「エクセルのデータを順番に並べ替えたい!」
「1対1で入れ替えるのではく、並んでる順番を逆にしたい」
「いつもコピペでちまちまやってるけど、なんとかしたい」
ということはありませんか?
この記事では、企業でパソコン講師を務めた私が、エクセルのデータを並び替える3つの方法をお伝えします。
今すぐに並び替える方法から、自動で行う方法・並び替えのコツまでお伝えしていきます。ぜひ読んで、実践してみてください。
目次
今すぐ並び替えたい|エクセルの「並び替え」機能
データの「並び替え」の方法が分からないとき、「並び替え」の条件が単純なときは、この方法を利用しましょう!
やり方はこちら
2.「データ」をクリック
3.「並べ替え」をクリック
(並び替えのダイアログが表示される)
4.「レベルの追加(A)」を選択
5.並び替え条件を選ぶ
6.OKをクリック
以下に、図解します。
2.「データ」をクリック
3.「並べ替え」をクリック
3でクリックしたら、並び替えのダイアログが表示される
5.並び替え条件を選ぶ
-値(数字)で並び替えたいなら
・昇順:値の小さい順に並べる
・降順:値の大きい順に並べる
-文字列で並び替えたいなら
・五十音順
・アルファベット順
などの条件を選択して、並び替えを行う。
6.OKをクリック
並び替えが完了
もし、複数の条件を設定したいときは5.並び替え条件を選ぶで「レベルの追加」をクリックして、優先順位を指定しましょう。
「並び替え」を行ったあと、範囲を間違えたら、元に戻す[Ctrl + Z]のショートカットキーを使用しましょう。すぐに並び替える前に戻れます。
エクセルの行や列を入れ替えたい|ショートカットキーでサクッと
並べ替える行や列が少ないなら
ショートカットキーを使って、サクッと並べ替えましょう。並べ替えはマウスは不要でキーボードだけで出来ます。
行を入れ替える|一連の動作をショートカットキーで行う方法
やり方はこちら
(半角モードにしておくこと、全角だと選択できない)
[2] 入れ替え元の行全体をコピー:Ctrl + C
[3] 矢印で移動して、入れ替え先の行に移動
[4] 入れ替え先の行を選択:Shift + Space
[5] 貼り付け:Ctrl + V
[6] 不要になった行を選択:Shift + Space
[7] 選択した行を削除:Ctrl + –
以下に、図解します。
列を入れ替える|一連の動作をショートカットキーで行う方法
やり方はこちら
[2] 入れ替え元の列全体をコピー:Ctrl + C
[3] 矢印で移動して、入れ替え先の列に移動
[4] 入れ替え先の列を選択:Ctrl + Space
[5] 貼り付け:Ctrl + V
[6] 不要になった列を選択:Ctrl + Space
[7] 選択した列を削除:Ctrl + –
図解しませんが、「行の入れ替え」で紹介した「ショートカットキーが列を選択するバージョンに変わった」だけです。
ショートカットキーはエクセルを含めたパソコン作業の基本!
ショートカットキーは地味に見えますが、あらゆる作業を早めるベースになります。実際、マウスを使っていると、ショートカットキーを使うと、作業が2,3倍に早くなります。マウスに慣れていると、あまり実感がないかもしれませんが、エクセルを含めたパソコン作業には、マウスはオススメしません。
マウスで作業を進めると、ファイルやフォルダを探すのに時間がかかります。それだけではありません。肩こりや目の疲れにもつながり、仕事への集中力がどんどん落ちてしまいます。結果、作業がはかどりません。
ショートカットキーについては、こちらの記事で紹介していますので、あわせて読んでみてくださいね。
ショートカットキーを含め、エクセル操作には正しい操作方法や使い方があります。これを習得すれば、あらゆる仕事で重宝します。もし、あなたがエクセル操作のスキルを学びたいなら、こちらの無料動画で学ぶことをオススメします。本に載っていない情報も公開されていますので、ぜひ学んでみてくださいね。
エクセルの行と列を入れ替える|「簡単な方法」と「連動させる方法」
エクセルと行と列を入れ替えたいときってありますよね!
そんなときの方法を2つ紹介します。手作業でカンタンに行う方法と、値を連動させる方法です。
簡単にサクッと!ショートカットキーで入れ替える
やり方はこちら
[1] 入れ替え元の列をコピー:[Ctrl] + [C]
[2] 入れ替え先の先頭のセルを選択:矢印キー
[3] 形式を選択して貼り付け:[Ctrl] + [Alt] + [V]
[4] 行列を入れ替える(E)のチェックボックスをON:[E]
[5] OKをクリック
以下に図解します。
連動したいなら!関数で入れ替える
関数で入れ替えるのは、少し難しい操作が必要です。ただし、メリットとして作業が省ける場合があります。
関数を使う場合のメリットをカンタンに紹介します。
[表1]の値が変更になれば、[表2]の値も手作業で変更する必要があり
・連動させる方法の場合
[表1]の値が変更になれば、[表2]の値が自動で変更されます。
つまり、[表2]を手作業で変更する手間がありません。これがメリット
それでは、関数で連動させる方法を紹介します。
入れ替え先が「縦4×横5」の理由:元の表が縦5×横4なので、縦:横の比を入れ替えた
[2] 入れ替え先が選択された状態で =transpose(A1:D5)と入力
この事例では、(A1:D5)だが、(入れ替え元の表の範囲)が入る
[3] [Ctrl] + [Shift] + [Enter] を同時押し
注意:[Enter]のみを押すと失敗します
以下に図解します。
何度も並び替えするのはイヤ!|マクロで自動化する
いつもの仕事で「並び替え」をしないといけない場合は、マクロで自動化しましょう!仕事がグッとラクになりますよ。
1.並び替えしたい範囲を選択
2.マクロを実行する
コードはコチラ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 |
Sub narabikae() Dim c1, c2 As Long Dim rg As String c1 = Selection.Row c2 = Selection.Column rg = Selection.Address ActiveSheet.Sort.SortFields.Clear ActiveSheet.Sort.SortFields.Add Key:=Range(Cells(c1, c2).Address), SortOn:=xlSortOnValues, Order:=xlAscending, DataOption:=xlSortNormal With ActiveSheet.Sort .SetRange Range(rg) .Header = xlYes .MatchCase = False .Orientation = xlTopToBottom .SortMethod = xlPinYin .Apply End With End Sub |
注意点
・選択している範囲でもっとも左にある列を昇順で並び替えるコードです。
ですので、必要に応じて、ご自身で、アレンジして使ってみてください。
もし、マクロの設定方法が分からない…という場合には、
こちらの記事で、「マクロの設定方法」と「マクロをショートカットキーに組み込む」を合わせて紹介しています。マクロをショートカットキーに組み込むことで、一瞬で並び替えを実行できるようになります。
ぜひ試してみてください。
行や列を並び替えするときの3つのコツ
並び替えをするときに、コツを紹介します。これを覚えておくと、並び替えの操作がグンとラクになります。
並び替え前の状態に戻せるようにしておく
いろいろな条件で何度も並び替えを行うと、最初の状態に戻すのが難しくなることがあります。
ですので、並び替え前に、数字の連番をつけておきましょう。
これをしておくと、連番をつけた列で「並び替え」て、すぐにもとの状態に戻れます。
セルの結合はしないこと
並び替えの対象となる範囲に、結合したセルが含まれていると
この操作を行うには、すべての結合セルを同じサイズにする必要があります。
とエラーが出る場合があります。
この場合、結合したセルを解除すれば、エラーなしで、並び替えができるようになります。
「並び替え」の範囲に空白セルをいれない
並び替えの範囲に空白セルがあると、正常に並び替えが実行されない場合はあるので、注意しましょう。
エクセル仕事を効率よく進めたいなら
いかがだったでしょうか?
データの並び替えをスムーズにやることができれば、仕事が一気にラクになります。「並び替え」作業が多い場合は、エクセルマクロでの自動化をオススメします。ぜひ調べて試してくださいね。
もし、エクセル作業を効率よく進めたいなら、正しい方法で学ぶことが大切です。本などでも勉強できますが、もっともオススメなのは無料で学べる動画です。もし、エクセルのスキルを学ぶならこちらの動画で学んでみてください。
あなたがエクセルマクロについて、もっと知りたいのであれば、コチラの記事がオススメです。ぜひあわせて読んでみてください。
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