「ロジカルシンキング(論理的思考)を習得する必要がある」と考えるビジネスパーソンや就活生は少なくありません。実際、論理的思考力を磨けば、説得力のある説明をできるようになります。
しかし、多くの人はロジカルシンキングを学びたい気持ちはあるけれど、「論理的思考を使いこなすのは難しい」や「ロジカルに考えるのは頭のいい人のものだ」と簡単に習得するのは難しいと感じています。
ただこのような悩みは、型を知らないことが原因です。論理的思考力は型さえ身につければ、習得するのは難しいことではありません。
ここでは、東大院卒で海外プロジェクトのリーダーを経験してきた私がロジカルシンキング(論理的思考)のトレーニング方法をお伝えします。今すぐに始めることができて、しかも効果の高いトレーニング方法をお伝えします。
目次
そもそもロジカルシンキング(論理的思考力)とは? 本当の意味や必要性
就職活動や会社勤務だけでなく、社会生活をしていると様々な問題に直面します。たとえば、お客さんへの応対や取引先からの要求への対応です。
こういった課題に直面すると、多くの人は「どうすれば問題を解決できるのか?」と考えます。
しかし、思いつきの案で問題を解決できることはほとんどありません。なぜなら、ロジカルシンキング(論理的思考力)が足りないからです。
思いつきの案ではなく、その案をブラッシュアップして問題を解決できる案に高めるには論理的思考力が必要なのです。
ただ、論理的思考力について正しく理解している人は多くありません。実は、ロジカルシンキングとは画期的なアイデアを見つける思考法ではありません。
実際、多くの人はロジカルシンキングと聞くと、マッキンゼーに代表される有名コンサルティングファームが広めたものをイメージしがちです。しかし、本当のロジカルシンキング(論理的思考力)は意味が異なります。
ロジカルシンキングとは問題解決の思考法ではなく、相手にわかりやすく説明した、相手の発言や意見を理解したりする力なのです。
ロジカルシンキングとは、説明力・理解力である
ロジカルシンキング(論理的思考力)とは、MECEやロジックツリーを使いこなすことではありません。実はロジカルシンキング(論理的思考力)とは、相手に説明したり相手の発言を理解したりする力を意味します。
なぜなら、論理的とは順序良く伝える力だからです。実際に、東大教授の野矢茂樹氏も同様のことを述べています。
「論理的思考力」とか「ロジカル・シンキング」といった言葉がよく聞かれるように、論理とは思考に関わる力だと思われがちである。
だが、そこには誤解がある。(中略) 論理力は思考力そのものではない。
(中略) 論理力とは思考力のような新しいものを生み出す力ではなく、考えをきちんと伝える力であり、伝えられたものをきちんと受け取る力にほかならない。
詳しくは以下の記事で述べていますので、合わせて読んでみてください。
論理的思考を活用して問題解決を行う
抱えている問題を解決するために、多くの人は「何かアイデアが必要だ」と考えがちです。しかし、いきなりアイデアを出そうとする人は、論理的思考力が不足しています。
なぜなら、問題解決のためには根本原因を見つけることが必要だからです。アイデアを出す前に、問題がどこにあるかを理解し原因を解明するのです。
たとえば、「商品の売上が低下しているから、販売機会を増やそう」と考える人がいます。これは、「商品の売上が低下している」という問題を「販売機会を増やす」というアイデアで解決しようとしていると言えます。
そして、飛び込み営業やチラシなどでお客さんとの接客回数を増やすのです。
しかし、これは論理的思考力ができていない人がやることです。なぜなら、「商品の売上が低下している」という問題の原因を「販売機械が少ないから」と考えているからです。
実は、販売機会を増やすのは最初の打ち手ではありません。売上を上げるのに、最初に手をつけるべきは単価を上げることです。
論理的に考えれば、売上=(単価)×(成約率)×(お客さんの数)と分かります。このとき、単価が低い状態で接客回数を増やすとそのうち限界が来ます。一日は24時間しかないからです。
ただ、単価をあげれば話は別です。単価100,000円の商品が10コ売れれば、100万円です。一方で、単価1,000円の商品の場合は1000コ売らないと100万円に到達しません。
このように、単価を変えれば、お客さんの数が1/100で済みます。つまり、時間の制約から抜け出せるのです。
しかし、論理的思考力が低いと、思いつきのアイデアを採用し、単価アップの前に販売機械を増やそうとしていますのです。
このようなは問題がどこにあるかを理解し、原因を解明するための論理的思考力が必要です。
以下では、精度の高い問題解決ができるように論理的思考力を高める方法を紹介していきます。
基礎力|ロジカルシンキング(論理的思考力)の基本力を高める
論理的思考力を高める方法は数多くあります。実際、この記事でも数多くの手法を紹介しています。
しかし、学ぶべきことが多くなるほど、何から身につけていけばいいかを迷ってしまうことも少なくありません。
そこで、まずは論理的思考を身に付けるための基本部分を紹介します。
方法1|MECE|重なりや漏れなく捉える
MECEとは、Mutually Exclusive and Collectivelly Exclusiveの頭文字のことで、ある事象を重なりや漏れなく捉えることです。
論理的に考えるためには、MECEに考えることが基本です。その理由は、見落としをなくすためです。全体像を正確に把握することで、より精度の高い解決策を見いだせるのです。
たとえば、成人女性を「OL」と「主婦」で分類したとします。しかし、実際には成人女性の中には学生やフリーターもいます。また主婦かつOLの人もいるため重なっています。
もし、成人女性には「OLと主婦しかいない」と思い込んで話を進めていくと、学生やフリーターを考慮しない解決策になってしまうのです。
この考えで導出された結果は、正しく解決できる方法とは言えません。そのため、全体像を把握するときは、MECEに考えることが重要であり、基本なのです。
なおMECEには、3つのタイプがあります。
1.「4P」などの要素の分解
2.「PDCA」などのステップ分け
3.「事実と判断」などの対照事項
後述するフレームワークを活用することで、自然とMECEになります。とくに論理的に考えるのが苦手な人は、フレームワークを利用することを意識するといいでしょう。
方法2|フェルミ推定|数値で定量化する
何かを計算したり予測をしたりするときの基本は、フェルミ推定です。フェルミ推定とは、核物理学や量子力学で著名なエンリコフェルミ氏に由来しています。
原子楽団開発におけるトリニティ原爆実験で、空中に紙切れを投げて、落下する神が爆発の衝撃波で吹き飛ばされた距離から爆発のエネルギーを概算したと言われています。
フェルミ推定は、大雑把な計算や仮説を立てるときに使えます。たとえば、数値を含む意見を言うときや、結果につながりそうにないアイデアを除去するときに使います。
実際に私がフェルミ推定を利用していたのは、業務を効率化するときです。作業を仕組み化する提案をする前に、削減できる時間を大まかに予測するのです。
削減効果 =「担当者数」×「短縮される作業時間(資料の受付、資料の探索、質問対応)」×「作業者の時給」
このとき、削減効果が高い仕組み化を採用し、削減効果が低いものは手をつけないようにしていました。
ここでは、業務効率化の提案を例に紹介しましたが、あなたの身近にも数値を扱う場面はあるはずです。
まずは、身近のことを題材として練習してみるのがいいです。たとえば、私が練習でやっていたのはレストランの売上や電車に乗っている人数の概算です。
これらの練習を通じて、疑問に対して数値で考える癖をつけると精度の高い解決策を出すことができるようになります。
方法3|ロジックツリー|考えの構造を掴む
自分の意見をまとめたり相手の発言を理解したりするとき、その構造を掴むと理解しやすくなります。
なぜなら、アイデアは構造になっているからです。例えば、「○○したい」というアイデアをもっているとします。このとき、「○○したい」は結論です。そして、その結論を支える理由があります。
図解すると、以下のようになっています。
このように、考えやアイデアには構造があるのです。もっと理解が進むように以下でダイエットの方法に関するブレインストーミング(アイデア出し)の事例を紹介します。
方法4|フレームワーク|考えを型にはめる
論理的に考えるためには、フレームワークを使うのが効果的です。なぜなら、フレームワークを使えば体系的に情報収集ができるからです。
情報収集をもれなく行うことは簡単ではありません。しかし、考える前にフレームワークを用意しておくと、精度の高い情報集を行うことができるのです。
たとえば、3Cはよく使われるフレームワークです。
3Cとは
Customer:市場・顧客
Competitor:競合
Company:自社
実際、ビバレッジメーカーの成長戦略を考えるとき、3C分析が使えます。
例:ビバレッジ市場の規模や収益性、その他の飲料市場の動向、消費者のニーズ
Competitor:競合
例:競合の状況、競合の強みや弱み、
Company:自社
例:業績、財務状況、強み、弱み
3C以外にも使えるフレームワークは数多くあります。以下に代表例を列挙します。
No | 項目 | 内容 |
1 | SWOT 会社や自分の未来について意思決定を行うための参考にする |
自社の強み、弱み、機会、脅威を分析する Strength(自社・自分の強み) Weakness(自社・自分の弱み) Opportunity(環境の機会) Threat(環境の脅威) |
2 | OATH 顧客の購買熱を見極めるフレームワーク |
1ほど購買熱が低い。4に近いほど購買熱が高い。 1.Oblivious (知らない) 2.Apathetic (無関心) 3.Thinking (考えている) 4.Hurting (痛みを持っている) |
3 | SCAMPER アイデアを量産するフレームワーク |
SCAMPERのチェックリスト 1.転用|他に使い道がないか? 2.応用|応用できないか? 3.変更|何かを変えてみたらどうか? 4.拡大|大きくしてみたらどうか? 5.縮小|小さくしてみたらどうか? 6.代用|代用できないか? 7.置換|入れ替えてみたらどうか? 8.逆転|逆にしてみたらどうか? 9.結合|組み合わせてみたらどうか? |
4 | SMART 目標の作り方で、下記の内容の頭文字を取ったもの。 |
目標を立てるときは、以下の条件を満たすほど良い Specific|具体的、わかりやすい Measurable|計測可能 Agreed upon|同意している Realistic|現実的 Timely|期限が明確 |
5 | iPREP 分かりやすい伝え方のフレームワーク |
人に何か伝えるときは、以下の順番で上から話す interesting|興味付け Point|結論(主張、要点) Reason|理由(解釈、考え) Example|根拠(事例、事実) Point|結論の再確認 |
上記の一部は、以下で紹介しています。ぜひこのまま読みすすめて行ってください。
社内・学校での議論でトレーニング
会社や学校の中で議論する機会は少なくありません。例えば、部署内の会議や就職活動のグループディスカッションでは、人と議論を交わしながらアイデアを進化させていく必要があります。
しかし、会議で発言するのを苦手に感じる人は少なくありません。その理由は、何を話せばいいのか分からないからです。議論についていけなかったり、まとめたりするのに苦手なのです。
ただ、こういった苦手意識はトレーニングで解消することが可能です。ここでは、日常的に開催される議論の中でロジカルシンキングを鍛える方法をお伝えします。
方法5|FOCEP|相手の話を分類する
フレームワーク「FOCEP」をつかって、相手の話を分類してみましょう。これを使えば、相手の意見の何が不足しているかが見えてきます。
FOCEPの項目 | 事例 |
Fact-事実 | 今期の販売数は1万件減った |
Opinion-意見 | 今期の販売数の減少が続くとまずい |
Cause-原因仮説 | 事例-競合の新製品の影響で、販売数が減った |
Evaluation-評価 | 今期の販売数が続けば、この事業は失敗する |
Plan-計画 | 来期の販売数を増加させるには、新製品が要る |
このようなフレームワークを使って、相手の話をカテゴリーわけしてみるといいでしょう。そして、どの部分を補強すれば「より良い提案になるか?」という視点をいれると、議論で活発に意見を言えるようになります。
方法6|iPREP|意見を端的に伝える
iPREPとは分かりやすく話すためのフレームワークです。具体的には、以下の表を見てください。
iPREPの項目 | 説明 | 質問例 |
interesting | 興味付け(この話を聞いてみたいと思わせる) | 提案や意見をするのは難しいですよね。しかし、いい方法があります。 |
Point | 結論(主張、要点) | 人に提案するときは、PREPのフレームワークを使うといい |
Reason | 理由(解釈、考え) | PREPを使わないと、伝える内容がまとまりのないものになってしまうから |
Example | 根拠(事例、事実) | あなたも提案を受けた時、まとまりのない話をされると理解しようとする気持ちがなくなったことがあるはずです。 |
Point | 結論の再確認 | 聞き手は分かりやすい提案だと聞いてくれる |
これを使えば、上司や議論の参加者からの「結局、何がいいたいの?」や「話しが見えないんだけど…」といった反応が減ります。そして「なるほど」や「そうか」といったポジティブな反応に変わります。
慣れない内は、「結論はPです。その理由はRで、そう考えるのは、Eです。だからPです」といった話す型を準備しておきます。
これを意識するだけでも端的で分かりやすい発言が可能になります。
方法7|CLR|意見の正しさを検証する
CLRとは、 Categories of Legitimate Reservationの頭文字をとったものです。論理的に正しいかどうかを検証する質問のことです。
自分や相手の意見が論理的に成立しているかどうかを検証するフレームワークなのです。具体的には以下のとおりです。
CLRで論理の検証をするときの4つの質問
2.言っていることが本当に正しいか?
3.結果と原因のつながりが逆になっていないか?
4.結果を引き起こした原因が不足していないか?
相手の話を、上の4点を質問しながら聞いてみるとよいでしょう。相手の考えを引き出すように質問するのがコツです。
しかし、CLRは質問の使い方に注意が必要です。なぜなら上手に伝えないと、相手を傷つけてしまう可能性があるからです。実際、「それって本当に正しいの?」と聞くと、相手によっては不快に感じてしまうかもしれません。
そのため、相手も尊重しつつ自分の意見を伝える必要があるのです。
上手な伝え方については、この記事に後述しているアサーションという方法を使います。アサーションとは、自分も相手も意見を伝え合うときのうまいやり方です。アサーションも含めて活用してみてください。
方法8|ロジカルプレゼンテーション|分かりやすく伝える
多くの人は意見を伝えるとき、自己流で伝えがちです。その結果、相手にうまく伝わっていなかったり、意見を採用してもらえなかったりします。
しかし、論理的に伝えるためには、正しいやり方があります。ロジカルプレゼンテーションです。
ゴールから逆算して、相手に提案を行う手法です。こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせて読んでみてください。
レポートや報告書作成で使えるロジカルな文章作り
レポートや報告書を作成する上で、文章を書くことに苦戦している人は多くいます。その中でも、「何から書けばいいのか分からない」、「どのように文章を作成すればいいのか分からない」といった悩みはよくあるものです。
こうした課題の多くは、正しい文章作成方法を知らないことが原因です。
そのため、文章を作成しようとしている本人が「何を書けばいいのか」と悩んだり、「作成しても、上司や先生から分かりづらい」と差し戻されたりするのです。
しかし、こういった問題は、論理的に文章を書く方法を学ぶことで解決できます。ここでは、論理的な文章を作成できるようになるためのトレーニング方法を解説していきます。
方法9|ロジカルライティング|文章構造の型を知る
文章を書くときには型があります。この型を意識しないとわかりづらい文章になってしまいます。
そこで、以下に示すロジカルライティングの6構造(型)を使うことをお勧めします。この6個を順番通りに書くと、レポートや報告書が分かりやすくなります。
項目 | 内容 |
[1] 問題 | 「どうしたらいいか?」、「どう考えたらいいか?」と判断に迷うこと |
[2] 解決 | 「こうすれば問題はなくなる」「こう考えれば疑問はなくなる」という策 |
[3] 理由 | 「なぜそう言えるのか」という質問に対して「~だから」という答え |
[4] 説明 | わかりやすく言い換えること |
[5] 事例(データ) | 考えを支えるデータや例をみせること |
[6] 結論 | 伝えたいことを一言でまとめること |
このフレームに当てはめて書くだけで、伝わる文章を書けるようになります。
「何を書けば分からない」と悩んだ場合、まずはこの6つを考えてみることをお勧めします。その習慣をつけておくことで、言いたいことをひねり出すことができるようになっていきます。
もし、要約が必要だったり短く伝えたりする必要がある場合は、以下の3つに絞りましょう。
項目 | 内容 |
[1] 問題 | 「どうしたらいいか?」、「どう考えたらいいか?」と判断に迷うこと |
[2] 解決 | 「こうすれば問題はなくなる」「こう考えれば疑問はなくなる」という策 |
[3] 理由(余裕があれば) | 「なぜそう言えるのか」という質問に対して「~だから」という答え |
とくに、上記の3つをこの順番で伝えれば、端的に意見を伝えることができるようになります。
最初は慣れないかもしれません。なぜなら、あまりに短いからです。そのため、「もっと伝えたほうがいいのでは?」や「ここは伝わっていないのでは?」と不安になりがちです。「
しかし、この6つ(もしくは3つ)を伝えれば十分です。もし、相手が分からないことがあれば質問が返ってきます。
文章には基本的にコミュニケーションなので、何度かやりとりをする前提で小出しにすれば十分です。この方法を使い慣れると、これがもっとも伝わる方法だと分かるようになってきます。
ロジカルライティングについては、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ読んでみてください。
方法10|論理的でない文章を理解する
ロジカルな人から見れば、非論理的な文章かどうかはすぐに分かってしまいます。なぜなら、非論理的な文章はつながりが考えられていないからです。
そのため、以下のような共通する問題や特徴があるのです。
・文章の順番が違う
・余計なことを書く
・まとめがない
・接続詞の使い方が間違っている
上記の5つは、自己流の文章によく見られる特徴です。論理的でない文章を書くと、あなたの意図を相手に理解してもらえないだけでなく、あなたが仕事ができない人という印象を与えてしまいます。
まずは、自分の文章が上記の特徴に当てはまっていないかどうかを確認することをお勧めします。
もし、詳しく知りたい人はこちらの記事を読んでみてください。論理的でない文章に見られる5つの特徴と改善方法について詳しく説明しています。
方法11|接続詞|読みやすさを上げる
接続詞とは、文と文の「のり」の役割です。一つ一つの接続詞には、異なる働きがあります。正しく「のり」は使えば、文と文をきれいにつなげることができるので、読み手がストレスを感じずに読めるようになります。
しかし、「のり」を間違えて使えば、文と文がぐしゃぐしゃにつながってしまい、読みづらくなってしまいます。
たとえば、「しかし」と「ただし」は意味が違います。その違いは以下です。
B. この店はうまい。ただし、高い
この2つの文章は意味が違います。
「Aは、だから行かない」と文が続きそうです。一方で、「Bは、ねえ、どうしよっか?」と文が続きそうです。
このように、しかしは「逆説」を、ただしは「補足」をそれぞれ意味しています。そのため、接続詞の使い方で文章の与える印象がガラッと変わるのです。
他の接続詞も同じです。接続詞を正しく使うことで、分かりやすい文章にすることができるのです。
方法12|So what? / Why so? で文章を見直す
文章を書き終えた後に読み直してみると、うまくつながっていなかったり説明不十分だと気づいたりすることがあります。
そのため見直しをしないと、わかりづらい文章になってしまいます。しかし、文章とはそういうものです。見直す前提で作成することが重要です。
ただ、見直しのときに気をつけることがあります。それは、「不十分な部分はないか?」と探すことです。そのとき、以下の2つの質問が約立ちます。
So what? 「だから、何が言えるの?」
Why so? 「なぜ、そう言えるの?」
この質問をすることで、自分の考えが甘い部分が明確になります。その甘い部分をさらにブラッシュアップして、説得力のある文章にすることができるのです。
上司への提案・部下への説明でトレーニング
日常の業務で、上司へ提案したり、部下へ指示するような機会ってありますよね?そんな何気ない瞬間も、ロジカルシンキングを鍛えるチャンスです。
方法13|絵とグラフで説明する
ロジカルに考えることができる人は、提案の内容を絵に描く習慣を付けています。提案や指示の経緯や流れをストーリーにしましょう。
慣れない内は、空・雨・傘のフレームワークを使うと良いです。
・空を見たら(事実)
・雨が降りそう(解釈)
・傘を持っていく(行動)
この3つを意識して、ストーリーを絵にすると、説得力のある説明ができるようになります。
大切なことは、プロジェクトの最初に全体の絵を作ることが大切です。間違ってもかまいません。途中で改善し、修正していけばOKです。
方法14|上司・部下の質問を予測する
上司や部下の質問は、3タイプに分かれます。
上司や部下の質問のタイプ | 説明 | 質問例 |
Why型 | 物事の原点にこだわるタイプ | その目的や背景は何? |
What型 | イメージが沸くかどうかを大切にするタイプ | 過去に似た事例はある? |
How型 | 具体的にどうやってやるかを気にするタイプ | 期日までに間に合うの? |
上司や部下によって、大きく3タイプに分かれるので、それぞれのタイプに合わせて、質問を予測して、対処を考えておくと、よいトレーニングができます。
方法15|エレベータートーク|端的に言う
エレベータートークとは、15秒でプレゼンができるように端的な伝える話し方や訓練方法を指します。
忙しい相手にたまたまエレベーターで鉢合わせしたときに、エレベーターを降りるまでの短い時間で自分の提案を伝えきることに由来しています。
これは、上記で示したiPREPと関連しています。エレベータートークを具体的に実践するときは、忙しい相手にiPREPの順番でキーワードだけを伝えることを考えます。iPREPについては上述しています。
コツとしては、iPREPで作成した内容をトータル15秒で説明できることです。この訓練をすることで、「この提案では何を言うべきか」が見えてきます。
逆に、上手に説明できない人ほど、長い説明をしてしまいます。挙句の果てには、「結局、何なの?」という質問がきたとき、「うーん」と悩んでしまうのです。
このような人は、頭の中が整理できておらず、iPREPのフレームで物語を考えていないことが理由です。
もし、あなたが「何を言いたいのか分からない」とよく指摘されるのであれば、iPREPの内容を15秒で伝える習慣を付けることをお勧めします。
大切なことは、プロジェクトの最初に全体の絵を作ることが大切です。間違ってもかまいません。途中で改善し、修正していけばOKです。
方法16|ノートの使い方を変える
ノートをメモとして使う人って多いのですが、実は、本当の使い方があります。ノートは、「プレゼン資料」として使うのが本来の姿です。
学校のノートにしても、会社のノートにしても、先生や上司から聞いたことを、ただ書くだけでは、行き当たりばったりでロジカルとは言えません。
ロジカルな人のノートは、相手の話の中で、重要な部分だけを抜き取り、相手の本当に伝えたい所を抑えているものです。
そのため、読み返した後にプレゼン資料になっているのです。方眼ノートは、プレゼン資料を使うのに、とても効率的です。マス目がきっちりしているので、グラフなどの絵を書きやすいからです。
詳しくはこちらの本で紹介されていますので、興味がある方は、読んでみてください。
方法17|ストーリーテリング|話の中に相手を引き込む
プレゼンが上手い人の特徴として、話の中に引き込まれてしまうことがあります。話を聞いている内にワクワクしたり、「次は何を話すのだろう」と興味をそそられるのです。
このようなスキルは才能と思われがちですが、コツをつかめば論理的に相手を引き込むことができます。なぜなら、引き込まれる話には型があるからです。
そのコツには、2つあります。
・ストーリー
比喩とは例え話です。仮に、学ぶだけでは不十分で実践が大切だと伝えたいときがあります。このとき、「実践が大切だ!」と太字にしたり赤字にしたりしても伝わりません。
なぜなら、実践が大切なのは誰も分かっているからです。そこで重要なのが比喩です。「学ぶより実践だ」と伝えるなら、具体的には以下のように伝えるのがお勧めです。
仕事ができるようになるには学ぶより実践のほうが重要です。たとえば、野球でも本を読んだりテレビで観戦したりするだけでは上手にプレーできるようにはなりません。個人練習や練習試合を通じて、少しずつ上達していきます。この記事を読むだけで終わらず、ぜひ行動し、実践してほしいと思います。
野球のような誰もが知っていることを活用して、実践の重要性を伝えるのです。「実践が大切だ!」と太字にするより相手に響きます。
ストーリーも伝え方の重要なコツです。ストーリーとは、ビフォーアフターです。例えば、、「実践が大切だ!」だと伝えるときを考えます。実際に、英語学習で実践の重要性を記載したのは以下のような伝え方がお勧めです。
・TOEIC500で派遣社員年収200万
・英語の教科書で学んでいた
・TOEIC800で転職し年収700万
・英語を実践で使って体で学んだ
上記のような比較をビフォー→アフターの順番で伝えるのです。
比喩やストーリーを使う意図は、相手の頭の中に具体的なイメージをもたせることにあります。具体的なイメージを描いてもらえるような話をすることで、聞く側は自分の過去の体験や経験を思い出すのです。
そうすると、聞く側は頭の中のイメージと説明が一致するため理解しやすいプレゼンになります。
ロジカルな人の心構えをトレーニング
ロジカルシンキング(論理的思考力)はインプットだけで身につくものではありません。なぜなら、実務で使う中で磨いていくものだからです。
たとえば、野球でもルールブックを読んだりプロ野球の試合を見たりするだけでは上手になることはありません。
ロジカルシンキングも同じです。実際に現場で使わないことには、いつまで経っても論理的に考えることはできません。
しかし、いざ論理的思考を試そうと思っても、実務で使うのは難しいものです。論理的に伝えれば、きつい言い方と取られてしまったり、相手の意見を聞いて批判されたと感じたリしてしまうのです。
そこで、論理的思考を実際に試すときの心が前や心得を紹介します。
方法18|PDCA|早さ重視で50%で仕事を進める
無意識に「情報は多ければ、多いほどいい」と考えている人がいます。しかし、情報は7割集まった時点で行動するのお勧めです。その理由は、以下の3つです。
2.一人で考えるより人からアドバイスをもらったほうが早いから
3.そもそも仮説があれば、情報は多くならないから
実際、ロジカルに考えることができる人は、仮説立案→情報収集→仮説検証のステップで仕事や研究を進めます。
そして、このステップを何度も回すのです。これは、PDCAを早く回すのと同じです。
ここでは7割で行動することを提案していますが、この意図は、早く仕事を進めて何度も検証することが重要であるということです。
一つのことに悩んで時間を使うより、早く進めてチームでシェアしていくことが生産的なのです。
仕事が早くなるための方法はこちらの記事でも紹介しています。あわせて読んでみてください。
方法19|意見と評価の分離|批判を受け入れる
論理的に考えることが苦手な人ほど、自分の意見や提案と自分自身の価値をリンクさせてしまいがちです。
たとえば、あなたが上司に提案をしたとします。このとき、上司から「この提案は売上への寄与が低い」と言われたら、どう感じるでしょうか。
論理的に考えるのが苦手なほど、怒ったり落ち込んだりしてしまいます。
しかし、論理的に考えることができる人は、「なるほど、自分の提案は売上への寄与が低かったのか。では、次は売上に寄与する提案をしよう」と考えます。
なぜ、このように考えるかというと、上司からの批判はあなた自身を否定したわけではないからです。提案は仮説であり、その人の価値ではないのです。
つまり、「その仕事は必要ない」と言われたからといって、「あなたは必要ない」と言われているわけではありません。
とくに、上司が論理的なほど上記のような建設的な批判をどんどんしてきます。そのため、相手が建設的な意見を述べているのであれば、素直に受け入れることが大切です。
もちろん、相手を傷つけたり、論理的ではない批判を述べたりする人もいます。そういった場合は、受け入れる必要はありません。
方法20|協力をもらう|時間を有効に使う
ロジカルな人ほどお願いが上手です。なぜなら、自分で出来る事とそうでない事を見極めることができるからです。
たとえば、売上データを解析するとします。もし、部署にデータ分析を得意とする人がいたら、その人にお願いするほうが仕事が早く進むでしょう。
実際、仕事を外注することがあります。それは、餅は餅屋のとおり、得意な人にやってもらうことで、時間を有効に使えるからです。
「自分の時給」>「外注の時給」で考えると分かりやすいはずです。
このように自分の力でやれないと判断したら、できるだけ早く人にアドバイスをお願いしたり、依頼をしたりするほうが大切です。
社内外に、そういった「目利き」の人との関係を構築できる人は、ロジカルな決断をできます。
方法21|目的に立ち返る|そもそもなぜ今やろうとしていることの目的は?
企業で働いたり大学で研究をしたりすると、目的があいまいなまま情報収集する人は少なくありません。
情報収集は必要ですが、目的なしで情報を集めても何も解決しません。たとえば、放浪旅を除いて目的地を決めずに電車やバスに乗る人はいません。
そのため、情報収集に限らず仕事や研究をしているときは「なぜ、これを調べる必要があるのか?」と自分に問いかけることが大切です。
具体的には、「先輩や上司から○○の情報を集めておいてください」と頼まれた場合、「この情報は何に使うためのものですか?」と聞きなおすのです。
また、目的がなく情報収集するのは、ネットサーフィンと同じで、いつまで経っても終わりません。ぜひ、仕事をするときは目的をはっきりさせるようにすることをお勧めします。
方法22|文献調査|これまでのデータを利用する
論理的に物事を考えるとき、過去のデータが使えることは少なくありません。なぜなら、似たようなことを考えたりやろうとしていたりする人がいるからです。
しかし、多くの人は自分で探して新しく作り出そうとします。そのため、大量の時間を使ってしまうのです。
残念ながら、これまでの文献を調査すれば既存の方法を使えることは少なくありません。
文献調査に限らず、少ない努力や労力で使えるものを作ることこそロジカルな人がやることなのです。
方法23|アサーション|自分も相手も気持ちよく意見を言い合う
論理的に伝えることに意識をおくほど、何を伝えるかに集中してしまいがちです。しかし、どのように伝えるかも重要です。
なぜなら、メッセージを受け取る側が不快に感じる可能性があるからです。たとえ、伝えるメッセージが建設的であっても、聞く側は否定されたように感じてしまうことがあるのです。
例えば、Aさんの意見に対してBさんが「Aさんの意見はちがいます。もっと考えてから発表してください」と伝えるとします。
もし、Aさんの意見が本当に間違っていたとしても、この意見をAさんが気持ちよく受け取れるかは話は別です。場合によっては、Aさんは二度と自分の意見を言わなくなるかもしれません。
このように、伝えたいメッセージは正しいけれども、伝え方で損をしてしまうことがあるのです。
そこで、採用したいのがアサーションと呼ばれるテクニックです。アサーションとは、自分も相手もお互いがフェアに主張しあうことを指します。
具体的には、Iメッセージを意識して伝えるのがコツです。Iメッセージは「私は」と主語にして相手に伝える方法です。
たとえば、相手の意見が間違っていると感じた時は、「私はその意見は間違っていると思うので、訂正したほうがいいと思います。なぜなら~です」と伝えるのです。
逆に、「その意見は間違っているので。訂正しなさい」と伝えるのは、youメッセージです。命令文はyouメッセージになっていることが多いです。具体的には、以下の表をみてください。
youメッセージ | Iメッセージ |
訂正しなさい | 私は訂正した方がいいと思います。 |
それでは分からないよ | 私はもう少し分かりやすく伝えてもらえると嬉しいです。 |
それは無理 | 私の今の状態では、対応は難しいです。 |
上記のように伝えると、相手が素直に受け取れるようになります。
ただし、伝え方には言葉のチョイスだけではありません。非言語のメッセージも大切です。
もし、Iメッセージでも怒った顔で伝えれば相手は不快に感じることもあります。また、体の向きが伝える人に向いていない状態で伝えても、相手に本気度は伝わらないものです。
このような非言語のメッセージとあわせて、Iメッセージで主張するのがコツです。
方法24|論理的思考力を高めるのにおすすめの本や書籍を使ってトレーニング
ロジカルシンキングを高めるために読んでおきたい書籍をオススメ5冊を紹介します。
ロジカルシンキング初心者向け
ロジカルシンキングを聞いたばかりの初心者には、まずはマンガをオススメします。なぜなら、分かりやすく理解しやすいからです。たとえば、日本史や世界史といった科目では漫画を読むことで理解を早めることができます。
これは、ロジカルシンキングを学ぶときも同じです。初心者だったり知識が少なかったりする場合は、漫画からスタートしてロジカルシンキングの全体像を掴むことをおすすめします。
漫画本を足掛かりにして、読み応えのある本にチャレンジしていくのがいいです。
パズル問題による論理的思考力アップもおすすめのトレーニング方法です。なぜなら、自分でアウトプットすることで理解が高まるからです。
例えば、受験勉強でも教科書だけ読んでいては問題を解けるようになりません。自ら考えアウトプットして学びが深まっていきます。
ただ、ロジカルシンキングに慣れていないうちは、難しい問題にチャレンジすることはおすすめしません。挫折の原因になるからです。
そのため、初心者にも始めやすいパズル問題の書籍はおすすめの方法と言えるのです。
論理的思考力を高める問題集で本格トレーニング
ロジカルに考える力を磨いたりレベルを測ったりするには、この書籍がおすすめです。
基礎を学ぶとき、最初に座学を学ぶのは王道の勉強法です。なぜなら、論理的思考力の型を学ぶことができるからです。
例えば、英語や数学を勉強するときも、教科書や問題集が基本です。論理的思考力も問題を解きながら順に読み進めれば自然に身についていきます。
実際、クリティカル・リーズニングはGMAT(ビジネススクールへの入学に必要な試験)でも出題範囲の一つとされます。
このように、クリティカルリーズニングを学ぶことで論理的思考力を基礎から高めることができます。
また、実際のGMATの試験問題のCritical Reasoningのパートを勉強するのもお勧めです。
論理的思考力が高い人は、相手の意見を整理したり自分の発言を端的に伝えたりできます。それができる理由は、意見を構造化できるからです。
例えば、論理的思考力が高い人は相手の発言を聞いて「主張」を見抜き、「主張」を支える「論拠1」「論拠2」「論拠3」のつながりを見極めることができるのです。
こういった力は、トレーニングで磨くことができます。紹介している本は、文章の論理(流れ)を読み解くためのコツが数多く紹介されています。
問題と解答が付いているので、自分が間違った箇所が分かるので、トレーニングにはお勧めです。
この本の例題を全問2,3回解けば、自ずと論理的思考力を高めることができます。実際、私もトレーニングをしたおかげで論理的思考力を鍛えることができました。
実務で使いこなしたい方にオススメ
ロジカルシンキングは、問題解決の手法の一つです。しかし、実際は問題解決より問題発見のほうが重要です。なぜなら、問題発見を間違えたら解決したときの効果が低くなるからです。
たとえば、「CDをどうやって売るか?」という問題解決するとします。しかし、これは問題発見を誤っています。なぜなら、Youtubeの存在がありCDは売れないからです。
つまり、「CDをどのようにして売るか」を考えてしまった時点で、解決したときの効果(売上アップなど)は低くなってしまうのです。
この本は、このような課題(イシューと呼びます)の大切さを詳しく解説しています。
問題解決の手法を解説している本や多数ありますが、問題発見についてわかりやすく伝えている書籍は少ないためおすすめです。
方法25|他の分野を使ってトレーニング
他の分野を学ぶことで、ロジカルシンキングを学ぶことができます。
何かを学ぶときは、その分野の法則を学ぶ必要があります。その法則を学ぶことで、考え方の原理・原則を学べます。以下に紹介するのは、スキルを習得できる上に、ロジカルシンキングを学べるので、オススメです。
プログラミングを学ぶ
誰もが一度は使ったことがある「エクセル」を使って、無料でプログラミングの勉強ができます。普段つかっているエクセルには、エクセルマクロという機能があります。それを使って、プログラミングを学ぶことができます。
興味がある方は、こちらでエクセルマクロの記事がありますので、合わせて読んでみて下さい。
英語を学ぶ
英語とロジカルシンキング?と思われるかもしれません。
しかし、英語を学ぶことは、ロジカルシンキングのスキルを高めることにつながります。というのも、英語のライティングは、パラグラフライティングをベースにしており、ロジカルに文章を書くことをトレーニングできるからです。
英語は、企業でも、その重要性が認識されているので、ぜひ習得することをオススメします。
こちらのサイトで、英語の学び方について紹介していますので、ぜひ合わせてよんでみてください。
補足|セミナーや研修でトレーニング
論理的思考力を学ぶには、セミナーに参加するのも策です。以下に論理的思考力を高めることができるセミナーを紹介します。
元マッキンゼーの大前研一氏が代表を務める会社(BBT)が運営するセミナーです。ロジカルシンキングの講座はもちろん、さまざまな問題解決のトレーニング講座あります。
グロービスという社会人スクールでは、クリティカルシンキングの授業を開講しています。クリティカルシンキングは、ロジカルシンキングと言葉は違いますが、ほとんど意味は同じです。
トレーニングすれば身に付く
ここまで、ロジカルシンキングを鍛える方法について紹介してきました。しかし、これらを知っただけでは、ロジカルシンキング(論理的思考力)が高まることはありません。
なぜなら、ロジカルシンキングは磨いていくものだからです。そのため、コツコツ練習する必要があるのです。例えば、スポーツでも上達するには日々の練習が必要です。
実際、プロも毎日練習しています。それくらい日々の練習は重要なのです。
今あなたがロジカルシンキングに苦手意識をもっていても、あきらめることはありません。むしろ、問題意識をもっていることは、すばらしいことです。
大切なのは、現状を認識し実践するかどうかです。トレーニング次第で、いくらでも身に付けるのが、ロジカルシンキングです。ぜひここで紹介した方法を実践して、ぜひロジカルシンキングの習慣を付けていきましょう。