新しいスキルを学んだり情報を収集したりするとき、効率的な手段として本を読むことがあります。
このとき、キンドルのような電子書籍を使うのがお勧めの方法です。なぜなら、より簡単に早く情報を入手できるからです。
もちろん、あらゆる場合で電子書籍をお勧めするわけではありません。実際、私の場合は電子書籍をメインに購入しますが、実物の書籍も利用します。
電子書籍と実物の本の両者に良い面と悪い面があるため、それらを上手に使いこなすことが賢いやり方なのです。
そうすれば、より効果的・効率的に情報を収集できるようになるのです。そこで、私が実践している本の入手方法を紹介します。
目次
本を選ぶときの5つの基準・チェックポイント
本には、電子書籍と実物書籍があります。電子書籍がいいという人もいれば、実物書籍がいいと考える人もいます。
しかし、お互いにメリットとデメリットがあります。それらを踏まえて書籍を選ぶことで、より効果的・効率的に本を購入できるようになります。
ここでは、書籍を選ぶときに気を付けるべきポイントを紹介します。また、それぞれのポイントにおける電子書籍と実物書籍のメリット・デメリットもお伝えします。
まず概要をお伝えすると、以下の通りです。
チェックポイント | 実物書籍 | 電子書籍 |
1.購入のしやすさ | ★ ・書店に足を運ぶ必要がある(書店にない場合は入手できない) ・通販で購入する場合、配送に2,3日かかる |
★★★ ・すぐに購入できて、読むことができる |
2.勉強のしやすさ | ★ ・本を開きながらでないと読めない ・カバンの中でかさばる |
★★★ ・電子書籍デバイス(スマホなど)に収まる ・kindleアプリ(無料)を入れるだけ |
3.中身の確認 | ★★★ ・書籍の中身を閲覧できる |
★★ ・無料サンプルで書籍の目次を閲覧できる |
4.本の価格 | ★~★★★ ・新品の書籍は高い ・中古があれば安い |
★★ ・電子書籍は新品の実物本より安い |
5.出版数 | ★★★ ・売り切れでない限り、実物書籍は手に入る |
★ ・電子書籍化されていない本がある |
上記の電子書籍と実物書籍を比較して、両者のメリット・デメリットを把握することが大切です。
そうすれば、時と場合に応じて、自分に合った購入方法を選択できるようになります。
お勧めの本の買い方|電子書籍と実物書籍を組み合わせる
お勧めの本の買い方は、電子書籍と実物書籍を組み合わせるのが賢いやり方です。
なぜなら、上述のとおり、電子書籍と実物書籍のそれぞれにメリットとデメリットがあるからです。
それらをうまく組み合わせることで、自分にあった方法を選択することができるのです。
ここでは、私が実践してきた本の買い方をケース別で紹介します。概要は以下の表のとおりです。
No | 重視するポイント | お勧め方法 |
1.効率的に勉強するなら | ・勉強のしやすさ ・中身の確認 |
電子書籍を購入。電子書籍で購入不可なら実物書籍 |
2.価格を重視するなら | 本の価格 | 実物書籍(アマゾンマーケットプレイス) |
3.大量に読むなら | ・購入のしやすさ ・出版数 |
Kindle Unlimitedで読み放題を使う |
詳細を以下で詳しく説明していきます。
方法1|効率的に勉強するなら
効率的に勉強するなら、電子書籍で購入するのがお勧めです。なぜなら、勉強するときに読みやすいからです。
例えば、エクセルの操作を勉強するときに電子書籍を使うと、パソコン画面で本とエクセルを画面で同時にみることができます。
しかし、パソコンの操作を勉強するときに実物の本を使うと、本を開きながら勉強することになります。
そうすると、本が閉じたり開き直したりするのに時間がかかってしまうからです。
また、電車に乗りながらでも勉強できたり、移動時にカバンの中にもかさばらなかったりする点も魅力的です。
このように記載すると、実物の書籍は書き込みができる点がいいと思う人もいるかもしれません。しかし、実物の書籍に書き込みをしたところで復習しないなら効果は薄れます。
もし、書き込むならもう一度読み直すほうがあります。そういう意味でも、電子書籍は読みやすいので勉強にはもっともお勧めなのです。
電子書籍をお勧めする理由
理由1|その場で購入した書籍をすぐに読むことができる
電子書籍のメリットとして、その場で購入した書籍をすぐに読むことができることです。
以下のようにアマゾンにアクセスして、ボタンをクリックすればすぐに購入できます。
しかし、「エクセルマクロについて勉強したい」と考えたとしてます。
そのとき、実物の書籍を購入しようとすると書店に行けば勉強の熱が冷めてしまいます。
しかし、電子書籍であれば購入してすぐに勉強を始めることができるのです。
理由2|書籍の中身をサンプルで読める
電子書籍の内容はサンプルをダウンロードすることで、読むことができます。
以下のボタンを押せば、無料サンプルのダウンロードで見ることができます。
以下のようにkindleアプリに追加されます。
以下はサンプルで本の内容をチェックしている様子です。
当然ですが、内容のすべてを読むことはできません。それでも、目次を読むことができるため、本を購入すべきかどうかを検討することは十分に可能です。
実際、私も「気になるけど迷う」サンプルについては無料サンプルを購入するようにしています。
理由3|Kindle本は返品可能
あまり知られていませんが、kindle本は返品も可能です。
amazonのサイトより
Kindleストアでご購入いただいたKindle本は、購入間違いなどの場合、注文日から7日以内に限りAmazonの裁量にて返金を承っております。
ただし、Amazonの裁量のため返品が受け付けられない場合あります。間違えて購入したり、少しだけ読んだりした程度であれば、返品が可能です。
しかし、本をどこまで読んでいるかを、kindle側で追跡可能です。したがって、7日で全て読んだあとに返品しようという考えは通用しません。
方法2|価格を重視するなら
価格を重視して本を読みたいなら、実物書籍を選ぶのをお勧めします。
その理由は、安く手に入れることができるからです。とくに、アマゾンマーケットプレイスはかなり安く書籍を手に入れることができます。
以下で、詳しい理由を説明していきます。
実物書籍をお勧めする理由
理由1|とにかく安く手に入れることができる
価格を重視して本を読みたいなら、アマゾンマーケットプレイスで探すのをお勧めします。
例えば、ブックオフで販売しているような書籍であれば、アマゾンマーケットプレイス1円で販売されていることも少なくありません。
実際、上記の画像のとおり、
新書|1058円
kindle|665円
中古|461円
ただ送料が200~300円かかる場合がありますので注意が必要です。
それでも新品と比較して圧倒的に安いので、アマゾンマーケットプレイスでの購入がもっともお勧めです。
実際、私も電子書籍で購入できない書籍の場合は、アマゾンマーケットプレイスの中古本を買うようにしています。
理由2|書籍を売ることができる
実物書籍のメリットは、ヤフオク、メルカリ、アマゾンで売ることができます。
例えば、アマゾンマーケットプレイスで1000円で購入した書籍を再びアマゾンで400円で売ることができるのです。
そうすれば、600円で本を読むことができます。もちろん、手数料が入るので注意が必要です。
このように、読み終わった本を売ることで経済的に得をすることができます。
上記のように、アマゾンマーケットプレイスで出品します。そうすれば、不要本をお金に変えることができるのです。
実際に私も試しましたが、不要本だけで4,5万円分を得ました。
しかし、電子書籍では中古本を売ることができません。したがって、実物書籍でしかできないのです。
なお、そもそも実物でしか出版されていない本もあります。電子書籍の数は増えていますが、実物書籍の方が数が多いです。
そのため、自分が欲しい書籍が実物のみの場合は実物書籍を選ばざるを得ません。
方法3|大量に読むなら、Kindle unlimited
本を大量に読む人の場合、kindle unlimitedをお勧めします。
なぜなら、大量に購入するにはお金が必要であり、かつ本棚も必要になるからです。
そのため、安価で本を入手し、かつ本の保管に困らないようにする必要があります。
そこで、本を大量に読む場合はkindle unlimitedをお勧めするのです。目安としては月に5冊以上の本です。
私の経験上、本を5冊以上購入するなあら、kindle unlimitedのほうが得をする可能性が高いからです。
キンドル読み放題(Kindle Unlimited)とは
本をたくさん読む人の場合、Kindle unlimitedを利用するのも選択肢の一つです。
kindle unlimitedとは月額980円でkindle本が読み放題になるサービスです。以下の画像のように、新書1944円(中古1598円)の書籍が無料で読めるのです。
kindle unlimitedについて簡単に紹介すると、以下のとおりです。
項目 | kindle unlimitedとは |
価格 | 月額980円(初回30日は無料) |
読める書籍数 | 電子書籍10万以上の中からキンドルが無料本を指定(無料で読める本は適宜変化する) |
キンドルのデバイス | スマホやパソコンでもアプリさえダウンロードすれば無料で読める |
読める本の種類 | ビジネス書、小説、漫画、雑誌まで多岐に渡る |
解約方法 | 「メンバーシップを終了」をクリックで可能 |
このように、月額980円で本を無料で読めるようになるのがkindle unlimitedなのです。
しかし、kindle unlimitedには注意点があります。例えば、すべての本が無料で読めるわけではありません。
具体的には、以下の点に注意が必要です。
Kindle Unlimitedの注意点
Kindle Unlimitedはお得なサービスです。しかし、気を付けないと、損をしてしまうことがあります。
そこで、Kindle Unlimitedの注意点を解説します。
注意点1|ダウンロードできるのは一度に10冊まで
Kindle Unlimitedでストックできるのは10冊までとなっています。
そのため、11冊目以降を読みたいときは、ストックされている1~10冊の中のどれかをライブラリから消去する必要があります。
上の画像のように、消去したい本の「利用を終了して続ける」をクリックします。そうすると、消去したい本と新しい本が入れ替わります。
つまり、新しい本を読みたくなったら消去が必要です。
何十冊を同時にストックできるわけではないことを理解しておきましょう。
なお、書籍を1冊ダウンロードするのに2,3分かかる場合あります。
注意点2|無料対象の書籍が変わる
Kindle Unlimitedで読むことができる本は変化します。無料対象の書籍が変わるのです。
そのため、昨日まで無料だった本が突然有料になることがあります。
ただ、ストックしている10冊の中のどれかが無料から有料に変更になった場合は、無料のままで読めます。
注意点3|Kindle Unlimitedに良書は少ない
Kindle Unlimitedで無料になる本は、全体的に良書が少ないです。
例えば、私は海外の翻訳本をよく読みます。それは、海外で売れたから翻訳されるケースが多いからです。
実際、以前に購入したのは以下の書籍です。翻訳本だったので、すぐに購入しました。
しかし、このような翻訳本がKindle unlimitedで無料で読めることはあまりありません。
そのため、良書は有料で購入する必要があることは覚えていてほしいと思います。
さらに言っておくと、質を疑うような内容の本もKindle Unlimitedでは無料で紹介されています。
そのため、本の目利きができないと、無料に惑わされてしまうので注意が必要です。
私のKindle Unlimitedの使い方
上記のような注意点がありますが、私はKindle Unlimitedを使っています。
それは、kindle unlimitedで無料本を使う場合と、有料の本を購入する場合を使い分ければ得をするからです。
実際に私の使い方は以下のとおりです。
使い方1|大量の本から情報を収集する
その理由は、大量の本から情報収集できるからです。
例えば、新しい分野の勉強をするとき、本を10~20冊購入してザッと読んで知識をインプットすることがあります
実際、私はgoogle apps scriptと呼ばれるプログラム言語を学ぼうとしたとき、Kindle unlimitedで無料本を購入しました。
それで10冊近くを読んで知識をインプットしました。
このような使い方は、Kindle unlimitedの使い方として非常に有効だと思います。
一方せ有料で3000円の書籍を10冊~20冊も購入すると、それだけで5万円以上かかってしまいます。
Kindle Unlimitedは月額980円なので、お得に情報をインプットできる点は有能だと考えています。
そのため、月に5冊以上の本を読むのであれば得をするのです。しかし、本を月1,2冊程度で読むなら、Kindle Unlimitedに頼る必要はない場合が多いです。
使い方2|PCとスマホのkindleアプリで同期する
私の場合、PCとスマホの両方にkindle アプリを入れています。いつでもどこでも読書できるようにするためです。例えば以下のとおりです。
スマホ:時間が空いたらすぐに読める
PC:パソコンで勉強しながら本を読める
このように使うことで、少ない時間で大量にインプットできるからです。
kindle unlimitedでスマホに本を忍ばせておくことで、スキマ時間を活用できるのです。
使い方3|有料本も積極的に購入する
kindle unlimitedを使うと、無料本しか読まないようになりがちです。しかし、私はそうはしません。
なぜなら、有料本の方が価値があることが多いからです。有料や無料に限らず、本の中身に価値があるかどうかが重要なのです。
そのため、kindle unlimitedは情報収集専用です。そして、「これはもっと情報を知りたい」と思った分野に対して、有料本で投資をしていっています。
このように、有料本と無料本を使い分けしているのです。
Kindle Unlimitedはすぐに解約できる
私がKindle Unlimitedを使うする理由の一つにすぐに解約できることがあります。
Kindle unlimitedは無料登録後をすぐに解約することができます。
解約方法は以下の通り、すぐに可能です。解約方法が分からず、毎月料金を天引きされることはありません。
実際、無料登録して30日間の無料体験が終わる直前で解約することも可能です。
そのため、Kindle unlimitedを無料体験して、便利だったら継続することができるのです。
Kindle Unlimitedを使って無料で読んで欲しいお勧め本
私はKindle unlimitedを利用するなら情報収集用に活用するといいと考えています。
なぜなら、情報収集を目的として本を読む場合、量をこなすことで大量にインプットできるからです。
仮に10冊分を有料で買えば10000円以上はするので、これらを読むだけでも安価で効率的にインプットが可能なのです。
例えば、私がkindle unlimitedを使っていない人にお勧めする書籍は以下のとおりです。
パソコンスキルを高めたいなら
以下の書籍は、この記事を書いている時点で無料で読める書籍です。
その中でも読むに値する書籍を紹介しています。ただ、無料が有料になっている可能性もあるので、購入前にご確認ください。
本を月5冊以上よむならKindle unlimitedがお勧め
本を大量に読む人であれば、kindle unlimited(月額980円)を使うことはお勧めです。
目安としては、月に本を5冊以上よむ習慣がある人はkindle unlimitedをお勧めします。
なぜなら、既に情報収集の習慣がついている人は、kindle unlimitedを使うことで無料で収集できる量が増えるからです。
ただし、趣味や専門によってはkindle unlimitedで無料本の恩恵を受けづらい人もいます。
そのため、kindle unlimitedを使うか迷っているなら無料の1ヶ月の間に、自分の趣味や専門分野が無料になっているかどうかを確かめてみるといいです。
実際に利用してみて、kindle unlimitedの方が便利だと思えば継続を選べばいいでしょう。
kindle unlimitedは以下をクリックすれば試すことができます。
本を読むのが月1,2冊ならKindle unlimitedがお勧めしない
私は無料だからという理由で、kindle unlimitedを選択することをお勧めしません。とくに本を月1,2冊よむ人はその傾向が見られます。
例えば、読書の習慣をつけたいから、無料本を活用してその習慣をつけようと考えるのです。
しかし、それは失敗します。なぜなら、「無料だから」という理由でよむ人は本を読みたいと思っていないからです。
例えば、やせようと思って、マラソン用具から揃えようする人がいます。最初は継続できますが、1,2週するとだんだんやる気が低下してきます。
それは、楽しくないからです。楽しくない状況で、用具を揃えても続きません。結局、お金だけ払っておしまいです。
実際、本を読む習慣がある人は、本から学んだり情報を収集したりするのが楽しいからやっているのです。
無料をきっかけにすることは悪いことではありません。読書が楽しい人や価値を感じれる人でないと、kindle unlimitedを活かすことは難しいです。
そのため、本を読むのが月1,2冊の人に、このサービスはお勧めしません。
まとめ
最後に本の選び方をまとめます。
No | 重視するポイント | お勧め方法 |
1.効率的に勉強するなら | ・勉強のしやすさ ・中身の確認 |
電子書籍を購入。電子書籍で購入不可なら実物書籍 |
2.価格を重視するなら | 本の価格 | 実物書籍(アマゾンマーケットプレイス) |
3.大量に読むなら | ・購入のしやすさ ・出版数 |
Kindle Unlimitedで読み放題を使う(月に5冊以上読んでいる人はお勧め、月に読むのが1,2冊ならお勧めしない) |
ぜひ、本を使った勉強を楽しんでほしいと思います。