメインなので、基礎から応用まで全体を学びたい人はオススメしません。
2. Google Apps Scriptを使った業務効率化の事例を紹介 ← 濃い
3. Google Apps Scriptの文法
ただGASの基礎を学び、実務での応用方法を知りたい人にはオススメです。
2.実務的:★★★★★(感動的)
本書の良い点は、実務に特化している点です。
たとえば、以下のような事例を紹介しています。
2.リマインドメールを送る
3.シフト管理表をGoogleカレンダーに反映する
4.カレンダー情報をSlackに通知する
5.申込、見積、メール送付を自動化する
etc
実務に即した内容であるため、そのままプログラムソースを転用できる人もいるかもしれません。
また仕事効率化の事例から、あなたの業務でどのようにGASを活用すればいいのかをイメージすることもできるはずです。
実務の視点から見れば、参考になる事例がたくさん紹介されています。
3.読みやすさ:★★★★☆(すごい)
本書の読みやすさを「★★★★☆」にしているのは、画像をたくさん使い、プログラムソースの説明もしっかいされている点です。
一点残念なのは、Kindle版がないことです。
実務に即した書籍なので、読者も本書を参考にプログラムを作る人が多いのではないでしょうか。
そう考えると、Kindle版がないのは残念です。
4.ボリューム:★★★☆☆(ふつう)
本書は246ページあり、ボリュームとしては十分です。
体系立てて学ぶ点は省いて、事例の説明が8割近くあります。
本書を使って実務を効率化したい人は満足できる量だと考えます。
5.価格:★★★☆☆(ふつう)
本書は2800円(税抜き)です。
実務を多く紹介しているので、書籍だけで数ヶ月勉強できる量があることを考えると、リーズナブルな価格と考えます。
ただ、実務の内容もウェブである程度情報収集できるのは事実です。
そのため、少し割高感はあるかなと感じました。
まとめ
本書はGASの基礎学習は満足していて、実務で使っていこうと考えている人にオススメします。
逆にGAS基礎学習が不十分と感じる人は、本書はオススメしません。
このことは、本書の冒頭でも触れられていますので、ぜひ参考にしてください。
書籍4|Google Apps Script Webアプリ開発超入門
1.体系的:★★★☆☆(ふつう)
2.実務的:★★★☆☆(ふつう)
3.読みやすさ:★★★★★(感動的)
4.ボリューム:★★★★★(感動的)
5.価格:★★★☆☆(ふつう)
1.体系的:★★★☆☆(ふつう)
本書は基礎を学びたい人のものではありません。
Google Apps Scriptの特徴の一つであるWebアプリを作成したい人向けです。
GASには、Googleアプリ(スプレッドシートやGmailなど)を使って作業を自動化する機能とWeb公開してアプリとして誰でも使えるようにする機能があります。
本書は、その後者をメインに据えています。
そのため、GASのプログラムを体系的に学びたい人にはオススメしません。
むしろGASをWebアプリとして使い、一段階上の使い方をしたい人向けです。
要は初級者ではなく中級者向けもしくは、これまで他言語でWeb開発してきた人がGASだったらどのように作っていくかを指南している書籍です。
2.実務的:★★★☆☆(ふつう)
本書はWeb開発の指南書ではありますが、実務でどれだけ使えるかは難しいところです。
なぜなら、書籍内で紹介しているウェブ開発事例がフォーム処理だったりブログを作ったりする内容だからです。
これらは別にGASで自動化しなくても良いのではないかという疑問があります。
しかしながら、GASでのWeb開発を基本から学ぶにあたって、あまりにも難しい内容だと、読者が挫折してしまう可能性もあります。
そうすると、なじみやすい事例を選択されたのかなと予測します。
ただ欲を言えば、実務ではもう少し複雑な事例を扱うはずなので、「GASでWeb開発って何?」という人は読んでみるのはアリかもしれません。
なお実務ではGASを活用するには、読者の応用力が試されることになると感じています。
3.読みやすさ:★★★★★(感動的)
本書の読みやすさを「★★★★★」にしているのは、画像をたくさん使い、プログラムソースの説明もしっかりされている点です。
またKindle版も出版されているため、実際に手を動かしながら読める点も魅力的です。
4.ボリューム:★★★★★(感動的)
本書は4556ページあり、ボリュームとしては十分です。
繰り返しになりますが、基礎を体系立てて学ぶ書籍ではありません。
逆に、Web開発に特化しているため、書籍の半分以上はGASでのWeb開発の内容です。
本書を使ってWeb開発のイメージを掴みたい人にはオススメできるかもしれません。
5.価格:★★★☆☆(ふつう)
本書のKindleは約3200円(税抜き)です。
GASのWeb開発というニッチな書籍なので、この価格なのかなと考えます。
まとめ
本書はGASの基礎は学んでいて、Webアプリ開発にも挑戦したい人向けです。
逆にGAS基礎学習が不十分と感じる人は、本書はオススメしません。
書籍5|Googleクラウドスクリプティング
1.体系的:★★★☆☆(ふつう)
2.実務的:★★★★☆(すごい)
3.読みやすさ:★★★☆☆(ふつう)
4.ボリューム:★★★★☆(すごい)
5.価格:★★★★☆(すごい)
本書は逆引き的に使うと便利です。
具体的に言うと、やりたいことがあって、それを達成するために辞書代わりに使うイメージです。
1.体系的:★★★☆☆(ふつう)
本書では以下の内容についてプログラムが多く解説されています。
2.スプレッドシートのセルに関する処理(57プログラム)
3.シートやファイルに関する処理(30プログラム)
4.イベントやメッセージに関する処理(11プログラム)
5.カスタムダイアログに関する処理(7プログラム)
6.グラフに関する処理(9プログラム)
7.Gmailとの連携(9プログラム)
8.その他のサービスとの連携(7プログラム)
9.GASリファレンス
一つ一つのプログラムをそこまで長くありません。
たとえば、「Googleスプレッドシートの並び替えプログラム」や「Gmailを送信する」などのプログラムです。
このような短いプログラムがいくつも紹介されています。
欲を言えば、プログラムの詳細説明があればいいのですが、事例数が豊富なので、辞書的に使うには便利です。
2.実務的:★★★★☆(すごい)
本書の良い点は、目次を見れば、GASで出来ることがイメージできる点です。
たとえば、集計してグラフ化する作業を自動化したいと考えます。
そうすると、以下のような処理が必要になります。
2.範囲内を四則演算する
3.処理結果を並び替える
4.グラフ化する
上記のプログラムを組み合わせる必要があるのですが、本書ではプログラムがほぼ紹介されています。
あとは自分で組み合わせることでやりたいことを達成していきます。
ただし、自分で組み合わせる力量は求められますので、そこは注意が必要です。
3.読みやすさ:★★★☆☆(ふつう)
本書はKindle不可で、画像が多くないことから★★★☆☆(ふつう)としています
ただし、プログラムソースが豊富であるため、GASをそこそこ学んできた人であれば、十分に活用できるはずでうs。
4.ボリューム:★★★★☆(すごい)
約300ページあり、ボリュームがすごいです。
プログラムソースが豊富であるため、辞書代わりにはもってこいです。
5.価格:★★★★☆(すごい)
Amazonでは中古の書籍が500円で購入可能です。
この書籍だけで数百ページあることを考えると、リーズナブルな価格と考えます。
まとめ
本書はGASの初心者から少し実力が付いてきた人にオススメです。
プログラムソースが数多く紹介されており、GASプログラムをそこそこ理解できるなら、辞書として活用できます。
ただしKindle版がないため、実本として使うことになりますが、書籍が大きいので持ち運びには苦労するかもしれません。
Kindle UnlimitedのGAS書籍をオススメしない理由
Kindle Unlimitedで読むことができる書籍がいくつかあります。
ただし、Kindle UnlimitedのGAS本はオススメしません。
たしかにKindle Unlimitedの書籍は価格の安さは魅力的です。
しかしKindle Unlimitedの書籍は結果的に時間をムダにしてしまう可能性が高いからです。
その原因として、GASのKindle Unlimitedの書籍には以下のデメリットがあります
1.内容が薄い
2.体系立っていない
上記のデメリットが生じる理由は以下です。
Kindle Unlimitedには編集がされていない可能性があります。
もちろん全てとは言えませんが、内容だけでなく体系立てた説明に乏しい。
これは、おそらく書籍の企画、執筆、編集を一人で進めているからだと推測しています。
そうすると、客観性なチェックが入りません。
どうしても書籍としてイマイチになってしまうのです。
書籍の価格は魅力的ですが、結果として時間をムダにしてしまうことにつながるので、Kindle UnlimitedでGAS学習をするのはオススメしません。
書籍とウェブをバランスよく勉強するのがオススメ
ここまでオススメの書籍について紹介してきました。
しかし私がお伝えしたいのは、書籍とウェブを上手に組み合わせて勉強しようということです。
なぜなら、何を学んでいくときには2つの視点が必要だからです。
・ゴール(達成したいこと)を明確にすること
・体系立てて学ぶこと
ゴール(達成したいこと)を明確にすること|ウェブで学ぶ
勉強では、ゴールを明確にすることが大切です。
なぜならゴールがないと、どのように勉強すればいいか分からないからです。
たとえばGASで進捗表を作りたい人は、Googleスプレッドシートに関するGASだけ勉強すれば十分です。
しかし、もしWebから情報を自動取得したい人は、Webスクレイピングに関するGASも勉強する必要があります。
そして、本を頭から読んでいるだけでは、ゴールに到達するまでに時間がかかります。
本を頭から読んでいくと、ゴールに関係ない部分も学ぶことになるからです。
そのため、まずはゴールを明確にすることが大切です。
「GASで何をしたいのか?」はウェブで見つけることができる
最近はGASのWeb情報はだいぶ進化していて、いくつもの実践的な内容がWebで公開されています。
これらの情報を見れば、やりたいことを見つけることはカンタンです。
それを見つけたら、ぜひプログラムを読んでみてください。
そして理解できない部分を明確にして、そこを重点的に学んでいくスタイルをオススメします。
体系立てて学ぶこと|書籍で学ぶ
ここまでゴールの大切さを述べてきました。
しかしゴールを明確にしても、そこにたどり着くためには順序良く学んでいく必要があります。
順序良く学ばないと、内容を理解できなくなるからです。
たとえば中学校の数学では二次方程式を学びますが、中学校1年生からいきなり二次方程式を学ぶことはありません。
なぜなら二次方程式を解くには、文字式、方程式といった内容を理解しておく必要があるからです。
このように体系立てて学んでいかないと、途中で内容を理解できずに勉強が進まなくなります。
体系立てて学ぶのは書籍の方が便利
体系立てて学ぶことに関していえば、ウェブより書籍をオススメします。
なぜなら、書籍は章立てされていて、学ぶ順番が明確になっているからです。
要は基礎から学んで、少しずつレベルアップした内容を学ぶことができるのです。
ウェブサイトだと、自分の興味の内容に目がいってしまうため、好きなように学んでしまいます。
その点、書籍であれば、進むべき方向が限定されている分、良い書籍を選択できれば順々に力を付けていくことが可能です。
自分の勉強方法を確立しよう
なぜ今回、GASのオススメ書籍を紹介しようかと考えたかというと、自分の勉強方法を確立してほしいと考えたからです。
実は私は書籍を購入したものの、書籍での勉強は上手くいきませんでした。
Webと書籍を組み合わせて勉強しようと伝えている割には、実際の私はWebでの勉強が9割、書籍が1割でした。
それではなぜ書籍を紹介する記事を書いているのかというと、書籍購入を目的にしてほしくなかったからです。
私のメッセージは以下です。
・書籍を購入しても、あまり効果が薄いかも(私の経験上)
・プログラムを書くという実践が一番重要(ウェブ情報だけで作れることも多い)
・ウェブで調べる力を身につけてほしい(つまづいたらウェブを頼る)
Google Apps Script(GAS)について詳しく理解したいなら
ここまでGoogle Apps Script(GAS)の書籍の紹介をしてきましたが、ご存じのとおり、仕事を効率化できる幅を広げることができます。
たとえば私が実際にGASを活用して効率化してきた作業は以下の動画で解説しています。
動画を見てみると、あなたの仕事にどのようにGASを応用すればいいのかイメージが浮かぶこともあると思います。
ぜひご覧ください。
GASの使い方・始め方を知らない人にはこちらの記事・動画がオススメ
この機会に、「GASを使い方を知りたい」と思った人もいるかもしれません。
そのように感じている人は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
10分程度でGoogle Apps Scriptを使うためのスタート地点に立てるように解説をしています。
GASで出来ることを詳しく知りたい人へ
GASを使って何ができるのかを理解しておくことと実務の効率化に役立ちます。
なぜならGASの使い所を知っておくと、あなたの業務の何をGASで自動化できるかイメージを掴めるからです。
実際、仕事でどう活用するかをイメージしないまま学んでも、効果的な学習はできません。
以下の記事では、GASで出来ることだけではなく、プログラムソースも紹介しています。
興味がある人は以下の記事もご覧ください。
Googleスプレッドシートを効率的に操作したいなら
この記事ではGASのオススメの書籍を紹介してきました。
しかしGASを学ぶだけでなく、Googleスプレッドシートの作業を早く操作することも仕事の効率化につながります。
以下の動画で、普段のGoogleスプレッドシートの操作を早くする方法を解説しています。
ぜひGoogleスプレッドシートを上手に扱えるようになりたい人はご覧いただきたいです。