エクセルで別シートからデータを参照したい、Vlookup関数を使うことで対応できます。
たとえば「=VLOOKUP($B2,Sheet7_2!$A$2:$C$8,COLUMN()-3,FALSE)」というように、VLOOKUP関数を使えば自動で別シートのデータを取得可能です。
たしかにVLOOKUP関数を使えば、データ参照できるのですが、VBAを使うほうが便利な場合があります。
実際、「参照データの範囲を最終行にする」「列全体を参照範囲とする」というような複数条件を設定したいとき、VBAのほうが組みやすいことも多いです。
そこでこのページでは、以下のVBAプログラムについて紹介していきます。
・VBAで別ブックのデータを取得する
・複数条件(最終行まで、列全体など)を設定する
それでは以下で詳しく紹介していきます。
目次
VBA作成前の準備
ExcelでVBAを使うためにはいくつかの準備が必要です。
具体的には以下です。
2. 開発タブを追加
上記に関しては、以下の記事で解説をしています。
もしVBAを使うための準備段階に不安がある人は上記をご覧ください。
なお、以下の動画でも紹介しています。
入門エクセルマクロの使い方|マクロ作成から実行までを徹底解説
詳細を知りたい人は動画をご覧ください。
VBAでVLOOKUP関数の代わりに別シートのデータを参照する
今回は以下の作業をVBAで行います。
・「Sheet7_1のE列とF列」に「Sheet7_2のB列とC列」のデータを出力
VBA入りのエクセルファイルをダウンロード
紹介しているVBAプログラムをそのまま使いたい人は、以下のページのフォームからダウンロードできます。
上記のページでは下記10コのエクセル関数について、VBAプログラムで作成した事例を紹介しています。
事例1|SUM関数
事例2|IF関数
事例3|COUNTIF関数
事例4|COUNTIFS関数
事例5|SUMIF関数
事例6|SUMIFS関数
事例7|VLOOKUP関数
事例8|SUMPRODUCT関数
事例9|SUMIFS関数(日付の比較)
事例10|COUNTIF関数(ワイルドカード)
興味がある人はご覧ください。
それでは、以下で本ページで解説するVBAプログラムについて詳細を説明します。
VBAのプログラムソース解説
今回紹介するプログラムの概要は以下です。
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'プログラム0|変数宣言の指定 Option Explicit 'プログラム1|プログラム開始 Sub Excel_Vlookup() 'プログラム2|対象シートを設定 Dim Ws1 As Worksheet, Ws2 As Worksheet Set Ws1 = Worksheets("Sheet7_1") Set Ws2 = Worksheets("Sheet7_2") 'プログラム3|最終行の取得 Dim Cmax1 As Long, Cmax2 As Long Cmax1 = Ws1.Range("A65536").End(xlUp).Row Cmax2 = Ws2.Range("A65536").End(xlUp).Row 'プログラム4|変数設定 Dim Product_code As String, Master_code As String, Product_name As String Dim i As Long, j As Long, Product_price As Long 'プログラム5|Ws1のB列を取得 For i = 2 To Cmax1 Product_code = Ws1.Range("B" & i).Value 'プログラム6|Ws2のA列を取得 For j = 2 To Cmax2 Master_code = Ws2.Range("A" & j).Value 'プログラム7|Ws1のB列とWs2のA列をマッチング If Product_code = Master_code Then 'プログラム8|Ws2のB列とC列を取得 Product_name = Ws2.Range("B" & j).Value Product_price = Ws2.Range("C" & j).Value Exit For End If Next 'プログラム9|Ws1のE列とF列に出力 Ws1.Range("E" & i).Value = Product_name Ws1.Range("F" & i).Value = Product_price Next 'プログラム10|プログラムの終了 End Sub |
以下で詳しく説明しています。
プログラム0|変数宣言の指定
1 |
Option Explicit |
「Option Explicit」とは、変数宣言を強制するためのものです。
これを入れておくと、変数を定義していない場合、エラーが出ます。
「Option Explicit」を入力しておくことで、たとえば「Dim Kensu」をあらかじめ入力しないと、「Kensu」という変数を使えません。
もし「Option Explicit」を入力しているのに、「Dim Kensu」を書かずに「Kensu = 0」と書くと、エラーメッセージが表示されます。
実は、この機能はあくまでオプションです。「Option Explicit」を入力しなくても、プログラムは動きます。
しかし、これを入れておくことで、変数の誤記によるエラーを防止することができます。
結果的に、プログラム作成速度が上がるので、「Option Explicit」を入力することを習慣化することをオススメします。
プログラム1|プログラム開始
1 |
Sub Excel_Vlookup() |
「Sub Excel_Vlookup()」のプログラムを開始することを意味します。
VBAではプロシージャという単位でプログラムを呼び出します。
プロシージャの構文は下記となっています。
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Sub プロシージャ名() End Sub |
「Sub」で始まり「End Sub」で終わります。
「Sub XXXX」の「XXXX」の部分がプロシージャ名です。
このプロシージャ名はあらゆる文字(アルファベット、ひらがな、漢字、数字など)が使用可能です。
ただし、プロシージャ名の先頭は数字を入れるとエラーとなります。
あとで見たときに、「何のプログラムだったのか?」とならないようにするためです。
なお、「()」の中には何も記入されていません。これは引数なしという意味です。
初心者の内は、引数ということが分からなくてもVBAプログラムを書くことは可能です。
興味があれば、「VBA 引数」で検索して調べてみてください。
プログラム2|対象シートを設定
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Dim Ws1 As Worksheet, Ws2 As Worksheet Set Ws1 = Worksheets("Sheet7_1") Set Ws2 = Worksheets("Sheet7_2") |
以下で詳しく紹介します。
「Ws1」と「Ws2」をWorksheet(ワークシート)型で定義します。
ワークシートとは、Excelの各シートを意味します。
「変数」を「型」として設定という意味を指します。
「Set Ws1 = Worksheets(“Sheet7_1”)」とすることで、「Sheet7_1」をWs1として扱うことができます。
「Sheet7_1」はデータ入力シートです。
「Set Ws2 = Worksheets(“Sheet7_2”)」とすることで、「Sheet7_2」をWs2として扱うことができます。
「Sheet7_2」はマスタシートです。
なおシートを指定しない場合、今開いているExcelのシートに処理が実行されます。
プログラム3|最終行の取得
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Dim Cmax1 As Long, Cmax2 As Long Cmax1 = Ws1.Range("A65536").End(xlUp).Row Cmax2 = Ws2.Range("A65536").End(xlUp).Row |
以下で詳細を説明します。
「Cmax1」と「Cmax2」をLong(整数)型で定義します。
「Cmax1 = Ws1.Range(“A65536”).End(xlUp).Row」とすることで、Excelの最終行を取得することができます。
Range(“A65536”).:セルA65536の
End(xlUp).:上のセルをチェックして最初に値が入っているセルの
Row:行番号
「Cmax1 = Ws1.Range(“A65536”).End(xlUp).Row」は、Ws(Sheet7_1)のセルA65536, A65535, A65534,・・・と上のセルをチェックしていき、値が入っている最初のセルを取得するという意味です。
セルA65536から数えて、セルA21が値が入っている最初のセルなので、「Cmax1=21」となります。
これ以外にも、最終行を取得するプログラムはあります。
しかしたくさん覚えても意味はないので、このプログラムを使えるようになれば十分です。
このCmax1の値は以降のプログラムで使用します。
「Cmax2 = Ws2.Range(“A65536”).End(xlUp).Row」とすることで、Excelの最終行を取得することができます。
Cmax1とCmax2の値は「Debug.Print()」で検証できます。(以下のとおり)
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Dim Cmax1 As Long, Cmax2 As Long Cmax1 = Ws1.Range("A65536").End(xlUp).Row Cmax2 = Ws2.Range("A65536").End(xlUp).Row Debug.Print("Cmax1:" & Cmax1) Debug.Print("Cmax2:" & Cmax2) >>>Cmax1:21 >>>Cmax2:8 |
Cmax1とCmax2の値は以降のプログラムで使用します。
プログラム4|変数設定
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Dim Product_code As String, Master_code As String, Product_name As String Dim i As Long, j As Long, Product_price As Long |
以下で詳細を解説します。
「Product_code」、「Master_code」、「Product_name」をString(文字列)型の変数として定義します。
「Product_code」は「Sheet7_1のB列」を取得するのに使います。(プログラム5)
「Master_code」は「Sheet7_2のA列」を取得するのに使います。(プログラム6)
「Product_name」は「Sheet7_2のB列」を取得するのに使います。(プログラム8)
「i」、「j」、「Product_price」をLong(整数)型の変数として定義します。
「i」はSheet7_1のB列、E列、F列を繰り返し処理する際の、ForNextのカウンターとして使います。(プログラム5)
「j」はSheet7_2のA列、B列、C列を繰り返し処理する際の、ForNextのカウンターとして使います。(プログラム6)
「Product_price」は「Sheet7_2のC列」を取得するのに使います。(プログラム8)
プログラム5|Ws1のB列を取得
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For i = 2 To Cmax1 Product_code = Ws1.Range("B" & i).Value |
以下で詳しく解説していきます。
「For i = 2 to Cmax」で「i =2,3,4,・・・, Cmax」のようにiに1ずつ加算しながら、ForとNextの間の処理を繰り返し実行させることができます。
まずはi=2で、Next(プログラム9)まで処理を行います。
プログラム5に戻って、i=3でNext(プログラム9)まで処理を行います。
またプログラム5に戻って、i=4でNext(プログラム9)まで処理を行い、i=Cmax(ここでは21)となるまで繰り返し処理を実行します。
For Next構文は使用頻度が高いので、使えるようになると威力を発揮します。
For Next文は以下で事例を交えながら解説しています。
さらに詳しく知りたい方は上記のリンクをご覧ください。
「i」の値に応じて、Ws1(Sheet7_1)のセルB2~B21の各値を変数Product_codeとして取得します。
「Ws1.Range(“B” & i).Value」は、「Ws1(Sheet7_1)のセルBiの値」という意味です。
iは「2,3,4,・・・,Cmax1(21)」と数値が変わるため、B2,B3,B4,・・・,B21と対象セルも変わります。
プログラム6|Ws2のA列を取得
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For j = 2 To Cmax2 Master_code = Ws2.Range("A" & j).Value |
以下で詳しく解説していきます。
「For j = 2 to Cmax2」で「j =2,3,4,・・・, Cmax2(今回は8)」のようにjに1ずつ加算しながら、ForとNextの間の処理を繰り返し実行させることができます。
プログラム5の「i」と混同しないように気を付けます。
もしここで「j」ではなく「i」を使ってしまうと、正しく処理されません。
「j」の値に応じて、Ws2(Sheet7_2)のセルA2~A8の各値を変数Master_codeとして取得します。
「Ws2.Range(“A” & j).Value」は、「Ws2(Sheet7_2)のセルAjの値」という意味です。
jは「2,3,4,・・・,Cmax2(8)」と数値が変わるため、A2,A3,A4,・・・,A8と対象セルも変わります。
プログラム7|Ws1のB列とWs2のA列をマッチング
1 |
If Product_code = Master_code Then |
Product_code(プログラム5)とMaster_code(プログラム6)をマッチングしていきます。
データシート(Ws1)の製品コード(Product_code)、マスターシート(Ws2)の製品コード(Master_code)が一致していれば、以下のプログラム8を実行します。
プログラム8でマスターシート(Ws2)を取得し、プログラム9でその情報をデータシート(Ws1)に出力します。
ちなみに、プログラム8ではマスターシート(Ws2)の製品コード(Master_code)の同じ行にあるB列(製品名)とC列(単価)を取得します。
こうすることで、マスターシートの情報を取得し、データシートに参照させます。
なおIf文は使用頻度が高いので、使えるようになると威力を発揮します。
If文は以下で事例を交えながら解説しています。
プログラム8|Ws2のB列とC列を取得
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Product_name = Ws2.Range("B" & j).Value Product_price = Ws2.Range("C" & j).Value Exit For End If Next |
以下で詳しく説明します。
マスターデータのB列(製品名)をProduct_nameとして取得します。
マスターデータのC列(単価)をProduct_priceとして取得します。
ここで取得したProduct_nameとProduct_priceはプログラム9でデータシート(Ws1)に出力します。
Exit Forは、ForNext文を抜け出すプログラムです。
プログラム8では、「プログラム5のFor i = 2 To Cmax1」と「プログラム6のFor j = 2 To Cmax2」の2つのForNext文が動いています。
このExit Forで抜け出すのは、「プログラム6のFor j = 2 To Cmax2」です。
詳しく説明します。
プログラム7で、データシート(Ws1)とマスターシート(Ws2)の製品コードをマッチングします。
しかし、マスターシート(Ws2)の製品コードは重複することがありません。(そもそもマスターシートは、同じ製品コードが複数回出る仕様はおかしい)
そのため、プログラム7で一度マッチングしてしまえば、残りはマッチングを調べる必要がないのです。
たとえば、プログラム7で「Product_code=A005」とします。
そうすると、データシートのマスターシート(Ws2)のA2, A3, A4,と検証していき、A6でマッチングします。
しかしA6でマッチングしたら、A7とA8はマッチング検証が不要です。(マスターシートには重複がないため)
セルA3(製品コード:A002)マッチングしない
セルA4(製品コード:A003)マッチングしない
セルA5(製品コード:A004)マッチングしない
セルA6(製品コード:A005)マッチングした!
セルA7(製品コード:A006)検証不要
セルA8(製品コード:A007)検証不要
そこで、処理時間を少しでも短くするため、Exit Forで「プログラム6のFor j = 2 To Cmax2」を抜け出すようにしています。
なお、Exit Forがなくてもプログラムは動くには動きます。
ただし、Excelのマスターシートの行数が10000を超えるような場合、処理時間が長くなるため、Exit Forは使うのを習慣にしておくことをオススメします。(この事例ではマスターシートに8行しかデータがないため、処理時間への影響がほぼない)
この「End If」はプログラム7の「If Product_code = Master_code Then」のIf文の終わりを意味します。
ForNext文やIf文が組み合わさると、どのIfとEnd Ifが対応しているのか分からなくなりがちです。
インデントをそろえるようにして、ミスが減るように工夫すると良いです。
VBAを作るコツについては以下で詳しく解説しています。
この「Next」はプログラム6の「For j = 2 To Cmax2」のFor文の終わりを意味します。
プログラム9|Ws1のE列とF列に出力
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Ws1.Range("E" & i).Value = Product_name Ws1.Range("F" & i).Value = Product_price Next |
以下で詳細を説明します。
プログラム8で取得したProduct_name(Ws2のB列)をWs1のセルEiに出力します。
プログラム8で取得したProduct_price(Ws2のC列)をWs1のセルFiに出力します。
このようなプログラム5~プログラム9の一連の処理で、マスタシートのB列をデータシートのE列,F列に参照させることができます。
Nextは、プログラム5の「For i = 2 To Cmax1」の終わりを意味する記載です。
プログラム10|プログラムの終了
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End Sub |
プログラム0の「Sub Excel_Vlookup()」と対になるプログラムです。
プログラム終了させる記載です。
「End Sub」を読み込むと、プログラムが終了します。
プログラムの解説はここまでです。
エクセルマクロVBAで別ブックのデータを参照(vlookup関数の代用)
エクセルマクロVBAで別ブックのデータを参照するプログラムは以下で。
データを最終行まで取得するプログラムと組み合わせているので汎用的に使えるはずです。
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'プログラム0|変数宣言の指定 Option Explicit 'プログラム1|プログラム開始 Sub GetDataFromOtherBook() 'プログラム2|対象ブック(Dataブック)のシートを設定 Dim datasheet As Worksheet Set datasheet = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1") 'プログラム3|datasheetの最終行を取得 Dim cmax1 As Long cmax1 = datasheet.Range("A65536").End(xlUp).Row 'プログラム4|マスタブックを開く Dim masterfile As String masterfile = ThisWorkbook.Path & "\Master.xlsx" Dim master As Workbook Set master = Workbooks.Open(Filename:=masterfile) Dim mastersheet As Worksheet Set mastersheet = master.Worksheets("Sheet1") 'プログラム5|マスタファイルの最終行の取得 Dim cmax2 As Long cmax2 = mastersheet.Range("A65536").End(xlUp).Row 'プログラム6|変数設定 Dim product_code As String, master_code As String, product_name As String Dim i As Long, j As Long, product_price As Long 'プログラム7|DataブックのB列を取得 For i = 2 To cmax1 product_code = datasheet.Range("B" & i).Value 'プログラム8|マスタブックのA列を取得 For j = 2 To cmax2 master_code = mastersheet.Range("A" & j).Value 'プログラム9|DataブックのB列とマスタブックのA列をマッチング If product_code = master_code Then product_name = mastersheet.Range("B" & j).Value product_price = mastersheet.Range("C" & j).Value Exit For End If Next 'プログラム10|DataブックのE列とF列に出力 datasheet.Range("E" & i).Value = product_name datasheet.Range("F" & i).Value = product_price Next 'プログラム11|マスタファイルを閉じる master.Close 'プログラム12|プログラム終了 End Sub |
詳しい解説は以下のページで行っています。
データ転記のエクセルマクロVBAのプログラム
上記のページでは、以下のマクロについてプログラム解説をしています。
事例2. エクセルマクロVBAでデータを月別にシートを分ける
事例3. マクロVBAでエクセルの不要シート(複数)を一斉削除
事例4. VBAでエクセル内の複数シートのデータを一つにまとめる(集約)
事例5. VBAでエクセルデータを項目毎に別ファイルへ転記|マクロテンプレート
事例6. VBAでフォルダ内の不要ファイルをまとめて削除|マクロをダウンロード可
事例7. VBAでフォルダ内の全てのエクセルデータを一つにまとめる(集約)
事例8. VBAで別ブックから転記(マスタファイルを参照して元ブックに出力)
事例9. エクセルVBAで請求書PDF作成|複数の取引先別に自動転記(マクロテンプレートあり)
事例10. マクロVBA|エクセル一覧表で複数条件に合致したデータを抽出して表示
事例11. エクセルマクロVBA|特定文字列(複数可)を含む行だけ別シート抽出
事例12. エクセルマクロVBA|特定の文字列を含む列のみ別シート抽出
事例13. エクセルマクロVBA|セルにデータ入力して別シートに自動で蓄積させる
事例14. VBAでWord議事録メモを作成して最前面表示!ファイルコピーと一覧化で整理整頓
事例15. VBAでエクセル申請フォームからデータ登録・蓄積の仕組みを作る
VBAについて詳しく理解したいなら
VBAを活用すると、仕事を効率化できる幅を広げることができます。
たとえば私が実際にVBAを活用して効率化してきた作業は以下の記事で紹介しています。
興味がある人は以下の記事もご覧ください。
動画でも解説しています。
エクセルマクロVBAで出来ることを15の事例で紹介|日常業務をラクにするヒントを見つけよう!
(音声が小さいので、ボリュームを上げてご覧いただければと思います)
VBAの勉強方法
私はプログラミング初心者からVBAを勉強を始めて少しずつレベルアップしていきました。
成長の過程は以下で紹介しています。
学習の過程では、意識すべきポイントがあります。
特に独学の場合だと、勉強を優先してしまい、肝心な実践を疎かにしがちです。
私の経験では、実践から逆算した勉強が必要だと考えています。
目指すべきは会社でお金をもらいながら勉強することです。
要はVBAを仕事の一つとして上司に認めてもらうのです。
そうすればわざわざ高いお金を払って勉強をする必要がなくなります。
しかも作業を自動化して、会社やチームに貢献しつつ、自らのスキルアップできます。
そのために必要な考え方を以下で紹介しています。
とはいえ、プログラミング初心者でVBAについて知識ゼロの人もいるはずです。
いきなり会社でVBAで使うことさえ、とてつもなくハードルが高く見えてしまうものです。
その場合は、VBAの基本について学ぶ必要があります。
たとえば車の運転も慣れてしまえば、たいしたことではありません。
しかし教習所で運転の基本を学び、免許を取得することで、公道で運転できるようになります。
VBAも同じです。VBAに免許はありませんが、まずは基本を学ばないことには会社で使えるレベルにはなりません。
実際に私もプログラミング初心者のときは、動画を見たり書籍を読んだりして勉強しました。
今はオンラインの教材で無料で学習できるものも多いです。
上記のリンクでは、私の経験から勉強にオススメの教材を紹介しています。
興味がある人はご覧ください。
VBAを自分で書けるようになる
さて、本記事で紹介したマクロを利用すれば、作業の自動化が可能になります。
しかしデメリットもあります。それはカスタムできないことです。
なぜなら、色々な要望が増えるからです。
この動画を見たとき、「もっと○○ができるのでは?」や「ここはなんとかならないのか」と感じる人は少なくないはずです。
例えば、「他の条件を付け加えたい」や「日付毎に条件を変えたい」といった要望が出るかもしれません。
このような要望を満たすには、マクロを勉強して自力でマクロを編集できるようになる必要があります。
もし、自力でマクロを編集できるようになれば、今より仕事の効率はグッと上がります。
実際、私も自力でマクロを書けるようになってからは、仕事の生産性が一気に上がりました。
他の人が30分~1時間かけて行う仕事が、ボタン一つで終わらせることができるようになったのです。
その結果、周囲からの信頼も増し、仕事で高い評価を得られるようになりました。
ただ、要望に応えるようになるためには、マクロを学ぶ必要があります。
まずは無料でマクロを勉強してみる
ウェブや書籍で勉強すれば、マクロを習得できると考えている人は少なくありません。
しかし、仕事で使えるマクロを習得したいなら、仕事で使える部分に特化した教材で学ぶことをお勧めします。
なぜなら、ウェブや書籍には仕事に関係しない部分まで提供していることが多いからです。
例えば、マクロ初心者なのに配列を学ぼうとする人がいます。実は配列なしでも仕事で使えるマクロを書くことは可能です。
しかし、マクロ初心者ほど「全ての知識が必要だ」と考えて、無駄な学習に時間を使ってしまうのです。詳しくは、こちらの記事で紹介しています。
そこで、私がお勧めするのは仕事に直結するマクロ教材です。とくにお勧めするのは、こちらの無料オンライン動画です。
なぜなら、仕事に直結する部分に絞って、エクセルマクロを学ぶことができるからです。
マクロの作り方・考え方から解説しているので、教材をしっかり学べばここで紹介したマクロをゼロから書けるようになります。
マクロ初心者が、仕事に直結したいマクロを学ぶなら、まずはこちらの無料オンライン動画を試すのがいいです。
興味がある人は、まずは無料でエクセルマクロの勉強を始めてみてください。
もっと学びたいと感じたら、さらに深く勉強をしてみることをお勧めします。