40代が現場仕事を離れ、転職するきっかけの1つに「将来の不安」や「体力面の心配」があります。
しかし、実際に転職をするのは容易ではありません。
それは家庭や仕事で忙しく、スキルアップを行う時間が取れないだけでなく、年齢が重なることで新しいことを覚えるのが億劫(おっくう)になるからです。
そのため、今を変えたいと思いつつ時間だけが流れていくのです。
ただ、この記事で紹介する人は残業ばかりの工事現場を辞め、派遣社員として事務を行う仕事に転職しました。
その結果、残業が減り将来にもつながる仕事をするチャンスをつかむことができました。
しかし、何もしないで転職ができたわけではありません。スキルアップのために勉強するといった行動をしたからこそ実現できたのです。
そこでPCスキルやマクロVBAを習得し、現場監督から事務派遣へ転身した40代の転職体験談をお伝えします。
この記事が、これから経理や事務に転職を考えている人のヒントになればと思います。
※便宜上、取材した人を「Tさん」とし、インタビュアー(私)は「管理人」と表記します。
目次
工事現場の監督からPCスキルを学び事務への転職に成功した
●管理人
今やられているお仕事について教えていただけませんか?
●Tさん
空調設備工事を扱う企業で事務職をしています。
主な仕事は現場の人が仕事をしやすいように資料を整理したり、現場で使う写真を貼付したりする作業の支援をしています。
ちょうど転職して1年半になりますが、楽しくやっています。
私の場合、転職前にパソコンスキルを学んでいたので、仕事を自分のペースでやれているのが大きいです。
実際、1日がかりの仕事でも、エクセルマクロを使って半日で終わらせることができます。
残りの時間はパソコンスキルについて人に教えたり、他の仕事の効率化を考えたりしています。
●管理人
すごい活躍ですね。
ちなみに、転職前はどのような仕事をしていたのですか?
転職前は工事現場監督をしていた
●Tさん
転職をする前は、工事現場の監督をしていました。何年もやっていたのですが、体力のいる仕事でした。
特に忙しい時期は、休みなしで働くことも多かったです。
今の事務仕事のように、自分のペースで出来るわけではないんですよね。
常に工事の進捗に左右されていました。ただ基本は進捗通りに進まないので、毎日残業していました。
週末も休みがないなんてこともよくありましたね。とにかく毎日忙しく仕事をしていました。
工事現場監督から事務職へ転職した3つの理由やきっかけ
●管理人
それでは、なぜ転職をしたのか教えていただけますか?
●Tさん
主な理由は3つあります。1つずつお伝えしていきますね。
転職理由1|現場仕事は残業が多すぎた
転職理由2|精神的に疲弊していた
転職理由3|現場仕事は将来が見えなかった
転職理由1|現場仕事は残業が多すぎた
先ほどお伝えしましたが、以前は工事現場で仕事をしていました。その仕事は休みが週1日だけでした。
ただ、忙しいときはその日曜日さえも出勤していました。
特に私の場合、いくつもの現場を経験してきて現場監督をしてきたので、出ないわけにはいかなかったんです。
現場監督でなくても、現場をいくつも経験してくると、ベテランとして仕事を頼まれるようになります。
平日の残業は毎日5時間はやっていました。
●管理人
すごい職場ですね。言い方が悪いですが、かなりブラックな職場に聞こえます。
●Tさん
まあでも、工事現場の仕事はだいたいこれが現状ですよ。
●管理人
なるほど。
転職理由2|精神的に疲弊していた
●Tさん
これだけ残業が多いと、精神的に疲弊してきます。せっかくの休みも遊ぶよりも、たっぷり寝たいんです。
まずは体を休めることに専念しないといけないと感じてしまうんですよ。
そうすると、プライベートがなくなってストレス発散することもできないです。
唯一の発散の場は、衝動買いでした。残業が多い分、残業代はかなり出ていました。
そのお金をムダに使いたくなってしまうんですね。例えば、高い将棋の駒を買ったのですが、今思えばなぜ買ったのか分かりません。
ただ目的は何かを買うことであって、欲しいものがあるわけではなかったんですよね。
それくらい精神的につらかったですね。
転職理由3|現場仕事は将来が見えなかった
現場仕事から抜け出したのは、今のままでは将来が見えなかったことが大きいです。
というのも、当時の現場監督の職は50歳を過ぎると需要が低下するんです。
「50歳になって仕事がない」なんてことになるのは怖いですよ。
ただ残業が多すぎて、50歳を過ぎたときに武器となるスキルを習得する時間も作れませんでした。
もちろん建設業界で働くための専門性は高まりますし、経験も増えますよ。
でも、その専門性や経験は建設業界で生き残るためだけのものです。
しかし50代になれば建設業界での需要は減るわけですから、専門性を高める意味はあるのかと思っていました。
正直、ずっと心の中で将来に不安を覚えていたんです。
●管理人
なるほど、このような理由で転職を考えたわけですね。
そのような状況の中で、なぜ事務職に転職しようと考えたのですか?
事務に転職しようと思った理由やきっかけ
●Tさん
簡単に言えば、工事現場で働いていた頃からパソコンスキルを学んできたからです。
実際にマクロを組んで、現場のパソコン作業を効率化したこともありました。
現場で働いている人はパソコンなんて使えませんから、私が自ら勉強してパソコン作業を担当していたんです。
当時は、パソコン作業を早く終わらせたくてガムシャラに勉強していました。
そのおかげで、工事現場で働く人としてはあり得ないくらいPCスキルが高まったんです。
そのようなパソコン仕事の経験があったので、事務職としてならやっていける自信がありました。
これが事務に転職しようと思ったきっかけですね。
●管理人
すごいですね。意図していなかったけど、必死に学んできたことが先につながったわけですね。
結果として事務職に転職できたわけですが、実際に転職してみて「メリット・得られたこと」や「デメリット・失ったこと」があればそれぞれ教えていただきたいです。
事務職へ転職したメリット・得られたこと
●Tさん
分かりました。それでは、事務職へ転職したメリット・得られたことからお話します。
メリット1|プライベートの時間が増えた
メリット2|仕事にやりがいや充実感がある
メリット1|プライベートの時間が増えた
事務の仕事に転職してからは、プライベートの時間が増えました。
土日は完全に休みで週休2日ですし、残業時間が月30時間いかないときもあります。
残業は平均して1日1~2時間です。定時に上がる日もあります。
以前は、平日の残業は5時間はやっていましたし、週休1日でした。その休みでさえ、仕事の進捗によってはなくなることもありました。
それを考えるとプライベートの時間が増えて、楽しいです。趣味のマジックをする時間が取れて嬉しいですね。
以前は感じられなかった精神的な余裕が増えたのは大きいです。
メリット2|仕事にやりがいや充実感がある
仕事のやりがいや充実感があるのも得られたことの1つです。
私はパソコンスキルをしっかり学んできたので、周囲よりパソコン仕事を速くこなせるんです。
例えば、事務仕事で2000枚の写真整理をしたのですが、これまでは5人で2週間かかっていた仕事だったんです。
それを私がマクロVBAを使って作業を効率化した結果、3人で1週間の時間で終わらせることができるようになりました。
このように自分にしかできないスキルを使って成果を出せると、仕事のやりがいや充実感を感じることができます。
他にも私はブラインドタッチができるのですが、派遣先の会社ではタイピングが上手にできない人は多いです。
そうすると、人から「どうやればパソコン仕事を速くできますか?」と質問されることがあります。
そのように成長したい人に対して、「パソコン仕事はショートカットキーが大切ですよ」なんて伝えるわけです。
そうすると、実際にパソコンスキルを学ぼうとして行動して、また相談してくれるんです。
そうやって人に頼られるのも嬉しいですね。
●管理人
なんだか楽しそうですね。それでは、逆に失ったものはありますか?
事務職へ転職したデメリット・失ったこと
●Tさん
事務職へ転職したデメリット・失ったことは以下ですね。
デメリット1|残業代が減った
デメリット2|スキルが高いことで嫉妬される
デメリット1|残業代が減った
残業代が減ってしまったのは残念なことの1つです。
現場監督として仕事をしていた時は、平日5時間の残業と週休1日だったので、給与に上乗せされる残業代が大きかったです。
あの頃と比べると給与が減ってしまったという感覚は否めませんね。
もちろん無理な働き方をしていたので、戻りたいとは思いません。ただお金の面は転職によるデメリットは感じます。
デメリット2|スキルが高いことで嫉妬される
私は工事現場にいたときから、パソコンスキルを学んできました。
お金を払って自己投資したおかげで、他の人より高いスキルを手に入れることができたのです。
その反面、派遣先の上司から「生意気な人」と思われている節があります。もちろん確証はありませんが。
例えば、私はパソコンスキルを人に伝えたら、職場全員の生産性が上がると思い、勉強会をやろうと考えていました。
しかし、派遣社員の人にパソコンスキルを教えてもらうのは良くないということで、企画が頓挫してしまいました。
私の性格的な部分もあるかもしれませんが、スキルが高いことで上司から嫉妬されている節があります。
●管理人
そうなんですね。Tさんの実力が全て発揮できていないのは、もったいないですね。
●Tさん
もっといろいろやれることはあるんですけど、なかなかうまくいきませんね。
未経験40代が事務派遣へ転職したら給料はどれくらい?
●管理人
先ほど残業代のお話があったのですが、派遣社員の給料についてお聞きしたいです。
Tさんは未経験から40代で事務の派遣へ転職したということですが、ぶっちゃけ今の給料はどれくらいでしょうか?
●Tさん
時給2000円です。残業代は多いときで月30時間です。
ですので、月160時間プラス30時間で、月収は40万いかないくらいですね。
食べていくのには困らないくらいです。ただ、現場で残業していたころに比べると下がってしまいましたね。
●管理人
まあ、平日の残業が5時間かつ週休1日であれば、残業代はすごいことになりますよね。
●Tさん
その分、体力的にも精神的にもしんどいので、トレードオフなんですけどね。
ただ、今の方がプライベートも充実して楽しいです。趣味のマジックをする時間もありますし。
プログラミングのスキルがあると時給は高くなる
●管理人
職場の派遣社員の平均時給はどれくらいなのですか? 事務職の平均を知りたいです。
●Tさん
正直なところ、平均はわかりませんね。
ただ、プログラミングができる派遣社員の人がいるのですが、その人は50代後半で時給2600円あります。
プログラミングとして使えるのは、C++やVBAなど幅広く使える人です。
その人のメインの仕事は、会社基幹システムのメンテナンスなどです。
私の場合は現場支援の事務がメインの仕事で、使えるプログラミングスキルもエクセルマクロVBAのみです。
私の時給が2000円なので、時給600円の差があります。
時給600円の差は月の勤務時間を160時間とすると、96000円の差ですから、結構ありますね。
プログラミングが出来て基幹システムの構築ができれば、私も給料が上がるかもしれません。
エクセルマクロVBAが使えることで時給は高くなる
●管理人
エクセルマクロVBAだけと言っていましたが、マクロが使えるのも十分すごいと思いますよ。
●Tさん
そうですね。実際、派遣社員の時給を調べてみると、「エクセルだけの仕事」と「エクセルマクロの仕事」では時給500円くらいの差が出ますからね。
例えば、派遣社員の求人サイトを見ると分かります。
そういう意味では、エクセルマクロを学んでよかったなと思いますね。
時給500円の差は月で80000円の差がありますから。
●管理人
今は派遣社員として勤務されているのですが、正社員としての転職は考えなかったのですか?
正社員への転職は容易ではなかった
●Tさん
もちろん考えていましたが、なかなか難しいのが現状です。
実際、転職サイトにも登録して正社員への雇用もトライしました。しかし、採用に至ることは難しかった。
未経験で40代となると敬遠されるのでしょうかね。ただ本当のところは分かりません。
ただ私の友人(40代)の中には正社員として雇用された人もいます。
プログラマーとしての経験を評価され、今は工場の生産システムのプログラム開発を行っています。
このような経験や実績があれば、40代であっても正社員として転職することはできます。
●管理人
Tさんはこのまま派遣社員として働きますか?
今後は自分の強みをさらに磨く
●Tさん
今は仕事が充実しているので、当面はこのままやっていこうと思います。
ただ、今の職場でパソコンスキルをもっと磨いて実績をつくりたいと考えています。
そうすれば、新しい道につながる可能性がありますから。
例えば、現在の派遣先は建設業界では、業界トップクラスの売上があるくらい有名企業なんですね。
そのような有名企業であっても、パソコンスキルは低い人が多いです。タイピングがまともにできない人もたくさんいますから。
それであれば、人に教えることをもっと磨いていくのはアリかなと思っています。
幸い現在、派遣社員ではあるものの、人にパソコンスキルを教える機会もあります。
その経験を積んでいけば、パソコン講師になる道もあれば副業として人に教える道もあります。
やれることはありますね。まあ、これが現場仕事であればこうはいかなかったはずです。
●管理人
そうですね。建設スキルを教える副業は聞いたことがありません。
●Tさん
とりあえず自分ができることを磨いていこうと思っています。
現場仕事を辞めて事務(未経験)へ転職するためには何をすればいいのか?
●管理人
現場仕事を辞めて事務(未経験)へ転職するためには、どのような順番で何をすればいいと思いますか?
これから転職を考えている人のために教えていただけると嬉しいです。
●Tさん
分かりました。以下のステップで行動してみるのが良いと思います。
ステップ1|完全な未経験ではなく自分の経験を活かせる分野を見つける
ステップ2|スキルアップのために投資する
ステップ3|転職サイトには登録しておく
ステップ1|完全な未経験ではなく自分の経験を活かせる分野を見つける
最初に考えてほしいのは、完全な未経験ではなくこれまでの経験を活かせる分野を見つけることです。
なぜなら、現場で働いてきた経験は本人が思っている以上に大きいからです。
実は私が事務に転職できたのは、現場監督をやってきたからです。
私は建設業界の現場監督から、建設業界の事務職に転職しました。
派遣先に事務職として採用された理由を聞いてみたら、「現場監督の経験を持ってるからこそ、より現場に即した事務仕事をしてくれそうだと考えたから」と言われました。
実際、私は「現場の仕事の流れ」や「どういうミスをしやすいか」を実体験として理解しているのです。
この経験があったからこそ、採用されたのです。
もし全くの未経験の職種に就こうと考えていれば、転職先が見つからず、今もまだ現場監督をやっていたかもしれません。
このように、これまでの経験を活かせる分野を見つけるのが大切なステップです。
●管理人
確かにそうですね。採用する側からみれば、現場を知っている人に仕事を任せた方が、より貢献してくれそうと感じるのも分かります。
ステップ2|スキルアップのために投資する
●Tさん
次はスキルアップです。それはスキルがあればアピールポイントになりやすいからです。
例えば、私は現場監督からパソコンスキルに時間とお金を投資してきました。
今のパソコンスキルがなかったら、事務仕事に転職することは考えすら浮かばなかったはずです。
実際、時間とお金を投資したおかげで、現場監督として仕事をしていたときからパソコン仕事には自信を持っていました。
派遣会社に登録していた職務経歴書にも、「パソコンスキルに自信があること」、「エクセルマクロVBAで何十時間も作業効率化してきたこと」を書いていました。
このようなスキルや実績は、アピールポイントになりやすいです。
またスキルがないと、派遣会社の言いなりになってしまいがちです。
例えば、派遣会社から「○○の会社はどうですか?」と言われたとき、自分の目指すところと違う派遣先を紹介されたとき、断れません。
自分にはスキルがないから、「派遣会社の担当者の言う通りにしよう」と考えてしまうのです。
それでは、都合のいいように使われ続けます。
このようなことを考慮すると、自分のスキルを磨くのは重要なことです。
スキルがあれば、「派遣会社の担当者に私は○○のスキルを活かしたい」と自信をもって伝えることができます。
派遣会社の担当者もスキルが高い人は、派遣先に高いフィーを請求できるので、大切に扱ってくれます。
そう考えてもスキルは大切です。
●管理人
そうですね。特に事務職であれば、パソコンスキルがあればアピールポイントになりますよね。
ステップ3|複数の派遣会社や転職サイトに登録しておく
●Tさん
スキルアップをすれば、自分の強みは作ることはできますが、それだけでは足りません。
転職には企業情報も必要です。
なぜなら自分の条件に合った企業が探さないと、どれだけスキルがあっても生かすことができないからです。
このとき、転職サイトや派遣会社に1社しか登録していないと痛い目を見ます。
1社しか登録していないと、情報が偏るからです。
例えば、各派遣会社にはそれぞれの色があります。製造業に強い会社もあれば、IT業界につながり深い会社もあります。
つまり、各派遣会社で持っている求人案件が異なるんですね。もっと言うと、派遣会社によって保有している案件数も規模も異なるわけです。
そのため、複数の派遣会社や転職サイトに登録しておくことが大切です。
私の場合は派遣会社と転職サイトに合わせて4社は登録していました。
以下のサイトに登録していましたね。
→リクルートスタッフィング(業界トップクラスの案件数から選択可能)
→ランスタッド(オフィス派遣の仕事に特化)
→リクナビ派遣(関東の仕事なら)
→リクルートエージェント(転職成功実績No1)
このように複数の派遣会社や転職サイトに登録しておくことで、自分に合った仕事が見つかるチャンスを増やしていました。
●管理人
この3つのステップの中で最も重要なステップはどれでしょうか?
●Tさん
スキルアップですね。それは良い案件があれば、転職サイトや派遣会社はスキルがある人に優先的に紹介します。
それはスキルが高い人を紹介すれば転職サイトや派遣会社は、取引先から高いフィーをもらえるからです。
結局のところ、スキルがない状態で転職を考えても良い案件には出会えないのです。
そう考えれば、スキルアップしないと話になりません。特に40代のような年齢であれば、20代や30代のように将来を見込んだ採用は厳しいですから。
事務職を目指すならパソコンスキルを高めよう
●管理人
先ほど、Tさんはスキルを高めることの重要性をお話していましたが、事務職を目指すなら、どのようなスキルを高めると良いでしょうか?
●Tさん
事務職であれば、パソコンスキルです。
タイピングを覚えてショートカットキーでPC作業ができるようになれば、それだけで派遣先で一番仕事ができる人になれます。
なぜなら、業界トップのような会社であっても、キーボードを見ないでタイピングができる人はほとんどいないからです。
私はエクセルマクロVBAも学びました。エクセルマクロVBAがあれば事務職で困ることはほぼないです。
●管理人
どのようにパソコンスキルを学ぶのが効果的ですか?
●Tさん
その人の目的によりますね。
もしパソコンスキルの基本を学びたいなら、PC作業の基礎であるタイピングから始めることをお勧めします。
転職のアピールポイントを作りたいなら、エクセルマクロを学ぶのも良いと思います。
ただいずれのスキルを学ぶにしても、勉強は初めが肝心です。
同僚にもパソコンスキル習得を進めてみましたが、何から始めればいいのか分からず、すぐに勉強をやめてしまいました。
参考書で勉強するのもいいのですが、初心者の内は本を読むのでさえ苦痛に感じることも少なくありません。
そのため、一番最初はしっかりとした講座を受けるなり、講師をつけるなりしたうえで学んでいくことをお勧めします。
そう考えると、以下の方法で勉強を始めるのが良い方法です。
→タイピングならこちらの無料教材
→エクセルマクロならこちらの無料教材
私は有料でタイピングやマクロを学びましたが、いきなり有料から学ぶ必要はありません。
この教材は、実際に私も試しましたが、無料とは思えないほどわかりやすい説明をしてくれるので、おすすめです。
まずは、この無料版で学んでみることをお勧めします。
その後より深く学習したい方は有料教材を試してみたり、参考書を買ってみたりしてみるのがよいでしょう。
事務作業では、パソコン仕事がメインなので、PCスキルが高まるほど仕事の効率が上がります。
まずはチャレンジしてみてみることをお勧めします。
●管理人
本日は大変貴重な話を聞かせていただきありがとうございました。
まとめ
いかがだったでしょうか。現場監督から事務派遣へ転職した40代の体験談をお伝えしました。
Tさんもお話されていましたが、パソコンスキルがあれば事務未経験でも転職先で活躍するのはそこまで難しいことではありません。
何より、残業が減っただけでなく仕事そのものにやりがいを感じることができる。人生の半分を仕事に費やすわけですから、楽しめなければもったいないと言わざるを得ません。
そして、マクロは仕事を楽しくしてくれますし、他者からの評価もグッと上げることができるツールです。
しかし当然ですが、スキルがない人はそもそも転職することさえするのが難しいです。
そのため、Tさんのインタビューにもありましたが、スキルアップが肝心です。
現在の仕事が忙しいからといって、勉強時間を作れないようであれば、いつまで経っても現状を変えることはできません。
そのため、まずは転職に向けて行動を始めることで大切です。
その行動は、参考書でも有料のセミナーでも構いません。悩んでいても変わりません。
ただ、経済的な負担や勉強のしやすさを考えるとタイピング無料講座やエクセルマクロ無料教材がお勧めです。
ぜひ一歩を踏み出してみることをお勧めします。