VBAでメール作成するとき、添付ファイルを付けたいときがあります。
そこで、このページでは以下のようなメールにファイルを添付するときに使うVBAプログラムを紹介します。
・メール添付する位置も指定
・VBAプログラム入りのエクセルをダウンロード可能
上記について紹介します。ファイルダウンロードだけではなくコード解説もしていきます。
目次
- 1 エクセルVBAでOutlookメールに複数ファイルを位置指定して添付
- 2 VBA入りのエクセルファイルをダウンロード
- 3 エクセルVBAでアウトルックメールを作成する前に事前準備
- 4 エクセルマクロVBAでOutlookメールに複数ファイルを添付する
- 4.1 プログラム0|変数宣言の指定
- 4.2 プログラム1|プログラム開始
- 4.3 プログラム2|シート設定
- 4.4 プログラム3|Outlookアプリケーションを起動
- 4.5 プログラム4|Outlookメールを作成
- 4.6 プログラム5|メール情報を設定
- 4.7 プログラム6|メール本文(HTML形式)にフォント変更やリンクをセット
- 4.8 プログラム7|メール本文の文字数をカウント
- 4.9 プログラム8|メール表示
- 4.10 プログラム9|メールに添付するファイル名を取得
- 4.11 プログラム10|メールに複数の添付ファイルを設定
- 4.12 プログラム11|メール保存、送信
- 4.13 プログラム12|オブジェクト解放
- 4.14 プログラム13|プログラム終了
- 5 VBAでExcel×Outlookの作業を効率化する事例
- 6 Excel VBAについて詳しく理解したいなら
- 7 VBAを自分で書けるようになる
エクセルVBAでOutlookメールに複数ファイルを位置指定して添付
このページで紹介するVBAプログラムは以下の流れで使用することを想定しています。
手順2. VBAプログラム実行
以下で詳しく説明します。
手順1. エクセル一覧表に必要情報を入力
セルB3:cc
セルB4:bcc
セルB5:件名
セルB6:本文
セルB7:署名
セルB8:添付ファイル1
セルB9:添付ファイル2
セルB10:添付ファイル3
以下で簡単に解説します。
メール情報
メール送信に必要な情報です。
セルB2:To:メールの宛先
セルB3:cc:メールのCC
セルB4:bcc:メールのbcc
セルB5:件名:メールの件名
セルB6:本文:メールの本文
セルB7:署名:メールの署名
添付ファイルを設定
セルB9:添付ファイル2
セルB10:添付ファイル3
添付ファイルのファイル名を入力します。
ただしあらかじめ、VBAが含まれるエクセルと同じフォルダに添付ファイルを保存しておきます。
この事例では「Book1.xlsm」「report.pdf」「添付ファイル.jpg」の3つのファイルを添付したいので、エクセルと同じフォルダに3つのファイルを保存してあります。
手順2. VBAプログラム実行
VBAを実行すると、以下のように複数ファイルが添付されたメールが作成されます。
ファイルを添付する位置もプログラムのなかで指定しています。
ボタンにVBAプログラムを登録
VBAプログラムをボタンに登録することもできます。
ボタンにVBAプログラムを登録することで、ボタンを押下しプログラムを実行することができます。
ボタンをVBAプログラムを設定したい場合は、以下で動画も交えて設定方法を紹介しているので、そちらをご覧ください。
VBA入りのエクセルファイルをダウンロード
以下で紹介しているVBAプログラムをそのまま使いたい人は、以下のフォームからダウンロードできます。
登録したメールアドレスへ「VBAプログラムが含まれたエクセル」を送信します。
本プログラムの内容をそのまま使用可能です。ぜひお仕事にお役立てください。
それでは、以下でプログラムについて詳細を説明します。
エクセルVBAでアウトルックメールを作成する前に事前準備
エクセルVBAでoutlookのメールを操作するためのプログラミングに入る前に、準備しておくことがあります。
具体的には以下です。
準備2. VBEで外部ライブラリへの参照設定でOutlook型を追加
上記の関して、以下で説明します。
1. ExcelでVBAを使うための事前準備
Excelで、以下の2つの準備をします。
2. 開発タブを追加
保存ファイルの拡張子変更、Excelの基本設定変更の2つです。
上記に関しては、以下のページで解説をしています。
もしVBAを使うための準備段階に不安がある人は上記をご覧ください。
この内容は以下の動画で紹介しています。
入門エクセルマクロの使い方|マクロ作成から実行までを徹底解説
文字や画像だけで分かりづらい人は上記の動画をご覧ください。
準備2. VBEで外部ライブラリへの参照設定でOutlook型を追加
以下の参照設定でOutlookメールを送信できるように機能拡張させます。
1.VBEを開いて頂いて、「ツール」→「参照設定」
2.Microsoft Outlook XX.X Object Libraryのライブラリにチェックを入れて、OKをクリック
詳細の設定方法は以下のページで紹介しています。
それでは以下でプログラムを詳しく解説します。
エクセルマクロVBAでOutlookメールに複数ファイルを添付する
今回紹介するプログラムの概要は以下です。
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'プログラム0|変数設定の指定 Option Explicit 'プログラム1|プログラム開始 Sub SendMail_with_Files() 'プログラム2|シート設定 Dim ws As Worksheet Set ws = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1") 'プログラム3|Outlookアプリケーションを起動 Dim outlookObj As Outlook.Application Set outlookObj = New Outlook.Application 'プログラム4|Outlookメールを作成 Dim mymail As Outlook.MailItem Set mymail = outlookObj.CreateItem(olMailItem) 'プログラム5|メール情報を設定 mymail.BodyFormat = 3 'リッチテキストに変更 mymail.To = ws.Range("B2").Value 'To宛先 mymail.CC = ws.Range("B3").Value 'cc宛先 mymail.BCC = ws.Range("B4").Value 'bcc宛先 mymail.Subject = ws.Range("B5").Value '件名 'プログラム6|メール本文を設定 Dim mailbody As String, credit As String mailbody = ws.Range("B6").Value credit = ws.Range("B7").Value mymail.Body = mailbody & vbCrLf & vbCrLf & credit & vbCrLf 'プログラム7|メール本文の文字数をカウント Dim wordcount As Long wordcount = Len(mailbody) + 1 'プログラム8|メール表示 mymail.Display 'プログラム9|メールに添付するファイル名を取得 Dim files(2) As String files(0) = ws.Range("B8").Value files(1) = ws.Range("B9").Value files(2) = ws.Range("B10").Value 'プログラム10|メールに複数の添付ファイルを設定 Dim attachedfile As String Dim i As Long For i = 0 To 2 If Not files(i) = "" Then attachedfile = ThisWorkbook.Path & "\" & files(i) mymail.Attachments.Add attachedfile, olByValue, wordcount + i End If Next 'プログラム11|メール保存、送信 'mymail.Save '下書き保存 'mymail.Send 'メール送信 'プログラム12|オブジェクト解放 Set mymail = Nothing Set outlookObj = Nothing 'プログラム13|プログラム終了 End Sub |
それでは、以下でプログラムを詳しく説明していきます。
プログラム0|変数宣言の指定
1 |
Option Explicit |
「Option Explicit」とは、変数宣言を強制するためのものです。
予期しないエラーを防止できるため「Option Explicit」を入力することを習慣化することを推奨しています。
詳しい説明は以下のページで紹介しています。
プログラム1|プログラム開始
1 |
Sub SendMail_with_Files() |
「Sub SendMail_with_Files()」のプログラムを開始することを意味します。
VBAではプロシージャという単位でプログラムを呼び出します。
プロシージャの構文は下記となっています。
1 2 3 |
Sub プロシージャ名() '実行プログラム End Sub |
「Sub」で始まり「End Sub」で終わります。
「Sub XXXX」の「XXXX」の部分がプロシージャ名です。
このプロシージャ名はあらゆる文字(アルファベット、ひらがな、漢字、数字など)が使用可能です。
ただし、プロシージャ名の先頭は数字を入れるとエラーとなります。
あとで見たときに、「何のプログラムだったのか?」とならないようにするためです。
なお、「()」の中には何も記入されていません。これは引数なしという意味です。
初心者の内は、引数ということが分からなくてもVBAプログラムを書くことは可能です。
興味があれば、「VBA 引数」で検索して調べてみてください。
プログラム2|シート設定
1 2 |
Dim ws As Worksheet Set ws = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1") |
「Sheet1」をwsとして扱います。
なお「ThisWorkbook.Worksheets(“Sheet1”)」とすることで、VBAプログラムが含まれるエクセルファイルの「Sheet1」と細かく指定することができます。
プログラム3|Outlookアプリケーションを起動
1 2 |
Dim outlookObj As Outlook.Application Set outlookObj = New Outlook.Application |
「Dim OutlookObj As outlook.Application」で、outlook起動用の変数をOutlookObjとして変数定義を行います。
「Set outlookObj = New Outlook.Application」でOutlookを起動します。
プログラム4|Outlookメールを作成
1 2 |
Dim mymail As Outlook.MailItem Set mymail = outlookObj.CreateItem(olMailItem) |
Outlookメールを作成し、myMailとします。
ここで作成したOutlookメールはPCの裏側で動いているので、PC画面上には出てきません。
プログラム5|メール情報を設定
1 2 3 4 5 |
mymail.BodyFormat = 3 'リッチテキストに変更 mymail.To = ws.Range("B2").Value 'To宛先 mymail.CC = ws.Range("B3").Value 'cc宛先 mymail.BCC = ws.Range("B4").Value 'bcc宛先 mymail.Subject = ws.Range("B5").Value '件名 |
ここではエクセルのB2~B5の入力値をメール情報として設定します。
メールフォーマット
myMailのフォーマット設定を3にする。1,2,3を設定することができ、以下の3つから選択することができます。
1. プレーン
2. HTML
3. リッチテキスト
今回はファイルを添付することも想定するため、3:リッチテキストのフォーマットを選択します。
メール情報
mymail.CC:セルB3 →CC宛先
mymail.BCC:セルB4 →BCC宛先
mymail.subject:セルB5 →件名
実際にDebug.Printでチェックしてみます。
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mymail.BodyFormat = 3 'リッチテキストに変更 mymail.To = ws.Range("B2").Value 'To宛先 mymail.CC = ws.Range("B3").Value 'cc宛先 mymail.BCC = ws.Range("B4").Value 'bcc宛先 mymail.subject = ws.Range("B5").Value '件名 Debug.Print "mymail.to: " & mymail.To Debug.Print "mymail.CC: " & mymail.CC Debug.Print "mymail.BCC: " & mymail.BCC Debug.Print "mymail.subject: " & mymail.subject >>>mymail.to: fastclassinfo@gmail.com >>>mymail.CC: fastclassinfo@gmail.com >>>mymail.BCC: fastclassinfo@gmail.com >>>mymail.subject: 【重要】「パソコンスキルの教科書」からの添付ファイル |
上記のようになります。
このようにエクセルに入力された値をメール情報として設定します。
プログラム6|メール本文(HTML形式)にフォント変更やリンクをセット
1 2 3 4 |
Dim mailbody As String, credit As String mailbody = ws.Range("B6").Value credit = ws.Range("B7").Value mymail.Body = mailbody & vbCrLf & vbCrLf & credit & vbCrLf |
credit:セルB7 →署名
メール本文 = mailbody + 改行 + 改行 + credit + 改行
上記のように作成していきます。
Debug.Printによる検証結果
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Dim mailbody As String, credit As String mailbody = ws.Range("B6").Value credit = ws.Range("B7").Value mymail.Body = mailbody & vbCrLf & vbCrLf & credit & vbCrLf Debug.Print mymail.Body >>>VBAメール送信プログラムの添付ファイルをお送りします。 >>> >>> >>>パソコンスキルの教科書 運営者 >>>https://fastclassinfo.com |
プログラム7|メール本文の文字数をカウント
1 2 |
Dim wordcount As Long wordcount = Len(mailbody) + 1 |
今回はメールのなかで、以下の位置にファイルを添付します。
>>>ココに添付ファイルを挿入
>>>
>>>パソコンスキルの教科書 運営者
>>>https://fastclassinfo.com
メールを添付する位置は、メールの文字数をもとに指定することができます。
そこでlen(mailbody)の文字数をカウントし、その文字数をもとに添付ファイルを挿入する位置を決定します。
単に文字数だけの場合、文末にファイルを挿入してしまうため「+1」することで、改行した部分に添付するようにします。
Debug.Printによる検証結果
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Dim wordcount As Long wordcount = Len(mailbody) + 1 Debug.Print "wordcount:" & wordcount >>>wordcount:30 |
プログラム8|メール表示
1 |
mymail.Display |
メールを表示します。
プログラム10でファイル添付を行うのですが、メール表示した状態で添付プログラムを実行しないとすべて末尾にファイル添付されてしまいます。
そのため、この時点でメール表示をしています。
プログラム9|メールに添付するファイル名を取得
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Dim files(2) As String files(0) = ws.Range("B8").Value files(1) = ws.Range("B9").Value files(2) = ws.Range("B10").Value |
セルB8~セルB10までのファイル名を静的配列として取得します。
配列はfiles(0),files(1),files(2)の3つの要素で設定します。
→エクセルファイルのリンク
セルB9:files(1) = report.pdf
→PDFのリンク
セルB10:files(2) = 添付ファイル.jpg
→jpgのリンク
上記のファイル名をもとに、ファイルをメールに添付します。
プログラム10|メールに複数の添付ファイルを設定
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Dim attachedfile As String Dim i As Long For i = 0 To 2 If Not files(i) = "" Then attachedfile = ThisWorkbook.Path & "\" & files(i) mymail.Attachments.Add attachedfile, olByValue, wordcount + i End If Next |
メールにファイルを添付します。
メール本文の一行目は30文字あるため、wordcount(プログラム7)をもとに位置を指定することで、上記の場所にファイルを添付することができます。
以下でプログラムについて解説をしていきます。
filesが空欄でなければ、ファイルパスを取得
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For i = 0 To 2 If Not files(i) = "" Then attachedfile = ThisWorkbook.Path & "\" & files(i) 'mymail.Attachments.Add attachedfile, olByValue, wordcount + i End If Next |
filesはプログラム9のとおり「files(0),files(1),files(2)」の3つの要素を持っています。
もし空欄でなければ、変数attachedfileにファイルをフルパスを設定するようにしています。
なお添付したいファイルは、エクセルと同じフォルダに保存しておく必要があります。
そうしないと、「attachedfile = ThisWorkbook.Path & “\” & files(i)」でファイルのフルパスを取得できません。
attacheffileの値をDebug.Printで確認します。
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Dim attachedfile As String Dim i As Long For i = 0 To 2 If Not files(i) = "" Then attachedfile = ThisWorkbook.Path & "\" & files(i) Debug.Print "i:" & i, files(i) 'mymail.Attachments.Add attachedfile, olByValue, wordcount + i End If Next >>>i:0 D:\Website_パソコンスキルの教科書\308_VBA_Outlook\03_Outlookメール作成_添付ファイル\VBA\Book1.xlsm >>>i:1 D:\Website_パソコンスキルの教科書\308_VBA_Outlook\03_Outlookメール作成_添付ファイル\VBA\report.pdf >>>i:2 D:\Website_パソコンスキルの教科書\308_VBA_Outlook\03_Outlookメール作成_添付ファイル\VBA\添付ファイル.jpg |
これでフルパスを取得できました。
メールに添付
6 |
mymail.Attachments.Add attachedfile, olByValue, wordcount + i |
作成したメールにファイルを添付します。
メール添付は上記のプログラムで実行可能で、4つのパラメーターを設定できます。
1.Source:必須
添付するファイルのパスを入力します。
この事例では、attachedfileで指定したファイルパスをSourceとしています。
2.[Type]:省略可能
ここは以下の3つから選択可能です。
1. olByValue (「1」でも可)
2. olEmbeddeditem (「5」でも可)
3. olOLE (「6」でも可)
この事例ではolByValueとしています。メールに表示されたとき、エクセルなどのファイルタイプが分かりやすいので、olByValueで特に問題ないはずです。
3.[Postion]:省略可能
本文内の添付ファイルの位置を示します。 値の取得と設定が可能です。
本文形式がリッチテキスト形式(RTF)の添付ファイルに対してのみ機能します。本文がRTFでない場合は、Positionプロパティは無視され、取得操作で常にゼロ(0)を返します。
ここではプログラム7で取得した「wordcount + i」としています。
「wordcount+i」とすることで、セルB8,B9,B10の順で添付ファイルをメールに添付することができます。
4.[DisplayName]:省略可能
メール添付されたファイルの表示名です。
この事例では省略しています。
とくに指定しなくても、ファイル名が表示されるためです。
添付ファイル不要の場合は、空欄にする
もし添付ファイルがない場合は、セルB8~B10は空欄にしておきます。
空欄のセルはプログラムが省略されます。
プログラム11|メール保存、送信
1 2 |
'mymail.Save '下書き保存 'mymail.Send 'メール送信 |
「mymail.Save」でメール保存、「mymail.Send」でメール送信が可能です。
しかしメール保存やメール送信は目視で確認してから実施することを想定しているため、以下のようにコメントアウトしてスキップさせています。
1 2 |
'mymail.Save「'」でコメントアウトすると、プログラムをスキップできる 'mymail.Send「'」でコメントアウトすると、プログラムをスキップできる |
コメントアウト「’」を削除すれば、メール下書き、メール送信まで実行させることが可能です。
プログラム12|オブジェクト解放
1 2 |
Set mymail = Nothing Set outlookObj = Nothing |
メール作成で使用したOutlookのオブジェクト解放を行います。
プログラム13|プログラム終了
1 |
End Sub |
プログラム1と対になるプログラムです。プログラム終了させる記載です。
「End Sub」を読み込むと、プログラムが終了します。
VBAでExcel×Outlookの作業を効率化する事例
事例2|時間指定してOutlookメール送信・配信
事例3|Gmailのメールを送信
事例4|Excel×Outlookでリマインドメール配信
事例5|Excel×Outlook|集計表をメールに貼り付け
事例6|受信メールをエクセルに一覧にする(添付ファイルも保存)
事例7|サブフォルダのメールをエクセルに一覧にする
事例8|受信メールの条件を絞って取得
事例9|VBAでメルマガスタンドを作ってみた
事例1|顧客別にメールを自動送信
VBAを使うとExcelデータを読み込み、メールを個別送信することができます。
たとえばメールアドレスを含んだ顧客リストに対して、個別にメールを通知するプログラムを紹介します。
しかもただ単純にメール送信するだけではなく、顧客の名前を入れたり、ファイル添付したりすることもできます。
・ファイルがあればOutlookメールに添付する
・顧客の名前をメールに差し込む
このようなプログラムを以下で詳しく紹介していきます。
またファイルをダウンロードできるようにもしているので、興味がある人はご覧ください。
ちなみに、このプログラムと以下のPDF作成マクロと組み合わせることで、差し込み印刷で作成したPDFをOutlookに添付してメール送信することも可能です。
事例2|時間指定してOutlookメール送信・配信
エクセルマクロVBAで時間指定してOutlookメールを送りたい場合、配信タイミングの機能を使います。
配信タイミングをVBAで自動設定すれば、夜中でも早朝でも好きな時間にメールを送信できるようになります。
事例3|Gmailのメールを送信
VBAを使えば、Gmailを操作してメールを自動送信することができます。
本記事ではExcel VBA×Outlookの事例ですが、中にはExcel VBA×Gmailで作業を効率化したい人もいるかもしれません。
この方法を使えば、Outlookがなくても、エクセルから自動でメールを送ることができます。
以下の記事ではプログラムも含めて紹介しています。
事例4|Excel×Outlookでリマインドメール配信
仕事をしていると、顧客や社内向けにリマインドメールを送信したいときがあります。
たとえば、期日までにアンケートを提出していない人だけにメールを送信する場合です。
しかし1通1通リマインドメールを作成していると、作業に時間がかかってしまいます。
またメール作成中に入力ミスをしてしまうと、誤った情報を相手に送ってしまいかねません。
そのため単純作業にもかかわらず、確認作業などの負荷が大きくなってしまいます。
このときExcel VBAとOutlookを活用してリマインドメール作成を自動化すると処理を効率化できます。
事例5|Excel×Outlook|集計表をメールに貼り付け
仕事をしていると、エクセルのデータ表をOutlookに貼り付けて送信したいときがあります。
しかしこのような作業は、VBAによって自動でエクセル表を貼り付けてメール送信することが可能です。
このページでは、毎週の集計データを定期的にチームに送信するVBAプログラムを紹介します。
事例6|受信メールをエクセルに一覧にする(添付ファイルも保存)
Excel VBAを使うことで、Outlookで受信したメールをエクセルに一覧にすることができます。
またOutlookの各メールに添付されている資料を、フォルダに自動保管することも可能です。
事例7|サブフォルダのメールをエクセルに一覧にする
上記の事例では、受信トレイ内のメールをExcelに一覧にする方法を紹介しました。
しかし、実はサブフォルダでも同様のことが可能です。
以下の事例ではOutlookのサブフォルダ内のメールをExcelに一覧にする方法を紹介しています。
事例8|受信メールの条件を絞って取得
Outlookに定期的に通知されるファイルを入手したいときがあります。
たとえば、社内の基幹システムからCSVファイルを取得したい場合です。
実際、私のこのページで紹介したVBAプログラムを使って、社内データ管理システムから毎日送信されるCSVデータを自動で所定フォルダに保管させていました。
これにより、Outlookメールから毎日のCSVファイルを探す手間をなくすことができました。
このページでは、定期通知されるOutlookメールに添付されているファイルを自動保管するVBAプログラムを紹介します。
事例9|VBAでメルマガスタンドを作ってみた
顧客に定期的にメール配信をしたいときがあります。
このような作業は、外部のメルマガスタンドを購入して対応する人も多いはずです。
しかしお金をかけずともVBAを使ってExcel×Outlook×Textでツールをつなぎ合わせることで自作することが可能です。
このページでは、VBAでメール定期通知システム(メルマガ配信スタンド)を作ってみます。
Excel VBAについて詳しく理解したいなら
VBAを活用すると、仕事を効率化できる幅を広げることができます。
たとえば私が実際にVBAを活用して効率化してきた作業は以下の記事で紹介しています。
興味がある人は以下の記事もご覧ください。
動画でも解説しています。
エクセルマクロVBAで出来ることを15の事例で紹介|日常業務をラクにするヒントを見つけよう!
(音声が小さいので、ボリュームを上げてご覧いただければと思います)
VBAの勉強方法
私はプログラミング初心者からVBAを勉強を始めて少しずつレベルアップしていきました。
成長の過程は以下で紹介しています。
学習の過程では、意識すべきポイントがあります。
特に独学の場合だと、勉強を優先してしまい、肝心な実践を疎かにしがちです。
私の経験では、実践から逆算した勉強が必要だと考えています。
目指すべきは会社でお金をもらいながら勉強することです。
要はVBAを仕事の一つとして上司に認めてもらうのです。
そうすればわざわざ高いお金を払って勉強をする必要がなくなります。
しかも作業を自動化して、会社やチームに貢献しつつ、自らのスキルアップできます。
そのために必要な考え方を以下で紹介しています。
とはいえ、プログラミング初心者でVBAについて知識ゼロの人もいるはずです。
いきなり会社でVBAで使うことさえ、とてつもなくハードルが高く見えてしまうものです。
その場合は、VBAの基本について学ぶ必要があります。
たとえば車の運転も慣れてしまえば、たいしたことではありません。
しかし教習所で運転の基本を学び、免許を取得することで、公道で運転できるようになります。
VBAも同じです。VBAに免許はありませんが、まずは基本を学ばないことには会社で使えるレベルにはなりません。
実際に私もプログラミング初心者のときは、動画を見たり書籍を読んだりして勉強しました。
今はオンラインの教材で無料で学習できるものも多いです。
上記のリンクでは、私の経験から勉強にオススメの教材を紹介しています。
興味がある人はご覧ください。
VBAを自分で書けるようになる
さて、本記事で紹介したマクロを利用すれば、作業の自動化が可能になります。
しかしデメリットもあります。それはカスタムできないことです。
なぜなら、色々な要望が増えるからです。
この動画を見たとき、「もっと○○ができるのでは?」や「ここはなんとかならないのか」と感じる人は少なくないはずです。
例えば、「他の条件を付け加えたい」や「日付毎に条件を変えたい」といった要望が出るかもしれません。
このような要望を満たすには、マクロを勉強して自力でマクロを編集できるようになる必要があります。
もし、自力でマクロを編集できるようになれば、今より仕事の効率はグッと上がります。
実際、私も自力でマクロを書けるようになってからは、仕事の生産性が一気に上がりました。
他の人が30分~1時間かけて行う仕事が、ボタン一つで終わらせることができるようになったのです。
その結果、周囲からの信頼も増し、仕事で高い評価を得られるようになりました。
ただ、要望に応えるようになるためには、マクロを学ぶ必要があります。
まずは無料でマクロを勉強してみる
ウェブや書籍で勉強すれば、マクロを習得できると考えている人は少なくありません。
しかし、仕事で使えるマクロを習得したいなら、仕事で使える部分に特化した教材で学ぶことをお勧めします。
なぜなら、ウェブや書籍には仕事に関係しない部分まで提供していることが多いからです。
例えば、マクロ初心者なのに配列を学ぼうとする人がいます。実は配列なしでも仕事で使えるマクロを書くことは可能です。
しかし、マクロ初心者ほど「全ての知識が必要だ」と考えて、無駄な学習に時間を使ってしまうのです。詳しくは、こちらの記事で紹介しています。
そこで、私がお勧めするのは仕事に直結するマクロ教材です。とくにお勧めするのは、こちらの無料オンライン動画です。
なぜなら、仕事に直結する部分に絞って、エクセルマクロを学ぶことができるからです。
マクロの作り方・考え方から解説しているので、教材をしっかり学べばここで紹介したマクロをゼロから書けるようになります。
マクロ初心者が、仕事に直結したいマクロを学ぶなら、まずはこちらの無料オンライン動画を試すのがいいです。
興味がある人は、まずは無料でエクセルマクロの勉強を始めてみてください。
もっと学びたいと感じたら、さらに深く勉強をしてみることをお勧めします。