エクセルVBAのForNext｜ExitForで繰り返し処理から抜ける(break)

For nextの繰り返し処理の途中で、繰り返し処理を終了したいときがあります。

VBA以外のプログラミングでは、breakという記述でループを途中終了できる場合があります。

ここでは、fornextのような繰り返し処理の途中でループから抜け出し、繰り返しを途中終了させる方法を紹介します。

For Next文をExit Forを使って繰り返し処理を抜ける（breakと同じ）

ここではi=1~5で繰り返し処理するなかで、i=4のとき繰り返し処理を抜けるようにします。

まずは全体のプログラムを紹介します。

以下で詳しく説明します。

プログラム0｜変数宣言の指定

「Option Explicit」とは、変数宣言を強制するためのものです。

予期しないエラーを防止できるため「Option Explicit」を入力することを習慣化することを推奨しています。

詳しい説明は以下のページで紹介しています。

プログラム1｜プログラム開始

VBAではプロシージャという単位でプログラムを呼び出します。

プロシージャの構文は下記となっています。

「Sub」で始まり「End Sub」で終わります。

プロシージャに関連するmoduleの話については以下で説明しています。

プログラム2｜変数設定

本プログラムで使用する変数を設定します。

Long(整数)型の変数を使います。

このiはFornextの数値カウンターとして使用します。

変数については、以下のページで紹介しています。

プログラム3｜i=1~5まで繰り返し処理

上記のFor(1行目)とNext(14行目)の間を、i=1,2,3,4,5と1つずつカウントアップしながら、繰り返し処理を行います。

プログラム4｜iが4のとき、ForNextを抜ける

「i=4」のとき、Exit Forを実行します。

Exit Forを実行すると、ForNext文から抜け出します。

この事例ではプログラム6に移行します。

実際、iがどのような動きをするかを以下で検証します。

Debug.Printでの検証結果

上記のようにFor~Nextの間でi=4になるまで処理を実行し、i=4でFor Nextのループから抜けます。

Exit Forの位置

Exit Forの記述位置を変更することで、処理を変えることができます。

Exit Forの前に処理を記述すれば、その処理を実行させることができます。

それを考慮した上で、Exit Forの記述位置を決定する必要があります。

プログラム5｜A列へiを出力

A列のi行目のセルに「i」を出力します。

ただしi=4で、ForNextから抜けるため、i=1,2,3まで出力されます。

プログラム6｜プログラム終了

プログラム1と対になるプログラムで、プログラム終了させるための記述です。

「End Sub」を読み込むと、プログラムが終了します。

プログラムの解説はここまでです。

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