「ワードに興味があるから、ちょっと本でも読んでみよう」と思ったのはいいけれど、どれから読めばいいんだろうと迷っていませんか?
ワードの本や参考書は、たくさん出版されています。しかし、単にワードを勉強すると言っても、初級者、中級者、上級者で、手に取るべき本は異なります。
そこで、初心者のための「ワード機能の使い方」から上級者スキル「ワードマクロVBA」まで、あなたに合わせた本や参考書を紹介します。
目次
あなたはなぜワードを勉強したいのか?
あなたがワードを学びたい!その理由はいったいどんなものでしょうか?
たとえば、以下のようなものはありませんか?
・事務系の仕事に転職する
・ワードを知っておかないと仕事で困るから
・新しい仕事で使うから
・ワードで出来ることを知りたいから
・ワードマクロを使えるようになりたい
あなたがワードを学びたい理由を明確にすることは大切です。なぜなら、理由があいまいだと何を勉強しいいのか分からないからです。
たとえば、ワードを勉強するにしても、コメントや目次の作り方といった初級スキルから、マクロや差し込み印刷といった上級スキルまでさまざまな機能があります。
このとき、何を得たいのかを理解しておかないと、あれもこれも学ぼうとしてしまいます。その結果、何も得られないまま勉強をやめてしまいます。
そうならないようにするには、学びたい理由・動機を明確にすることが大切です。ワードを学ぶ習意欲は、あなたの理由や動機が強く影響します。実際にワードは英語のように難しいスキルではありません。ただし、上達するにはコツコツ学習する必要があります。
動機が明確になれば、ワードの作業一つを覚えるスピードが上がります。まずは、あなたが学びたい理由や動機をもう一度問い直してみましょう。
ワードのamazon売れ筋ランキング、人気、口コミの本
どのような本を選べばいいかわからない場合は、最初に全体概要がつかめる本を選ぶのもいいでしょう。この本がオススメです。
Amazonのカテゴリー別のオススメです。わかりやすくまとまっていて非常に読みやすいです。
もし、もう一つレベルが高い本を読みたいなら、こちらの本をオススメします。練習問題もついているので、理解度を確認しながら学ぶことができます。
初心者向け|ワードの使い方の基本を勉強したいなら
ワードをこれから学びたいと考えているなら、あなたの学びたいことに合わせて選んでみてください。
超初心者なら|ワード本を500円で始める
初心者が手頃な価格で始めたいなら、こちらを読んでみてください。わかりやすい記載で、とても読みやすいです。ただし、ある程度知っている人は、物足りないと感じるでしょう。
イラスト・デザイン・図形から差し込み印刷まで
word文章を見やすくするための「イラスト、デザイン、図形」から上級テクニックである「差し込み印刷」まで一冊で記載されています。ワードについては、この1冊に書いてあることができれば、問題ないでしょう。
もし、あなたがワードを使って経験があるなら、こちらの本もオススメです。ワードを使っていて困った経験があれば、ピンポイントで答えてくれます。
たとえば、文字幅を揃えたいけど、半角や全角スペースで調整できない…といった具体的な悩みがあれば、わかりやすく解決してくれます。
練習問題やドリル
練習問題などでwordを学びたいなら、こちらがおすすめです。
ワードでお絵かきをするなら
お絵かきをしてみたいなら、こちらの本を読んでみてください。
以下、amazonでの商品紹介
動物やお花、静物や風景などの作例をもとに、順を追って丁寧に描き方を紹介。付属CD-ROMには完成作例と、練習ファイルも収録しているので、パソコン初心者や絵心がない方も、迷うことなく作品を完成することができます。
仕事で使えるようになるワードの使い方|ビジネス文書、論文、テンプレート
仕事でWordを使う場面は数多くあります。しかし、Word操作そのものがわからず、苦労することは少なくありません。
たとえば、以下のような資料を作る場合、できるだけ見映えをよくしたり、正しい書式を使ったりする必要があります。
・マニュアル
・論文
・原稿
これらの文章を作るとき、
・文書構造をアウトライン機能による見出しの整理
・目次の自動作成
・文書内リンクの貼り方
を知っておくと、読みやすい文章をカンタンに作成します。
実際に、私もワードで文章を作成するときは、自力で目次を作成していたことがありました。しかし、自動作成する方法を知って、これまでこんなに時間をかけて作成していたのか…と落胆しました。
こういった技はこちらの本で紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
もし、テンプレートがほしいなら、こちらを読んでみてください。ただし、テンプレートはあなたの業務にすぐに活かせるモノではありません。あくまで参考程度です。
たとえば、会社でも部署が異なれば、使うテンプレートが異なります。ましてや、本で紹介しているテンプレートであれば、なおさら想像と異なると考えてください。以下の本を紹介しますが、あくまで参考として利用できる部分を探すものです。
wordの資格(MOS)を取りたいなら
MOSとは、Microsoft Office Specialistの略称で、カンタンに言うと、MOSはエクセルやワードなどのオフィスソフトが使えることを証明する資格のことです。
wikipediaでは、以下のように紹介されています。
Microsoft Office(以下、Office)の基本操作や応用操作ができることを証明する資格で、Officeの各バージョンや各アプリケーションごとに試験科目が分かれている。通常使う上で最低限必要な操作方法は「スペシャリストレベル」。スペシャリストレベルの基礎的な内容に加え、より応用的な操作ができる「エキスパートレベル」の2段階に分かれている(Word・Excel以外はスペシャリストレベルのみ)。(wikipediaより引用。一部改変)
Word(ワード)のMOSの資格には、以下の2種類があります。
・Specialist(一般)レベル
・Expert(上級)レベル
詳細や出題問題は、以下の本で記載されています。
・Specialist(一般)レベル
・Expert(上級)レベル
資格を取得するのは、あまりオススメしない
私としては、このような資格を取得するのは、あまりオススメしません。なぜなら、資格があっても仕事ができるワケではなりからです。たとえば、あなたが仕事を依頼するとき、どちらの人に依頼したいですか?
[Aさん] MOSの資格をもっている人
[Bさん] 実務でワードをバンバン使っている人
私なら、ゼッタイにBさんを選びます。Bさんの方が実績があるからです。たしかに、資格があれば安心できるかもしれません。しかし、資格=本当の力ではありません。
もちろん、資格をもっていれば、就職や転職市場では役立つかもしれません。
ただし、資格さえあれば、仕事ができるようにはなりません。むしろ、資格は仕事を得るきっかけに過ぎません。
また、転職に有利という話も聞きますが、ぜったいに有利になるとは言えません。私が面接官なら、ワードはできて当たり前です。そのため、逆にMOSの資格をもっていることは、ワードの自信がないからこそ、「資格取得をしたのでは?」という印象を与えてしまいかねません。
「資格=仕事ができる」ではありません。そのうえで、資格を上手に利用することをオススメします。
ワードマクロVBAの本
ワードマクロvbaを使えば、仕事をラクになります。実際に私もワードマクロを使っていて、ワードで文書を作成するときは、かなり効率化しています。たとえば、以下のようなマクロを使っています。
・赤字
・太字
・フォント12pt
・Times New Roman
実は、このマクロは[Ctrl] + [Shift] + [A]をショートカットキー設定しています。
つまり、ワードを開いているとき、[Ctrl] + [Shift] + [A] を同時に押すと、選択範囲を、赤字、太字、フォント12pt、Times New Romanに一瞬で変更されます。
文章作成が格段にスピードアップしました。この本には、上記の内容についても記載されています。ぜひ実践してみてください。
まずは、実践して、分からないことをウェブや本で調べる、という流れで学習することをオススメします。
上記で紹介したように、よく行う作業をマクロ化すれば、効率アップできます。この本で紹介しているのは、どれも10行程度でカンタンに作成できます。まずは、この本の内容を実務で試してみるといいでしょう。
マクロの作成方法について、カンタンなモノから作りこんだモノまで、紹介しています。
macでワードを使いたいなら
もし、あなたがMacを使っているなら、こちらの本でワードを学んでみてください。
ワードに限らず、オフィス系のExcel Powerpointなどについても紹介されています。
文書作成ならワードのスキルより論理的な文章を書くスキルが大切
ワードはあくまで文書作成のツールです。そのため、ワードを上手に使うことができても、文章そのものがイマイチだったら、相手に伝えることができません。
しかし、多くの人は、伝わる文章の書き方を知りません。たとえば、伝わる文章とは、「読み手にやさしい」つまり「読む側の立場を考えた文章」ということです。
これが欠けていると、読まれない文章になってしまいます。そこで、文章の作成スキルを向上させる本を紹介します。
初心者にはおすすめです。
こちらの本は、論理的な文章の型が紹介されています。本の文量は薄いですが、内容はわかりやすいです。
この本は、パラグラフライティングの基礎が書かれています。パラグラフライティングとは、論理的に伝える文章の書き方です。
学術論文のキホンとしても使われています。これを知っておくと、伝わる文章を書けるようになります。
この本は、文章の論理(流れ)を読み解くワザが書かれています。伝わる文章を書くための、土台となるスキルを身に付けたい方にはオススメです。
また、問題と解答が付いているので、自分が間違った箇所が分かるので、トレーニングにはもってこいの書籍です。
小論文と聞くと、入試や資格試験の論述問題をイメージされるかもしれません。実は、小論文の書き方は、文章の書き方とつながっています。
エクセルのおすすめ本を知りたいなら
エクセルについても学びたいと考えているなら、こちらの記事で紹介しています。ぜひ合わせて読んでみてください。
パソコンのおすすめ本を知りたいなら
パソコンの使い方を知っているだけで、仕事は一気に早くなります。もし、あなたの仕事が事務や経理であれば、なおさらです。たとえば、ショートカットキーを習得するだけで、仕事の速度は2倍、3倍になります。
本を読むのもイイですが、まずはこちらの記事を読んでみてください。パソコンの使い方についてまとめています。
オススメの本は、こちらので紹介します。
こちらの本はamazonでの評価も高く、オススメです。マウスを使わずPCを操作するための「ショートカットキー」、パソコンの「設定」、PCのフォルダやファイルの「整理術」などを詳しく紹介しています。
こちらの本は、ワード、エクセル、メールでの仕事を速くしたい人向けです。仕事を早くするためのショートカットキーの使い方が詳しく紹介されています。
元マイクロソフトでOffice製品の製品責任者として務めていた方が書いています。「メールを書いただけで、もうランチの時間」「間違った相手に重要なファイルを送ってしまった」「必要なデータを持ってくるのを忘れてしまった…」そんな経験がある方は、この本がオススメです。
これらの本は、読むだけでは習得はムズカシイでしょう。実践しながら、体で習得していくスキルです。本を読んだら終わり!ではなく、読みながら、実践することをオススメします。
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